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2. IBM Event Streamsのインスタンス作成方法

Last updated at Posted at 2024-01-22

前回の記事の続きです。

本記事ではIBM Event Streamsのインスタンス作成方法を記述します。

  1. IBM Event Streamsのインストール方法
  2. IBM Event Streamsのインスタンス作成方法(←本記事)
  3. IBM Event StreamsのWebUIへのログイン方法
  4. IBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方
  5. IBM Event StreamsのGeoReplicatorの構成方法
  6. IBM Event Streamsへの接続情報の確認方法

前提

  • IBM Event Streams Operatorがインストールされていること

まだの方は1. IBM Event Streamsのインストール方法を参照ください。

IBM Event Streamsのインスタンス作成方法

  1. OpenShiftクラスターにログイン

    oc login --token=<your-token-here> --server=<api-server-url>
    
  2. projectの作成

    IBM Event Streamsをインストールするためのprojectを作成します。

    今回はes-appという名前のprojectを作成します。

    oc new-project es-app
    
  3. Image pull secretの作成

    IBM Event Streamsを構成するイメージは、IBMのイメージレジストリ(cp.icr.io)から取得されます。

    こちらのイメージレジストリからイメージをpullするためのSecretを作成します。

    3-1. entitilement keyの取得

    こちらの手順を参照し、entitlement keyを取得してください。

    3-2. Image pull secretの作成

    IBM Event StreamsをインストールするprojectにImage pull secretを作成します。

    oc create secret docker-registry ibm-entitlement-key \
        --docker-username=cp \
        --docker-password=<your entitlement key here> \
        --docker-server=cp.icr.io \
        --namespace=es-app
    
  4. IBM Event Streams インスタンスの作成

Installed OperatorからIBM Event Streamsをクリック
スクリーンショット 2024-01-18 13.27.40.png

4-1. IBM Event Streamsのインスタンス作成画面へ

Event StreamsタブからCreate EventStreamsをクリック

※projectがIBM Event Streamsインスタンスを作成したいprojectになっていることを確認してください。(今回はes-app)

スクリーンショット 2024-01-18 13.26.22.png

4-2. スターターテンプレートを選択

YAML viewを選択して、Samplesから2.Development SCRAMTry itをクリック

SamplesではIBM Event Streamsインスタンスのスターターテンプレートを複数用意しています。

それぞれのスターターテンプレートの定義はこちらの公式ドキュメントを参照ください。

スクリーンショット 2024-01-18 13.34.48.png

4-3. インスタンス名とLicense情報を入力

Form viewを選択し、Name及びLicenseの項目を入力します。

YAML viewからでも同様の項目を編集できますが、今回は入力しやすさのためForm viewから入力を行っています。

NameはIBM Event Streamsインスタンスの名前になります。

Licenseには正しいライセンス情報を入力してください。詳しくはこちらを参照ください。

スクリーンショット 2024-01-18 14.25.55.png

4-4. Kafka ClusterとZooKeeperの設定

Kafka BrokerStorage Typeを設定します。

今回はKakfa ClusterのBroker数は3、BrokerにアタッチするStorage TypeはEphemeral、ZooKeeperも同様にStorage TypeはEphemeralを指定します。

※BrokerやZookeeperのデータを永続化したい場合は、Ephemeralではなく、Storage Classを選択して、ストレージをアタッチするようにしてください。

スクリーンショット 2024-01-18 14.28.17.png

4-5. IBM Event Streams インスタンスの作成

Createボタンをクリック

スクリーンショット 2024-01-18 14.29.07.png

4-6. ステータスの確認

Createボタンをクリック後、IBM Event Streamsインスタンスが作成されます。

スクリーンショット 2024-01-18 14.29.48.png

(任意)Podの一覧を確認すると、ZookeeperのPodなど必要なPodが順次立ち上がってきていることが確認できます。

スクリーンショット 2024-01-18 14.30.31.png

スクリーンショット 2024-01-18 14.32.30.png

ステータスが✅Readyになっていてれば作成完了です。

スクリーンショット 2024-01-18 14.55.34.png

以上で、IBM Event Streamsインスタンスの作成は完了です。

Tips

IBM Event Streamsのマニュフェストファイルの各項目定義は、Schemaからドリルダウンして確認することができます。

より細かく設定をしていく場合には、こちらから項目定義をご確認いただくと便利かと思います。

スクリーンショット 2024-01-18 15.03.20.png

終わりに

本手順では、IBM Event Streamsのインスタンスの作成方法を記述しました。

次回は3. IBM Event StreamsのWebUIへのログイン方法を記述予定です。(随時作成中なので、しばらくお待ちください。)

不備不足等ございましたら、ご指摘いただければと思います。

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