kintone 標準機能では、ルックアップ項目の値を変更した場合、ルックアップ参照しているアプリのレコードは、更新されません。
RDB データベースで、テーブル結合した場合と異なり、ルックアップ機能は値のコピー機能です。
しかし、データベースとして使用する場合は、マスターの最新データを反映したい要望が多いです。
このプラグインは、ルックアップ先更新処理を簡単に設定して、更新できます。
複数アプリがルックアップ対象でも、対象アプリを順次更新します。
- 更新条件指定機能
- 一覧画面で、一括ルックアップ先更新機能(PCのみ)
- APIトークン対応
- PC・スマホ対応
stores で、販売中です。
※ Ver.25
・プラグイン設定画面のデザイン変更対応
・プラグイン設定に、「ルックアップ先アプリ検索」機能を追加
プラグイン初期設定時は、全アプリを検索してルックアップ先アプリを自動検索
2回目以降のプラグイン設定時は、前回設定時のルックアップ先アプリを表示
対象アプリが増えた場合、「ルックアップ先アプリ検索」を実行してください
・プラグイン設定に、「説明」設定機能を追加
・プラグイン設定に「対象項目変更時のみ更新」設定を追加
チェック時に、ルックアップ関連項目を変更時にレコード更新処理実行
チェック時に、更新確認ダイアログに、更新対象アプリのみ表示
※一覧画面の一括更新時は、これまで通り無条件に更新処理を実行
ルックアップ先アプリでコピー項目を変更した場合は、プラグイン再設定が必要
・プラグイン設定のルックアップ先項目に、コピー項目表示を追加
・DIC, DIC_ITEM, DIC_DEL, DIC_EXISTS, DIC_KEYS, DIC_COUNT, DIC_ASSIGN 関数追加
・プラグイン設定画面で、設定情報読み込みのエラー発生時にエラー内容を表示
・Ver.12 以前に設定されたプラグイン設定情報の読み込み時のエラー対応
ルックアップ先更新プラグイン
編集画面で「保存」後に、ルックアップ先更新処理が実行されます。
また、詳細画面でプロセス管理のステータスを変更時に、ルックアップ先更新処理が実行されます。
更新処理中、処理件数が表示されます。
プログレスバーとアプリ別件数表示されます。
更新処理中に、画面を閉じたり、別ページに移動すると更新処理が中止されます。
スマホ対応
スマホでレコード変更を行った場合も、ルックアップ先更新処理が実行されます。
1万件のレコード更新可能
対象アプリ10本でも更新可能
プラグイン設定画面
ルックアップの項目値変更に対応
ルックアップのキー項目変更にも対応しています。
ルックアップデータ削除のエラー
ルックアップ先アプリのレコード状況により、更新エラーが発生する場合があります。
ルックアップのデータ削除した場合、該当レコードのエラーを訂正してください。
ルックアップ設定変更によるエラー
ルックアップ先アプリの画面設定変更により、更新エラーが発生する場合があります。
ルックアップ設定を変更した場合、プラグイン設定画面で再設定してください。
一覧画面での編集機能
一覧画面での「ルックアップ先更新」機能
プラグイン設定により、一覧画面に「ルックアップ先更新」ボタンを表示できます。
一覧画面で表示対象のレコードについて、まとめてルックアップ先更新を実行できます。
※対象レコードは、最大 2,000件です。2,000件以上の場合は、対象レコードを絞ってください。
REST API の1日当たりの回数制限(1万件/日)を超えないように調整してください。
プラグインの追加
設定画面
初期設定時、設定画面を開くと全アプリを検索し、ルックアップ参照しているアプリを取得します。
2回目以降は、前回取得したルックアップ参照しているアプリを表示します。
- 「ルックアップ先アプリ検索」
- ルックアップ参照しているアプリが追加された場合は、「ルックアップ先アプリ検索」をクリックしてください
- 「対象項目変更時のみ更新」
- チェック時に、ルックアップ関連項目を変更時にレコード更新処理実行します
- ルックアップコピー項目が追加・削除された場合、プラグインの再設定が必要
更新対象とするアプリを選択して、「保存する」をクリックします。
「ルックアップ先アプリ検索」の実行例
ルックアップ設定チェック
「値の重複を禁止」の設定
ルックアップ先更新を行うには、ルックアップのマスター側の項目の値がユニークキーとなっている必要があります。
例えば、担当者名に同じ名前のデータが複数登録されているとルックアップされた値がどちらのレコードか判断できません。
※ルックアップ選択時は、マニュアルでどちらかのレコードを選択していますが、レコード登録後はどちらのレコードかわからなくなります。
対応としては、下記のように担当者名の「値の重複を禁止する」を設定します。
なお既存レコードに値の重複がある場合は、あらかじめ重複を解消してください。
また、「値の重複を禁止する」を設定できないようなケースでは、ルックアップ項目を変更する必要があります。
更新条件
更新対象レコードの条件を指定します。
「編集」ボタンをクリックすると、更新条件のダイアログが表示されます。
更新先アプリの項目と条件を指定します。条件値には、計算式が指定できます。
※計算式には、計算式プラグインの計算式が使用できます。
APIトークンの指定
ユーザーに更新先アプリの参照・更新権限を付与できない場合に、APIトークンを指定して更新することが出来ます。
自アプリのAPIトークンと更新先アプリのAPIトークンの指定を行います。
1: 自アプリのAPIトークン。レコード閲覧権限が必要
2: 更新先アプリのAPIトークン。レコード閲覧・レコード編集権限が必要
- API トークンのテスト
APIトークン入力エリアの右のボタンをクリックして、内容をチェックできます。
※テストは、対象アプリのレコード取得のみ
APIトークンの生成方法
APIトークン生成後、アプリ更新まで行ってください。
1: 自アプリのAPIトークン。レコード閲覧権限を付与
2: 更新先アプリのAPIトークン。レコード閲覧・レコード編集権限を付与
ボタン別設定
一覧画面で「ルックアップ先更新」ボタンを表示する場合に、チェックします。
ボタン名を変更する場合は、名称を変更します。
「ルックアップ先更新」ボタンを表示する一覧を指定します。
権限設定
「ルックアップ先更新」ボタンを表示するユーザー・組織・グループ(ロール)を指定します。
注意事項
- 更新処理中に、画面を閉じたり、別ページに移動すると更新処理が中止されます。
- レコードを削除された場合、本プラグインではエラーになりません。
- 既に、JavaScript によるカスタマイズを行っているアプリの場合、処理が競合して、エラーになる場合があります。その場合は、該当するアプリでプラグインの使用を中止してください。