IT業界 客先常駐現場に長く居ると起きること【IT派遣エンジニア】 トトリス ch / IT派遣エンジニア
https://www.youtube.com/watch?v=ppQJRofD1Y4
前提知識
プログラマが知っているとよい労働基準法
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f9621a4ed74967b7a1e8
下請代金支払遅延等防止法
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/91cf87c848e423048676
下請中小企業振興法
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/cf2bbba5c441e17495a2
1. BPなのにプロパーと間違われる
-> 派遣、契約社員なのに正社員と間違われる
IT業界でよくあるのは、2文字、3文字の短縮系が、分野によって意味が違うことを考慮せず、特定の会社内部でしか有効でない言葉を契約相手にも強要するということがよくあることかもしれない。
見積もりは営業しかしないことになっている会社もあれば、ある立場以上の人間だけが行う場合もある。
発注側の見積もり資料を作る受注もあったりするかもしれない。
多重派遣であっても、見積もりできないとは限らない。契約の中身による。
特定の企業の個別見積もりではなく、入札用の共通見積もりを行う仕事を発注することはあるかも。
課題は、同じ技術水準同士で話をしないと、すれ違いが生じ、目的、目標に行き違いがあるかもしれない。
受注側が、発注側以上の技術力のある人が担当することが大事かも。
法律の問題ではなく商習慣の問題というが、法律で規定している内容に抵触する場合は法律による。
商法では、法律で規定していない事項は商慣習を尊重することを明文化している。
商法
https://laws.e-gov.go.jp/law/132AC0000000048
第一条 商人の営業、商行為その他商事については、他の法律に特別の定めがあるものを除くほか、この法律の定めるところによる。
2 商事に関し、この法律に定めがない事項については商慣習に従い、商慣習がないときは、民法(明治二十九年法律第八十九号)の定めるところによる。
民法
https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089
(公序良俗)
第九十条 公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は、無効とする。
(任意規定と異なる意思表示)
第九十一条 法律行為の当事者が法令中の公の秩序に関しない規定と異なる意思を表示したときは、その意思に従う。
(任意規定と異なる慣習)
第九十二条 法令中の公の秩序に関しない規定と異なる慣習がある場合において、法律行為の当事者がその慣習による意思を有しているものと認められるときは、その慣習に従う。
慣習と公の秩序の関係は、個々の事例ごとに、判例を蓄積するとよい。
商慣習だと理解している事項が、他の法律または公の秩序に反している場合に、どのように取り決めるかは、既存の契約と矛盾しないようにすることがあるかもしれない。
BP business partner
契約により意味が異なる。
どの次元のPartnerかは、契約による。
委託でも、派遣でも契約の中にbusiness partnerと書いていれば、BPである。
BP
https://tenshoku.mynavi.jp/engineer/guide/articles/YFgcPRAAACEAvp_L
BPには明確な定義があるわけではありません
必要があれば、契約で定義するか、契約でどこかの定義している文書を参照すればよい。
ソフトウェア工学の標準では、BPは、
ISO/IEC/IEEE 24765:2017 Systems and software engineering — Vocabulary
https://www.iso.org/standard/71952.html 無償でダウンロードできる。
3.418 BP
- base practice [ISO/IEC TR 29110-3-1:2015 Systems and software engineering — Lifecycle profiles for Very SmallEntities (VSEs) — Part 3-1: Assessment Guide, 4.2]
ハードウェアであれば、BPは、
Base pointer, in 16-bit x86 architecture
Baseband processor, a device in a network interface
2 長くいるとプロパーと同レベル
短くても、何十の多重請負であっても、現場では、その技術に一番長けた人が判断しないとシステムが破綻する可能性がある。
正社員だの、派遣だのというのは契約上の話。技術内容の判断は、その技術に一番長けた人がするのは安全関連系では必須。
課題は、責任ある判断する人に、そうでない人より賃金が安かったりすること。責任と対価が対応していない。
正社員か派遣かは関係ないはず。
3 担当システムが増える。パラレルで働くリスク大
正社員でも派遣でも、委託でも、能力のある人に仕事は集中する。
プログライング能力は、正社員間でも100倍くらいはあたりまえのように異なり、下手をすると給料は倍も違わないことがある。
能力のない人は時間がかかり残業代を手にする。こなした仕事の量と手取りが逆ということもしばしばある。
派遣だから、委託だから起きる現象ではないかも。
実際の仕事の量を測る方法が難しく、測定方法を決めるとその方法に沿った仕事に最適化行動をとられると対処のしようがないかも。
4 離任する時の引き継ぎが大変
引き継ぎが楽な構造のシステムを作っていたり、自動化が進んでいれば問題がないかもしれない。
実際のシステムは、つぎはぎだらけで、いろいろなシステム間のデータの引き渡し時に、文字コードの変換に失敗することもあるかもしれません。
1バイトコードしか通らないソフトが間に少しでもあると、その前後で変換と逆変換をする必要があるかもしれません。それらの変換が、完璧ではなく、一部例外が存在すると、どつぼにはまるかもしれません。
COBOLのシステムで困るのは、COBOLのコードではなく、異なるシステムのJCLと、異なるDBの構造の違いなど、COBOL以外の問題だったりするなど、実際のコードを触っていない人の説明と現実の問題が乖離していることがしばしば。これも、正社員か派遣かとは関係なく、、、。
困りごと
JCL, DBの構造の違いのほか、perlでかかれていたり、pythonでかかれていたり、bash scriptで書かれていたり、一つのシステムで、時代時代の手入れが別の方法で、別の担当者が行なっていると、次は義だらけで、一度全部書き直したいという気になります。
知り合いの会社では、ある案件は、全部書き直したとお聞きしていて羨ましいなと思いました。
Pascalで書かれたシステムをCに書き直して痛い目にあったことがあり、言語の書き直しには二の足を踏む感じです。
今、一番困っているのは、CをC++に書き直すのに、#define 定義でTemplateにできない処理を、#defineが残っているところです。
perlで書かれたものをpythonに直せないのも実力附則だと痛感しています。
参照
プログラマが知っていると良い「公序良俗」官(4)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9fe7c0dfac2fbd77a945
プログラマが知っているとよいかもしれない法律1000を目標に収集中。官(9)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/eeffde5e7ee049f0adeb
利と義務の前に。仮説(147)官(5)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/47d4e992d0fd340403fd
道具と目的との逆転を防ぐ。法と秩序(規格)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/7ca98f29560b67d3831a
IT系技術資格における法律問題の勉強の仕方。官(6)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/ca2d115d428f406bd2dc
六法全書 なにをどう処理するとよいか 官(124)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/a6b9e44609bbc906582b
情報技術,電気通信の試験研究機関の業務に関連する条約、法律(改版)官(8)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/9b3546f6ca1238467cfc
IT業の前に立ちはだかるか。融資・法律・規格
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/e2dab1d27ee0b799e952
情報技術にまつわる法令
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/95f83d0251c134429649
社外取締役塾 法律(1)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6c978a47f73b7cccfeef
e-Gov与件特性
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/b4b74eb9d87b8d0449c6
@syoyo「e-Gov 法令データ」AI(13)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/2c561aaaf1e86f5f536b
条約・法律・判例, 無線網(Wi-Fi)空中線(antenna)(95)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/4d51f059669ef6606b3c