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【ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 実技試験】(6) 練習問題2 表領域の作成

Last updated at Posted at 2024-06-14

目指せ!ORACLE MASTER Platinum DBA 2019合格

- ORACLE Certified Master DBA 2019 -

まずは最初の記事をチェック!
試験概要

オラクルマスター Platinum DBA 2019(Oracle Certified Master)を目指す方に、合格者の観点からアドバイスを送ります。
当然守秘義務がありますので、主に試験概要ページから参照可能な情報の読み解き方のアドバイスになります。
何回かに分けていきたいと思います。

全体目次

第1回:試験概要
第2回:学習方法(インストラクターのアドバイスを読み解く)
第3回:実機演習環境を整える
第4回:試験範囲の予想(Platinum試験とGold試験)
第5回:練習問題1 PDBの作成
第6回:練習問題2 表領域の管理 ★本記事です
第7回:練習問題3 リカバリカタログの管理 
~ ネタがあれば続けていきたい ~

本記事の前提

オラクル社公式サイトで公開されているPlatinum試験のチェックリストと、
GoldおよびPlatinumなどの公開された学習コンテンツ、ドキュメント等からの予想問題になります。
実試験の内容とは一切関係ありません。

試験勉強するときの考え方

Platinum DBA 2019 実技試験は、その名のとおり「実技」です。
試験勉強には、実機での演習がかかせません。
試験対策問題集はリリースされていないため、自分で練習問題を考えていく必要があります。

例えばチェックリストの「表領域の作成」に関するマニュアルをみてみましょう。

参考ドキュメント
Oracle Database 19c 管理者ガイド(第Ⅱ部 Oracle Databaseの構造と記憶域 > 13.表領域の管理 > 13.2 表領域の作成)

ここではチェックリストの「表領域の作成」を見ていきたいと思います。
全体的な考え方は1つ前の記事と同様です。

マニュアルの表領域の作成をみてみると、7項もあります。

13.2 表領域の作成
13.2.1 表領域の作成について
13.2.2 ローカル管理表領域
13.2.3 bigfile表領域
13.2.4 デフォルト圧縮属性を持つ表領域
13.2.5 暗号化された表領域
13.2.6 一時表領域
13.2.7 一時表領域グループ

私はこのマニュアルをみたときに初めて一時表領域グループというものを知りました。
また圧縮も行ったことがなかったため、実技でやってみたのは初めてでした。

皆さんはいかがでしょうか?
知っているものばかりでしょうか?
いずれにしろ試験問題はチェックリスト「表領域の作成」から想像するしかありません。
マニュアルの同じタイトルの章をみて、想像していきましょう。

以下はマニュアルの記述を問題文形式にした練習問題です。

練習問題

こちらも前記事と同じく、1問あたり3分以内を目指してください。
早いものは1分とかからないはずです。

練習問題1.

・ローカル管理表領域「lmtbsb1」を作成してください。
 サイズは50Mとしてください。
 自動セグメント領域管理としてください。

練習問題2.

・ローカル管理表領域「lmtbsb2」を作成してください。
 サイズは50Mとしてください。
 表領域は128kの均一サイズのエクステントで管理されるようにしてください。

練習問題3.

・表領域「bigtbs1」を作成してください。
 DBAはデータファイルに関する運用の手間を削減したいと考えています。
データファイルの手動拡張や追加をせずに、最大200GBのデータを保存できる表領域としてください。
・表領域の情報を参照して、それらが実装されていることを確認してください。

練習問題4.

・表領域「comptbs1」を作成してください。
・この表領域に格納された表データは、高度な行圧縮が行われるようにしなさい。
・サイズは50MBとしてください。

練習問題5.

・表領域「securespace1」を作成してください。
・この表領域に格納されたデータは、AES256の圧縮アルゴリズムを使用して圧縮されるようにしなさい。
・サイズは50MBとしてください。

練習問題6.

・DBユーザ「testuser2」を作成してください。
 そのユーザはデフォルトで使用する一時表領域を「lmtemp」とします。
・一時表領域がなければ適当な設定で作成してください。

練習問題7.

・一時表領域「lmtemp2」を作成してください。
 この表領域は表領域グループ「group1」に所属させてください。
・「lmtemp」表領域を表領域グループ「group2」に所属させてください。
・一時表領域「lmtemp3」を作成してください。
 サイズは25Mとしてください。
この表領域は表領域グループ「group1」に所属させてください。
・DBユーザ「testuser2」のデフォルト一時表領域を「group1」にしてください。

・この状態では、DBユーザ「testuser2」は、どの一時表領域を使用しますか?

考え方のまとめ

いかがでしょうか。
チェックリストにある「表領域の作成」という項目だけでも
非常にたくさんの演習問題を想定できることが分かったと思います。
これらはマニュアルの項目を上から順になぞっています。

大きく2種類の出題形式にしてみました。
練習問題1,2のようにどのようなものを作るか細かく指定されている問題。
これは、どんな表領域を作ればいいか記載されていますので楽ですね。
マニュアルの記載個所を忘れても探しやすい問題です。
「ローカル管理」や「自動セグメント管理」「サイズ」といったキーワードがあります。
これらはSQL文のオプションそのもののため、マニュアルも探しやすいです。

それとは異なり練習問題3は、何をしたいかが記載されており、どうすればそれを実装できるか考えてから対応する必要がある問題です。
マニュアルを探す際のキーワードとして使えそうなものもありません。
そのため、「データファイルを拡張しないでよい表領域」「運用の手間を減らす」などのキーワードからSQLのオプションを想像していかなければなりません。
これらは覚えていないと対応が難しいでしょう。

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