kintone 標準機能では、ルックアップ項目の値を変更した場合、ルックアップ参照しているアプリのレコードは、更新されません。
RDB データベースで、テーブル結合した場合と異なり、ルックアップ機能は値のコピー機能です。
しかし、データベースとして使用する場合は、マスターの最新データを反映したい要望が多いです。
このプラグインは、ルックアップ先更新処理を簡単に設定して、更新できます。
複数アプリがルックアップ対象でも、対象アプリを順次更新します。
- 更新条件指定機能
- 一覧画面で、一括ルックアップ先更新機能(PCのみ)
- APIトークン対応
- PC・スマホ対応
stores で、販売中です。
※ Ver.26
・DIC_MAP 関数を追加
・EV_INFO 関数に、appId オプション追加
・APP_URL, LOOKUP_GETID, RELATED_GETID 関数追加
・TABLE_DATA, TABLE_MAP, TPDIC 関数追加
TABLE_DATA(TABLE_MAP(テーブル1,
TPDIC("ドロップダウンT2",ドロップダウンT1, "数値T2",数値T1, "金額T2", 単価T1*数量T1)))
・プラグイン設定画面初期処理でエラー発生時に、ダイアログ表示するように変更
・kintone.Promise を Promise に変更
ルックアップ先更新プラグイン
編集画面で「保存」後に、ルックアップ先更新処理が実行されます。
また、詳細画面でプロセス管理のステータスを変更時に、ルックアップ先更新処理が実行されます。
更新処理中、処理件数が表示されます。
プログレスバーとアプリ別件数表示されます。
更新処理中に、画面を閉じたり、別ページに移動すると更新処理が中止されます。
スマホ対応
スマホでレコード変更を行った場合も、ルックアップ先更新処理が実行されます。

1万件のレコード更新可能
対象アプリ10本でも更新可能
プラグイン設定画面
ルックアップの項目値変更に対応
ルックアップのキー項目変更にも対応しています。
ルックアップデータ削除のエラー
ルックアップ先アプリのレコード状況により、更新エラーが発生する場合があります。
ルックアップのデータ削除した場合、該当レコードのエラーを訂正してください。
ルックアップ設定変更によるエラー
ルックアップ先アプリの画面設定変更により、更新エラーが発生する場合があります。
ルックアップ設定を変更した場合、プラグイン設定画面で再設定してください。
一覧画面での編集機能
一覧画面での「ルックアップ先更新」機能
プラグイン設定により、一覧画面に「ルックアップ先更新」ボタンを表示できます。
一覧画面で表示対象のレコードについて、まとめてルックアップ先更新を実行できます。
※対象レコードは、最大 2,000件です。2,000件以上の場合は、対象レコードを絞ってください。
REST API の1日当たりの回数制限(1万件/日)を超えないように調整してください。

プラグインの追加
設定画面
初期設定時、設定画面を開くと全アプリを検索し、ルックアップ参照しているアプリを取得します。
2回目以降は、前回取得したルックアップ参照しているアプリを表示します。
- 「ルックアップ先アプリ検索」
- ルックアップ参照しているアプリが追加された場合は、「ルックアップ先アプリ検索」をクリックしてください
- 「対象項目変更時のみ更新」
- チェック時に、ルックアップ関連項目を変更時にレコード更新処理実行します
- ルックアップコピー項目が追加・削除された場合、プラグインの再設定が必要
更新対象とするアプリを選択して、「保存する」をクリックします。
「ルックアップ先アプリ検索」の実行例
ルックアップ設定チェック
「値の重複を禁止」の設定
ルックアップ先更新を行うには、ルックアップのマスター側の項目の値がユニークキーとなっている必要があります。
例えば、担当者名に同じ名前のデータが複数登録されているとルックアップされた値がどちらのレコードか判断できません。
※ルックアップ選択時は、マニュアルでどちらかのレコードを選択していますが、レコード登録後はどちらのレコードかわからなくなります。
対応としては、下記のように担当者名の「値の重複を禁止する」を設定します。
なお既存レコードに値の重複がある場合は、あらかじめ重複を解消してください。
また、「値の重複を禁止する」を設定できないようなケースでは、ルックアップ項目を変更する必要があります。

更新条件
更新対象レコードの条件を指定します。
「編集」ボタンをクリックすると、更新条件のダイアログが表示されます。
更新先アプリの項目と条件を指定します。条件値には、計算式が指定できます。
※計算式には、計算式プラグインの計算式が使用できます。

APIトークンの指定
ユーザーに更新先アプリの参照・更新権限を付与できない場合に、APIトークンを指定して更新することが出来ます。
自アプリのAPIトークンと更新先アプリのAPIトークンの指定を行います。
1: 自アプリのAPIトークン。レコード閲覧権限が必要
2: 更新先アプリのAPIトークン。レコード閲覧・レコード編集権限が必要
- API トークンのテスト
APIトークン入力エリアの右のボタンをクリックして、内容をチェックできます。
※テストは、対象アプリのレコード取得のみ
APIトークンの生成方法
APIトークン生成後、アプリ更新まで行ってください。
1: 自アプリのAPIトークン。レコード閲覧権限を付与
2: 更新先アプリのAPIトークン。レコード閲覧・レコード編集権限を付与
ボタン別設定
一覧画面で「ルックアップ先更新」ボタンを表示する場合に、チェックします。
ボタン名を変更する場合は、名称を変更します。
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「ルックアップ先更新」ボタンを表示する一覧を指定します。

権限設定
「ルックアップ先更新」ボタンを表示するユーザー・組織・グループ(ロール)を指定します。

注意事項
- 更新処理中に、画面を閉じたり、別ページに移動すると更新処理が中止されます。
- レコードを削除された場合、本プラグインではエラーになりません。
- 既に、JavaScript によるカスタマイズを行っているアプリの場合、処理が競合して、エラーになる場合があります。その場合は、該当するアプリでプラグインの使用を中止してください。