はじめに
プロジェクトやPoCでIBM Event Streamsの導入や設定をする機会がありましたので、その際に調べた手順や方法をまとめておきます。
本記事でまとめている情報は全て以下の公式ドキュメントに記載がありますので、最新の情報やアップデートについては以下をご参照ください。
一度に全て書くと長くなってしまいますので、以下のような複数の記事に分けて記述します。
- IBM Event Streamsのインストール方法(←本記事)
- IBM Event Streamsのインスタンス作成方法
- IBM Event StreamsのWebUIへのログイン方法
- IBM Event Streamsのサンプルアプリケーションの使い方
- IBM Event StreamsのGeoReplicatorの構成方法
- IBM Event Streamsへの接続情報の確認方法
IBM Event Streamsとは
IBMが提供しているApache Kafkaのディストリビューションです。
詳しくは以下をご参照ください。
前提
IBM Event StreamsはCloud版も提供されておりますが、コンテナとして任意のコンテナプラットフォーム(k8s/OpenShiftなど)上で動かすことができます。
本記事では、OpenShift上でIBM Event Streamsを構成します。
バージョン
- OpenShift v4.14
- IBM Event Streams Operator v3.3
IBM Event Streamsのインストール方法
IBM Event StreamsはOperatorを使用してインストールをすることができます。
本記事ではOpenShiftにIBM Event StreamsのOperatorを導入する手順を記述します。
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OpenShiftクラスターにログイン
oc login --token=<your-token-here> --server=<api-server-url>
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IBM Event StreamsのCatalogを追加
以下のYamlファイルを使用して、CatalogSourceを作成します。
catalog-source.yamlファイル)
apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1 kind: CatalogSource metadata: name: ibm-operator-catalog namespace: openshift-marketplace spec: displayName: "IBM Operator Catalog" publisher: IBM sourceType: grpc image: icr.io/cpopen/ibm-operator-catalog updateStrategy: registryPoll: interval: 45m
oc apply catalog-source.yaml
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IBM Event Streams Operatorをインストール
Operator HubからIBM Event Streams Operatorをインストールします
3-3. IBM Event Streams Operatorをインストール
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インストール完了
View Operator
ボタンでOperator画面を表示できます。
以上で、IBM Event Streams Operatorのインストールは完了です。
終わりに
本手順では、IBM EventStreamsのインストール方法を記述しました。
次回は2. IBM Event Streamsのインスタンス作成方法です。
不備不足等ございましたら、ご指摘いただければと思います。