この記事は、箱庭プロジェクトを市場分析の対象として、原則的には、箱庭プロジェクトの外部から分析し、外部から箱庭の広告宣伝のための戦略会議を仮想した結果、仮想「箱庭もくもく会」を開催してみることを企画するものである。
一切の内容は、箱庭プロジェクト、Athrill, TOPPERSとは無関係である。
一(いち)参加データアナリストの、個人的なつぶやきです。
<この項は書きかけです。順次追記します。>
This article is not completed. I will add some words in order.
箱庭もくもく会
箱庭もくもく会 #10 日時:2022/09/14(水) 17:30-19:30
https://hakoniwa.connpass.com/event/258129/
仮想 箱庭もくもく会
マルチECUシミュレーション環境・箱庭がCANデータをROS2で可視化する!
https://qiita.com/kanetugu2018/items/83f838780f88078386c9
に基づいて、お盆に仮想的に「もうもく会」があることを仮定して、参加いただいた方の質疑を記録させてください。
箱庭もくもく会
https://hakoniwa.connpass.com/
ここでは、自動車向けソフトウェア設計を一度もしたことがなくて参加する人を想定しています。
すでに設計している方からの突っ込みも歓迎します。
質問1
オープンソースベースの AUTOSAR 実装はないと思われる
ってどう言うことですか?
回答例
AUTOSAR実装とは、OSとか、RTEとかの一部ではなく、ビルドした結果が、動作するものを指していると思います。
課題として、AUTOSAR実装とは何かという考え方と、
AUTOSARとは何かという考え方の二つに分けて考えてみましょう。
https://www.autosar.org
AUTOSAR
AUTOSARは、AUTOSAR仕様をさす場合と、AUTOSAR仕様を公開している団体を指す場合があります。また、仕様を満たすツール群を暗に指すことがあるかもしれません。
AUTOSARを何だと考えるかは、立場によって異なります。
自動車製造業(OEM: Original Equipment Manufacturer)
OEMにとっては、こんな自動車を作ろうと、例えば、Matlab/Simlinkや、CADや、CAEソフトを駆使して設計したら、ツール連携で全部ソースコードを自動生成できるようなツール群を希望しているかもしれません。
自動車部品製造業(Supplyer)
部品製造業にとっては、異なるOEMに同じ部品を納入すればよいのであれば、生産性を高めることができます。必要があれば、設定変更だけで、後はツール連携でソースコードを自動生成できるようなツール群を希望しているかもしれません。
OEMが、自動車部品製造業では2社しかコアメンバに入れなかったことが、AUTOSARの発展の阻害要因になったかもしれません。
ソフトウェアツールベンダ
ソフトウェアツールベンダにとっては、全部自動生成はツールベンダの目標であります。開発費用をお支払いいただける方に提供できるかもしれません。誰が、どういうツールにどれくらい費用を提供いただけるかた見積もれないと、仕事としては取り組めないかもしれません。
新規参入企業
仕様が明確であれば、新規参入しやすいという理解は合っているでしょう。テスラのように仕様外で新しい車を製造して、伸びている企業があると、AUTOSARでなくても参入できることが分かってしまったかもしれません。車載Ethernet、車載Linuxなどでは新規参入に大きな入り口があるように見えるかもしれません。
半導体製造業
この項目は、AUTOSARのWeb上にはありません。
自動車部品製造業の一部かもしれません。自動車部品を製造しているというよりは、汎用電子部品を製造している会社とします。AUTOSARの設立時に、Coreメンバとして誘われていなければ、十分な力は発揮できないかもしれません。
車載Ethernet、車載Linuxなどの事業では、AUTOSARの反省にたって、最初から半導体製造業と一緒にやろうという姿勢がうかがえるかもしれません。
仕様の考え方
AUTOSARの仕様は、設計を縛るものではなく、仕様の幅の候補を記し、設計の選択肢を示して、設計を効率的にしようとする度量だと理解しています。
何かに従わなくてはいけないという規定は、一見あるようにみえて、そこをすっとばして解決する方法も実現可能だったりするかもしれません。
AUTOSARの仕様では、当初はinitiatorという発案者を記載していました。誰が、どういう目的で仕様を提案したかを推測できるような記述として理解していました。現在ではglossaryという用語週にあるだけです。
conflictという衝突する仕様の記述の項目が当初あったような気がします。現在ではあまり見当たりません。dependencyという依存関係を記載する項目があったような気がします。ほとんど中身の記載を見たことがありません
これらの項目は、ソースコードの自動生成を行うにはとても大切な事項で、あるのとないのとでは、設計・試験の範囲、設計・試験方法の工夫が違うような気がします。例えば、Event-Bなどで記述して、生成までたどりつこうとすると、いろいろあると嬉しいような気がします。
トラック、バスなどの大型自動車と、一人乗り、二人乗りの自動車では、制約事項はとても違う可能性があり、一つの仕様集合にはできないことは想定できます。その意味では、AUTOSARに、複数のProfileを規定し、どのProfileではこの制約というような設計条件に踏み込んでいないところが、全部自動生成に至っていない背景なのでしょうか。
AUTOSAR実装
AUTOSARの実装は、OSだけ採用していても実装です。
AUTOSARの実装は、RTEだけ採用していても実装です。
OSもRTEもなしで、CDDといくつかのMCALで構成しても、私はAUTOSARの実装だと主張します。
AUTOSARのClassic Platformには、Test仕様もありました。現在は更新していません。AUTOSAR適合という規定は見当たっていません。
OSEKでは、Modistarkという仕組みがありました。
https://www.osek-vdx.org/Modistarc.html
AUTOSAR適合についてよく調べた訳ではなく、よくわかっていません。
「マルチECUシミュレーション環境・箱庭がCANデータをROS2で可視化する!」では、AUTOSARの主要なBSW(basic Software)であるOSとRTEとその他の自動生成群を含む実装という意味だろうなと推測しています。
実際に今動いているソフトウェアはそういうわけにはいかず、
「マルチECUシミュレーション環境・箱庭がCANデータをROS2で可視化する!」の箱庭シミュレーションはとても貴重な情報源だと理解しています。
shared memory を使う方法は、Adaptive Platform(AP)でも有効な設計で、CP, APどちらも動作する仕組みとして「マルチECUシミュレーション環境・箱庭がCANデータをROS2で可視化する!」の箱庭シミュレーションはとても貴重な情報源だと理解しています。
個人的には、AUTOSAR COM, AUTOSAR PDURをなしのAUTOSARという提案を今年のTOPPERS アイデアコンテストに出す予定です。そのために、私がAUTOSARはなんでもいいと強調しているのかもしれません。ごめんなさい。AUTOSAR Adapvtive Platormにないモジュールは、Autosar Classic Platform(CP)にもなくてもよいという感じの主張です。
じゃ、どうやって実現するかというと、Classic Platformに、Ethernet Software Componentという仕様を定義し、Adaptive PlatformとClassic PlatformをEthernet仕様で繋ぐという感じです。その際に、shared memoryを使う設計にするかどうかまではまだ考えが至っていません。その前に、SoftetherもAUTOSARの仕様に含めたいと思っていたりして、どう組み合わせればいいかを考え中です。
参考資料
仮想戦略会議「箱庭」
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/73cb132707653176a461
箱庭もくもく会 #1
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/07c1147bdfd9ea3aa0f6
箱庭もくもく会 #9
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/958d84fcd221894dbfe4
箱庭タグなし箱庭関連記事
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/73cb132707653176a461
自動車用(車載)ソフトウェアの基本設計提案を作る。
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9c218e65d98084b24dfe
AUTOSAR 「完全に理解した」
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/51983798ad7902b33cb1
A big wrapping cloth with the miniature garden
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/96411f20632e7f3ff73a
Network Defined Vehicle
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/a696f8a8cbd141215266
補足資料(Additions)
2023 Countdown Calendar 主催・参加一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/c4c2f08ac97f38d08543
CountDownCalendar月間 いいねをいただいた記事群 views 順
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/583c5cbc225dac23398a
Ethernet 記事一覧 Ethernet(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/88d35e99f74aefc98794
Wireshark 一覧 wireshark(0)、Ethernet(48)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/fbed841f61875c4731d0
線網(Wi-Fi)空中線(antenna)(0) 記事一覧(118/300目標)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5e5464ac2b24bd4cd001
C++ Support(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/8720d26f762369a80514
Coding Rules(0) C Secure , MISRA and so on
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/400725644a8a0e90fbb0
Autosar Guidelines C++14 example code compile list(1-169)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/8ccbf6675c3494d57a76
Error一覧(C/C++, python, bash...) Error(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/48b6cbc8d68eae2c42b8
なぜdockerで機械学習するか 書籍・ソース一覧作成中 (目標100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/ddd12477544bf5ba85e2
言語処理100本ノックをdockerで。python覚えるのに最適。:10+12
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7e7eb7c543e0c18438c4
プログラムちょい替え(0)一覧:4件
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/296d87ef4bfd516bc394
一覧の一覧( The directory of directories of mine.) Qiita(100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7eb0e006543886138f39
官公庁・学校・公的団体(NPOを含む)システムの課題、官(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/04ee6eaf7ec13d3af4c3
プログラマが知っていると良い「公序良俗」
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9fe7c0dfac2fbd77a945
LaTeX(0) 一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/e3f7dafacab58c499792
自動制御、制御工学一覧(0)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7767a4e19a6ae1479e6b
Rust(0) 一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5e8bb080ba6ca0281927
小川清最終講義、最終講義(再)計画, Ethernet(100) 英語(100) 安全(100)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/e2df642e3951e35e6a53
<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
This article is an individual impression based on the individual's experience. It has nothing to do with the organization or business to which I currently belong.
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ver. 0.01 初稿 20220813
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