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rex0220 ルックアップ選択条件プラグイン

Last updated at Posted at 2016-06-19

kintone のルックアップの標準機能だといちいちフィルター機能を開いて、項目を選択し、
条件と値を指定しなければなりません。
これが日に何度も入力するとなると、うんざりするだけでなく時間の無駄です。
そこで、アプリ内の項目を使って、ルックアップの表示を絞り込むプラグインを作成しました。
ルックアップ選択画面は、プラグイン独自のものになります。

強力な検索機能

  • アプリ内の項目の値で、ルックアップの表示を絞り込む
  • ルックアップアプリのサブテーブル内の項目を指定可能
  • ルックアップアプリの関連レコード内の項目を指定可能
  • サブテーブル内のルックアップ項目は、同一行の別項目の値で検索指定可能
  • 表示データの絞り込み機能
  • PC・モバイル対応

標準のルックアップでは、指定できないサブテーブル、関連テーブルの項目を指定できます。

※ Ver.30 変更点
・フィルターにクリアボタン追加
・MutationObserver の停止処理追加
・pqGrid V9.1.1 グリッドライブラリバージョンアップ
・jQuey-ui V1.13.2 ライブラリバージョンアップ
・jQuey V3.7.1 ライブラリバージョンアップ
・Edge において、チェックボックスの色を変更
・他プラグインへの影響
 ・文字検索プラグイン Ver.18 以降に対応
 ・一括更新プラグイン Ver.6 以降に対応
 ・ルックアップ選択条件プラグイン Ver.30 以降に対応
 ・選択式ルックアップテーブルプラグイン Ver.1 以降に対応

rex0220 STORES

ルックアップ選択条件プラグインの画面

PC表示

2020-01-23_13h44_48.png

モバイル表示
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使い方としては、あらかじめ別の項目に指定条件の値を指定してから、ルックアップの取得ボタンをクリックすることになります。

この例では、項目に顧客ランクを指定して、ルックアップ選択画面を表示しています。

選択画面

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プラグインの選択画面は、標準ルックアップの抽出条件とプラグインの条件を
AND指定した結果となります。(メッセージ欄に表示される条件は、プラグイン指定のみ)
表示項目・表示順は、標準のルックアップ設定で指定されたものです。

対象行をクリックすると、レコードを選択できます。

ルックアップの標準機能にあるフィルターボタンはありません。
その代わり、文字検索によるフィルター機能があります。

文字検索

上部のテキストエリアに、検索文字を入れると対象レコードを絞り込めます。

「大阪」でレコードを絞り込んだ例

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選択後の表示画面

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ルックアップで選択後、コピー項目への反映と取得メッセージが表示されます。
通常のルックアップ処理と同様です。

複数の選択項目

複数の検索項目も指定できます。
顧客ランクと関連レコードの問合せ履歴を指定した例です。

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複数の検索項目の選択画面

プラグインの選択画面には、指定された抽出条件が表示されます。
表示項目・表示順は、標準のルックアップ設定で指定されたものです。

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ルックアップアプリのサブテーブル内項目

標準のルックアップでは、指定できないサブテーブル項目を指定できます。
サブテーブルのサマリ情報をアプリ内に持たなくても、データの有無を検索できます。

サブテーブル内項目を抽出条件に表示した選択画面例
(サブテーブル項目の支社情報から抽出)

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ルックアップアプリの関連テーブル内項目

標準のルックアップでは、指定できない関連テーブル項目を指定できます。
ルックアップ選択のためだけに他アプリからデータをコピーして保持しなくても済みます。

関連テーブル内項目を抽出条件に表示した選択画面例
(関連テーブルの問合せ履歴がある顧客を抽出)

関連テーブルの項目は、「関連テーブル名.項目名」で表示されます。

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サブテーブルのルックアップ選択画面

サブテーブルのルックアップも対応しています。
サブテーブル内の同じ行の項目を選択条件として、指定できます。

lookup06.png

サブテーブル内の同じ行の項目を指定した例
(同一行内の「サービス種別」で抽出)

2020-01-23_15h49_57.png

ルックアップ選択条件・プラグインの追加

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ルックアップ選択条件・プラグインの設定

設定画面を開くとルックアップ項目が表示されますので、設定対象にする項目をチェックし、
条件を追加編集後、「保存する」ボタンをクリックします。

2017-07-05_09h13_09.png

ルックアップ選択条件の設定

編集画面を開き、ルックアップAPPの項目と、条件、アプリ内項目を指定します。
条件を追加編集後、「保存する」ボタンをクリックします。

lookup12.png

項目の指定方法

「追加」ボタンで入力行を追加し、ルックアップAPPの項目と条件・アプリ内項目を指定します。
「項目名: フィールドコード」の形式で指定します。

条件を追加編集後、「保存する」ボタンをクリックします。

lookup13.png

項目の一覧表示と絞り込み

  • 入力エリアをクリックすると、項目が一覧表示されます。
  • 上下キー↑↓で、選択項目を変更可能です。
  • 項目名の一部を入力すると、フィルター機能により表示項目が絞り込めます。
  • 必ず、項目を選択後にタブまたはエンターキーで入力を確定します。
  • ルックアップアプリの項目を指定すると、条件・指定項目に指定できる値が設定されます。

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条件指定

条件の選択の表示例
項目のタイプにより、指定できる条件が設定されます。
条件の入力エリアをクリックすると一覧が表示されます。

ルックアップアプリの項目がドロップダウンの場合、「in」、「not in」が指定できます。

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指定項目の指定例

  • ルックアップ項目に指定できるタイプの項目が表示されます。
  • サブテーブル内のルックアップ項目の場合、同じサブテーブル内の項目も表示されます。
  • ルックアップ項目と同じ行の項目値が検索時に使用されます。

lookup16.png

項目幅の設定

ルックアップ選択画面に表示される項目は、ルックアップ標準機能で指定された表示項目です。
各項目幅をカンマ区切りで、指定します。
項目幅を指定しない項目は、均等に自動調整されます。
※ Ver.10 以降は、ダイアログ表示の横幅が広がったため、項目幅を指定しても自動調整されます。

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注意事項

  • 既に、JavaScript によるカスタマイズを行っているアプリの場合、処理が競合して、エラーになる場合があります。その場合は、該当するアプリでプラグインの使用を中止してください。
  • ルックアップアプリおよび対象アプリのフォームを変更した場合は、フォーム変更を本番環境に反映後に、プラグインを再設定してください。
  • ルックアップ項目がレコード番号以外の場合、参照されるアプリで「値の重複を禁止する」が設定されている必要があります。指定が無い場合、下記のようなエラー表示となります。

    ※エラー表示となってもプラグイン設定は可能ですが、プラグインでルックアップ取得後にkintone 標準のルックアップ選択画面が表示される場合があります。
2019-03-01_03h49_11.png
  • IE11 でご利用時に追加編集画面の「保存」時に必須項目等のエラーが発生した場合、エラーメッセージに「(項目名を表示できません)」が表示されます。
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