kintone プラグインを活用したアプリ作成例
今回は、rex0220 stores の中で、人気の高い下記プラグインを使ったカスタマイズ例をご紹介します。
それぞれプラグイン個別の紹介例はありますが、複数のプラグインを活用した例がありませんでした。
営業管理アプリの構成
顧客情報アプリ、施設情報アプリ、営業管理アプリからなる構成とします。
それぞれのアプリは、ルックアップで関連付けられます。
施設情報アプリと営業管理アプリには、顧客情報アプリの項目がルックアップ設定でコピーされます。
タブ表示プラグイン
項目が多いと縦長になりがちですので、タブ表示プラグインで表示項目を切替えます。
顧客情報アプリのタブ表示例です。
タブ表示設定は、タブ名と表示する行数(1行・グループ・テーブル単位)を指定するだけです。
ルックアップの親子孫問題
ルックアップ機能には、ルックアップ元(親)の情報が変更されても、ルックアップ先(子)にコピーされた情報が更新されない問題があります。
このルックアップ問題の対策として、ルックアップ先更新プラグインを使います。
ルックアップ先更新プラグインは、ルックアップ先を自動更新してくれます。
しかし、下記の顧客情報アプリと営業管理アプリのようにルックアップの情報が3階層(親子孫)まで連携すると、ルックアップ先更新プラグインでも対応できません。
JavaScript カスタマイズでも3階層だと処理が複雑です。
対策としては、営業管理アプリで、大元の顧客情報をルックアップを設定することにより、すべて親子関係にします。
顧客情報アプリでルックアップ先更新プラグインを設定すると、顧客情報を更新時に施設情報アプリと営業管理アプリが自動更新されます。
ルックアップ先更新プラグインの設定と更新実行画面
設定は、ルックアップ項目の一覧から更新対象を選択するだけです。
レコード更新を行うと、ルックアップ先更新プラグインの更新状況が表示されます。
アクション機能によるレコード登録とルックアップ自動取得
アクション機能で、レコード登録を行う場合、ルックアップを手動で取得しなければなりません。
ルックアップ自動取得プラグインを使うと、自動でルックアップを取得してくれます。
ルックアップ数が多いアプリでは、登録効率に影響します。
新規レコード登録とルックアップ選択条件プラグイン
標準のルックアップ機能では、「顧客番号で指定された顧客の施設レコードのみ表示する」などの他項目の値による絞り込みが出来ません。
ルックアップ選択プラグインによって、簡単に他項目によるデータ選択が出来ます。
最後に
プラグインを使うと、高度なカスタマイズが容易にできます。
用途に合わせて、いろいろなプラグインが各社から公開されていますので、ぜひお試しください。