シリーズ:DeeperAIでClaudeを使う
- Mac編(1):DeeperAIとは・DeeperAIとClaudeで何ができるか
- Mac編(2):セットアップとAIの設定
- Mac編(3):操作・機能
- Mac編(4):スケジュールとシステム連携
- iOS編(1):iPhoneでDeeperAIを使う ← いまここ
はじめに
DeeperAI は Mac だけでなく、iPhone と iPad でも使えます。この記事では、iPhone を中心に次のことを説明します。
- セットアップ(Mac と同じデータを開く方法を含む)
- 画面の見かた
- テーマを深掘りする(チャット・サブテーマの AI 提案)
- AI の設定とプラン(Mac 版との違い)
- iPhone でできないこと
- 手書きを Mac に送る
Mac 版を持っていなくても、iPhone だけで始められます。Mac 版を使っている人は、Mac の DeeperAI.dpai を iPhone で開けば、同じツリーが出ます。
iPad も、画面の並びが違うだけで中身は同じです(2 節で触れます)。
1. セットアップ
初回起動では「DeeperAI をはじめる」という画面が出ます。上から順に 2 つ設定します。
1-1. ルートフォルダを選ぶ
最初に ルートフォルダ を選びます。テーマごとのフォルダを自動で作る起点になり、添付ファイルはこのフォルダの下のテーマ名フォルダに保存されます(Mac 版と同じ仕組みです)。
ルートフォルダを選ぶまでは、次のデータファイルの 2 つのボタンが押せません(画面に「先にルートフォルダを選んでください」と出ます)。
1-2. データファイル(.dpai)を作る・開く
DeeperAI のデータは、ツリー全体が 1 つの .dpai ファイルにまとまります。選び方は 2 通りです。
- 新規作成… — 保存先とファイル名を指定して新しく作ります。「サンプルデータを含める」をオンにすると、見本のテーマ入りで始められます
-
既存を開く — すでにある
.dpai(Mac で作ったものなど)を選びます。.dpaiはフォルダのアイコンで表示されます
Mac と同じツリーを使いたいときは、Mac の DeeperAI.dpai を iCloud Drive に置いておき、iPhone で「既存を開く」からそのファイルを選びます。以後は、電車の中で iPhone からチャットしてメモを足し、帰ってから Mac で続きを深掘りする、という使い方ができます。同時に編集できるのは 1 台ずつです。
iCloud にサインインしていないと、画面の上に「iCloud にサインインしていません。データはこのデバイスにのみ保存されます。」という橙色の帯が出ます。端末間で共有したいなら、サインインしてください。
2. 画面の見かた
2-1. iPhone
画面の下に 2 つのタブがあります。
- ツリー — テーマのツリー。タップすると、そのテーマの詳細画面に進みます
- ダッシュボード — 「スタート」「タグ」「リソース」「絵文字」「アンテナ」を切り替えて見る画面です
ツリー画面の右上には、次のボタンが並びます。
- ⚙(歯車)— 設定
- 🖥(Mac のアイコン)— Mac に手書きを送る画面(6 節)
- 👑(王冠)— 購入画面(プラン・トークンパック)
- 左上の円 — AI の利用状況
テーマを増やすのは、ツリー画面のメニューの 新規テーマ… です。ほかに ツリーをインポート… で JSON から取り込めます。テーマは、左にスワイプすると削除できます。
2-2. iPad
iPad は横幅があるので、左に「ダッシュボード」の固定項目とツリー、右に詳細が出る 2 カラム になります。操作は iPhone と同じです。
2-3. テーマの詳細画面
テーマを開くと、下に 4 つのタブが並びます。
- 概要 — 絵文字・タイトル・メモ・ステータス・サブテーマ
- タスク — 期間見積・前提・開始日・期日(Mac編(4)の内容を iPhone でも設定できます)
- 詳細 — テーマの属性
- アンテナ — Web 情報の定期収集(Mac編(1)の「アンテナ」と同じ機能です)
右上には、2 つのボタンがあります。
- ⋯ — 「このテーマを移動…」「すべてのサブツリーを移動…」「ツリーをエクスポート…」「ツリーをインポート…」「テーマを削除…」
- 💬 — このテーマについてチャットする
画面の上部のタイトルをタップすると、このテーマが今ツリーのどこにいるか(親をたどった経路)が出ます。
3. テーマを深掘りする
3-1. チャットで相談する
詳細画面の右上の 💬 を押すと、そのテーマについてのチャット画面が開きます。AI は、テーマのタイトル・メモ・上位のテーマ・添付を前提に答えます。
チャットの入力欄の ⊕ からは、次のものを送れます。
- ファイル・画像を添付
- 手書きを送る — 白紙の盤面に手書きして、AI に見せます。盤面はこのテーマのフォルダに残ります
AI が成果物(ドキュメント・サブテーマ案など)を返すと、チャットの上に帯が出ます。ボタンは サブテーマ取り込み/添付として保存/無視 の 3 つです。Mac 版と同じ流れで、結果をテーマに残せます。
右上の ? を押すと、「ヘルプ内容を前提にした状態」でチャットを始められます。使い方を AI に聞きたいときに便利です。
3-2. サブテーマを AI に提案してもらう
概要タブの下のほうに、サブテーマを AI 提案 のボタンがあります。押すと「提案を生成中…」のあと、候補が並びます。気に入ったものを 採用 すると、サブテーマとして追加されます。提案が合わなければ「再提案」で出し直せます。
チャットを開かずに、ツリーを広げたいときに向いています。
4. AI の設定とプラン
右上の ⚙ から設定を開きます。AI に関する項目は次のとおりです。
- プラン — 現在のプランと、AI の残り token
- AI 設定 — API キー、使うモデル(「全体デフォルト」)
- ほかに、データファイル・システム連携・アンテナ・絵文字の項目があります
プランの考え方は Mac 版と同じで、無料・月額・買い切り の 3 つです(Mac編(2)の 3-2)。iPhone で気にすることは次の 2 点です。
- 無料・月額プラン — アプリ提供の API キーが使われます。設定画面には「API キーはプランに含まれています。設定不要です。」と出ます。何も入力せずに使えます
-
買い切り版 — AI 設定にキー入力欄(
sk-ant-...)が出ます。自分の API キーを入れます(目のアイコンで表示と非表示を切り替えられます)
5. iPhone でできないこと
iPhone 版には、Mac 版にある機能の一部がありません。
- Keyless CLI(Claude Code の契約で使う方式)は使えません。 iPhone では claude CLI を動かせないためです。Claude Pro / Max を契約している人が追加料金なしで使える方式は、Mac 版の機能です。iPhone では、アプリ提供のキー(無料・月額)か自分の API キー(買い切り)を使います
- ダッシュボードに「スケジュール」タブがありません。 前提テーマの依存図は Mac 版で見ます。期日・開始日・見積もり・前提の入力は iPhone でもできます
-
同時に編集できるのは 1 台だけです。 Mac で開いている
.dpaiを iPhone でも開くと、その旨が表示されます
コスパのいい使い分け
AI の使い方が違うので、場面で分けるとコスパがよくなります。
- 出先は iPhone / iPad(API キー)で軽めに。 チャットやサブテーマの AI 提案など、ちょっとした深掘りに使います。従量なので、軽く使う分には負担が小さくなります
- 自宅は Mac 版(Keyless CLI)でがっつり。 Claude Pro / Max の契約の範囲で使えるので、長い対話や大量の提案を気にせず回せます
同じ .dpai を iCloud Drive 経由で共有しているので、出先で出したアイデアを自宅の Mac で続きから掘れます。
6. 手書きを Mac に送る
iPhone / iPad から、Mac で動いている DeeperAI へ手書きを送れます。
ツリー画面の右上の 🖥(Mac のアイコン)を押すと、Mac 専用の手書き画面が開きます。手書きしたものを「Mac へ送る」で送ると、Mac 側で受け取れます。Mac 側の受け取り方は、Mac編(3)の手書きの節を見てください。
なお、チャットの ⊕ から開く「手書きを送る」は、AI に見せるためのものです(3-1)。Mac のアイコンから開く画面は Mac 専用で、盤面を保存しません。
※ 画面の落書きは、手書き画面のイメージとして後から描き足したものです。
7. つまずきポイント
- 「先にルートフォルダを選んでください」と出て、ボタンが押せない → 1-1 のルートフォルダが未設定です
-
Mac のツリーが出ない → 「既存を開く」で、Mac の
DeeperAI.dpaiを選んでいません。iCloud Drive に置いたファイルを選んでください - 「iCloud にサインインしていません」の帯が出る → データが iPhone の中だけにあります。端末間で共有するなら iCloud にサインインしてください
- AI の API キー欄が出ない → 無料・月額プランでは出ません(アプリ提供のキーを使うため)。出るのは買い切り版だけです
おわりに
まとめると、
- 初回は、ルートフォルダ → データファイル(新規作成か既存を開く)の順
- Mac の
DeeperAI.dpaiを iCloud Drive 経由で開けば、同じツリーを iPhone で続けられる - 下のタブは「ツリー」と「ダッシュボード」。テーマの詳細には「概要」「タスク」「詳細」「アンテナ」がある
- チャットとサブテーマの AI 提案で、移動中でも深掘りできる
- AI の設定は、無料・月額なら何もしなくてよい。買い切りなら自分の API キーを入れる
- Keyless CLI とスケジュールの依存図は Mac 版だけ
- 出先は iPhone / iPad(API キー)で軽めに、自宅は Mac 版(CLI)でがっつり、がコスパのいい使い分け







