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DeeperAIでClaudeを使う/Mac編(2):セットアップとAIの設定

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Last updated at Posted at 2026-10-17
DeeperAI

シリーズ:DeeperAIでClaudeを使う

はじめに

前回の Mac編(1)では、DeeperAI が「テーマをツリー構造で深掘りするアプリ」であること、ツリーの階層が Finder のフォルダと対応すること、そして Claude をアプリ提供の API キーで、Anthropic と契約せずに使い始められることを図で見てきました。

今回は、その「AI が使える状態」まで持っていく手順だけを書きます。範囲は次の 3 つです。

  1. インストール
  2. 初回セットアップ(1 画面で終わります)
  3. AI の設定(まず何もしなくていい、という話と、Claude Code を使う場合の手順)

テーマを作って深めていく操作や、個々の機能の説明は Mac編(3)に分けました。この記事を読み終えたら、すぐに(3)へ進める状態になっているはずです。

1. インストール

DeeperAI は Mac App Store で配布しています。macOS 15 以降で動きます。

SS-B01: Mac App Store の DeeperAI ページ

ダウンロードして起動すると、最初に「ようこそ」画面が出ます。次の節はこの画面の話です。

2. 初回セットアップ(1 画面で終わる)

初回起動時に出るのは、この 1 枚だけです。上から順に埋めていけば終わります。

SS-B02: 初回起動時の「DeeperAI へようこそ」画面

2-1. 「AI の実行方式」の案内は、いまは読み飛ばしてよい

画面の上のほうに「AI の実行方式」という案内があります。「Anthropic API キーか、ローカル CLI 連携のどちらかが必要です」と書かれていて、少し構えてしまうかもしれません。

ですが、無料プランではアプリ提供の API キーが自動で使われるので、ここで何かを用意する必要はありません。設定画面にも「API キーはプランに含まれています。設定不要です。」と表示されます(3 節で画面を見ます)。

2-2. データファイル(.dpai)を作る

DeeperAI のデータ(ツリーの中身・メモ)は、.dpai という 1 つのファイルにすべて保存されます。ここで作るのはそのファイルです。

  • ファイル名: 既定は「DeeperAI」。そのままで構いません
  • 保存場所: 最初は「未選択(作成時に選択)」と表示されています。「データファイルを作成」を押すと保存先を選ぶダイアログが開くので、そこで決めます
  • サンプルデータを含める: 既定でオンです。初めてならオンのままをおすすめします。(1)で見た「AI活用」のようなツリーが最初から入っているので、画面の見方がすぐ分かります

保存場所は iCloud Drive をおすすめします。同じ .dpai を iPhone の DeeperAI から開けるようになるからです(iOS編で使います)。

作成すると、パスの下に「以降は『設定 > データファイル』からいつでも変更できます」と出ます。ここでの選択は後から変えられるので、悩まなくて大丈夫です。

2-3. ルートフォルダを選ぶ

次に「ルートフォルダ」を「フォルダを選択…」で決めます。

これは、添付ファイルの保存先の起点になるフォルダです。(1)の SS-A01 で、ツリーの階層と同じ構造のフォルダが Finder に並んでいましたが、あれはこのルートフォルダの下に「テーマ名のフォルダ」が自動で作られたものです。

.dpai(ツリーの中身)とルートフォルダ(添付ファイル)は別物なので、両方を設定します。ルートフォルダは、.dpai を置いた場所と同じでも、別の場所でも構いません。

2-4. 「はじめる」

データファイルとルートフォルダの両方が設定されると、右下の「はじめる」が押せるようになります(どちらかが未設定だと押せません)。

SS-B03: データファイル作成後・ルートフォルダ選択後の状態(「はじめる」が有効)

これでセットアップは終わりです。メイン画面が開き、サンプルデータを含めていればツリーがすでに並んでいます。

3. AI の設定

ここが山場、と言いたいところですが、最初は何もしなくていいというのが結論です。何もしなくていい理由と、物足りなくなったときの選択肢を順に説明します。

3-1. まず何もしなくていい(無料プラン=アプリ提供キー)

設定(メニューバーの DeeperAI › 設定… または ⌘,)の「AI 設定」タブを開くと、上に「プラン」、その下に「AI 実行モード」という欄があります。

SS-B04: 設定 › AI 設定 タブの「AI 実行モード」欄(Anthropic API Key・「API キーはプランに含まれています」)

  • プラン: 無料プランでは「無料ユーザー:残 token …」のように残量が出ます
  • AI 実行モード: 既定は「Anthropic API Key」。その下に「API キーはプランに含まれています。設定不要です。」と表示されています

つまり、インストールした時点で Claude は使える状態です。チャットや分解提案を試してみてください(操作は(3)で説明します)。

無料枠は 25,000 token(生涯累計)です。「使い始めてみる」「このアプリが自分に合うか確かめる」には足りる量ですが、本格的に使うと数日で使い切ります。使い切ると AI 機能が止まり、設定画面に「AI体験枠を使い切りました」と出ます。そのときの選択肢が次の 3-2 です。

3-2. プランとルートを整理する

DeeperAI には 無料・月額プラン・買い切り版 の 3 つのプランがあり、どのプランかで「Anthropic API Key」「Keyless CLI」の 2 つの実行モードの中身が変わります。(1)の表を、DeeperAI のプランに引き寄せて整理し直すとこうなります。

DeeperAI のプラン 支払い 実行モード「Anthropic API Key」 実行モード「Keyless CLI」
無料 なし アプリ提供キー(25,000 token・生涯累計) 初回起動から 30 日間のお試し
月額プラン App 内課金(月ごと) アプリ提供キー(1,000,000 token/月) 月額の契約期間中
買い切り版 App 内課金(1 回) 自分の API キー(Anthropic Console で従量課金) 期限なし

表の読み方は次の 2 点です。

  • 「Anthropic API Key」は二本立てです。無料・月額ではアプリ提供キー(設定不要・token 上限あり)、買い切りでは自分のキー(設定 1 行・アプリ側の上限なし=Anthropic への従量課金)。買い切り版にアプリ提供キーはありません
  • 「Keyless CLI」の期限はプランで決まります。買い切り=期限なし、月額=契約期間中、それ以外(無料)=初回起動から 30 日間。どのプランでも、別途 Claude Pro / Max など CLI 側の契約と Claude Code のインストールが必要です(3-4)

無料枠を使い切ったとき(または 30 日が過ぎたとき)の分岐は、次の 3 つです。

  • 月額プラン: 引き続きアプリ提供キーで使えます(1,000,000 token/月)。設定は何もいりません。Keyless CLI も契約期間中は使えます。API や CLI の契約を持っていない人向けです。価格は App Store の表示を見てください
  • 買い切り版: AI 実行モードの欄にキーの入力欄が現れるので、自分の API キーを貼ります(Anthropic との従量課金・アプリ側の token 上限なし)。Keyless CLI も期限なしで使えます。すでに Anthropic API を使っている人向けです
  • Keyless CLI: Claude の月額プラン(Pro/Max)を利用している人は、これが一番安上がりです。無料プランでも 30 日間は試せるので、その間に月額か買い切りかを決められます。手順は 3-4 で説明します

3-3. 自分の API キーで使う(短く)

買い切り版を購入すると、「AI 実行モード」を「Anthropic API Key」にしたまま、その下にキーの入力欄(sk-ant-...)が出ます。Anthropic Console で発行したキーを貼ると Keychain に保存されます。あとは「モデル」を選ぶだけです。

無料・月額プランではこの入力欄は出ません(アプリ提供キーが使われるため)。ここは短く済ませて、次の Keyless CLI に進みます。

3-4. Keyless CLI(Claude Code)で使う

「AI 実行モード」を「Keyless CLI」に切り替えると、次の要件が表示されます。

Keyless CLI を使うには、事前に ①Claude Code 等対応 CLI ツールの利用プラン契約、②CLI 本体のインストール、③下記「設置」ボタンでのローカル CLI 連携、が必要です。

この ①②③ の順にやります。①② は Anthropic 側の話なので、すでに Claude Code を使っている人は ③ まで飛ばして構いません。

① Claude Code が動く契約

Claude Code は、Anthropic の Claude Pro / Max などの契約で使えます((1)の表の「CLI / IDE 拡張」ルート)。どのプランで何ができるかは変わることがあるので、Anthropic の公式サイトで確認してください。

② Claude Code 本体のインストール

ターミナルで Claude Code を入れ、一度 claude を起動してログインします。手順は Claude Code の公式ドキュメントに従ってください。

# インストール(公式ドキュメントのいずれかの方法で)
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
# 起動 → ブラウザでログイン
claude

ターミナルで claude --version が通る状態になれば、DeeperAI 側に戻ります。

③ DeeperAI 側で「設置」する

  1. 設定 › AI 設定 › AI 実行モード を「Keyless CLI」に切り替える
  2. 状態行が「未設置」になっているので、「設置…」ボタンを押す

SS-B05: AI 実行モードを Keyless CLI に切り替えた直後(要件テキスト・「未設置」・「設置…」ボタン)

  1. フォルダの許可パネルが開きます。場所は固定されているので、何も変えずに「許可」を押すだけです

SS-B06: 「設置…」で開くフォルダ許可パネル

なぜこのパネルが出るのか: DeeperAI は App Store の審査を通したアプリなので、サンドボックスの中で動いています。その中からターミナルのコマンド(Claude Code)を呼ぶには、macOS が用意した「ユーザーが承認したスクリプト置き場」に連携スクリプトを置く必要があり、その承認がこのパネルです。一度許可すれば、次回からは出ません。

  1. 状態行が「設置済み(v○)」に変わります
  2. 「CLI エンジン」で「Claude Code」を選びます。入っていない CLI は「(未インストール)」と淡色で出て選べません。② のインストール後に戻ってきたときは「再検出」を押すと認識されます
  3. 「モデル」を選びます

SS-B07: 設置済み(v○)+CLI エンジン=Claude Code+モデル選択

これで、チャットや分解提案が Claude Code 経由で動くようになります。Anthropic の従量課金は発生せず、Claude Pro / Max 側の利用上限の範囲で使えます(上限とモデルの関係は 3-5)。

無料プランの CLI は 30 日間

無料プランで Keyless CLI を使えるのは、DeeperAI を初めて起動してから 30 日間です。残りが少なくなるとプラン欄に「お試し残り N 日」と表示されます。

期限が来ると、AI 実行モードは自動的に「Anthropic API Key」に戻り、「Keyless CLI の無料お試し期間が終了しました」という案内と「プランを見る」ボタンが出ます。黙って動かなくなることはありません。月額プランか買い切り版に登録すると、選択していた Keyless CLI に自動で戻ります。期限は 3-2 の表のとおり、月額プランは契約期間中、買い切り版は期限なしです。

補足

  • Keyless CLI は Mac 版だけの機能です(iOS 編では出てきません)
  • CLI エンジンには Claude Code のほか Codex・Gemini の CLI も選べますが、一部の機能(アンテナの Web 検索・機能別のモデル選択など)は Claude Code 限定です

3-5. モデルの選び方と消費量(共通)

「Anthropic API Key」「Keyless CLI」のどちらにも「モデル」の欄があり、Claude Opus(高性能)/Sonnet(標準・推奨)/Haiku(軽量)から選べます。高性能なモデルほど 1 回あたりの消費が大きく、枠の減りが早くなるので、ルートごとに何が減るのかを押さえておきます。

  • 自分の API キー(買い切り版): 減るのは Anthropic への請求額です。同じ token 数でも Opus は Sonnet の数倍の単価なので、普段は Sonnet にして、重い相談だけ Opus に切り替えるのが無難です
  • Keyless CLI(Claude Pro / Max): 減るのは Claude Pro / Max の利用上限です。上限には 5 時間ごとの枠と **週ごとの上限(Weekly limit)**があり、DeeperAI からの利用も Claude Code や claude.ai での利用と合算されます。Opus は Sonnet の約 5 倍の速さで上限を消費する目安なので、週の後半に止まりたくなければ Sonnet 中心にします(上限の詳細は Anthropic のヘルプ を確認してください)
  • アプリ提供キー(無料・月額): 減るのはプラン欄の残 token(25,000 token/1,000,000 token/月)です。DeeperAI はモデルにかかわらず入出力の token 数をそのまま数えるので、モデルを変えても 1 回あたりの減り方は変わりません(減るのは token 数であって金額ではないためです)

迷ったら「Sonnet(推奨)」のままで十分です。

4. つまずきポイント

  • データファイルやルートフォルダを変えたい → 設定 › データファイル タブから、いつでも変えられます
  • CLI エンジンが「(未インストール)」のまま → ターミナルで claude --version が通るか確認してから「再検出」を押してください
  • 「設置…」でエラーが出た → エラー文に CLI 名(claude / codex / gemini)が入っています。その CLI だけの問題なので、文面をそのまま読んで対処し、もう一度「設置…」を押せば上書き設置されます
  • 「AI体験枠を使い切りました」と出た → 3-2 の分岐へ。Claude Code を持っているなら、設定画面のヒントのとおり CLI モードに切り替えるのが早道です
  • 使い方が分からない → AI チャットに「DeeperAI の使い方」を聞いて構いません。ヘルプの内容を踏まえて答えます

「で、次に何をすればいい?」については、Mac編(3)で扱います。

おわりに

ここまでで、DeeperAI で Claude が使える状態になりました。まとめると、

  • インストールして「ようこそ」画面を 1 枚埋めるだけで使い始められる
  • 無料プランはアプリ提供の API キーで動くので、AI の設定は最初は何もしなくていい
  • 無料枠を使い切ったら、月額プラン(アプリ提供キー)か買い切り版(自分の API キー)の二本立て。Keyless CLI は買い切り=期限なし・月額=契約期間中・無料=30 日間
  • Claude の月額プラン(Pro/Max)を利用している人は、「設置…」→「許可」の 2 クリックで CLI 連携できる

次回の Mac編(3):操作・機能 では、この状態からテーマを作り、AI と一緒に深めていく実際の操作を説明します。

また、2-2 で .dpai を iCloud Drive に置くことをおすすめした理由は、iOS編(1) で回収します。同じファイルを iPhone の DeeperAI で開いて、外出先でも続きができます。

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