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WindowsにおけるLinux(Ubuntu)環境構築メモ

Last updated at Posted at 2024-12-16

概要

  • Windows が乗っているPCにおいて、Windows 環境を残したままよく使用される Linux(Ubuntu) 環境構築方法は、次の4点ある。
    1. WSL
    2. デュアルブート
    3. Hyper-V
    4. Virtual Box
  • それぞれの特徴と環境構築方法について記載する。詳細な環境構築方法は、各節の参考を参照。

1. WSL

1.1. 特徴

  • PowerShell から簡単に仮想環境を作成できる。
  • Windows のファイルシステムから WSL の仮想ディスクにアクセスできるため、データのやり取りが容易である。
  • WSL で GUI を動かすには少し設定が必要である(この記事では扱わない)。

1.2. 環境構築方法

Windows 10 に対する環境構築方法を記載する。
(Windows 11 はもっと簡単に環境構築できるはず。時間があれば追記予定。)

  1. PowerShell を管理者権限で開く。
  2. 次のコマンドで Linux 用 Windows サブシステムを有効にする。
    dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
    
  3. 仮想マシンの機能を有効にする。
    dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
    
  4. PCを再起動する
  5. インストールできるディストリビューションを確認する。
    wsl --list --online
    
  6. インストールを実行する(例:Ubuntu-22.04の場合)。
    wsl --install -d ubuntu-22.04
    
  7. インストールが進むと Ubuntu が起動するので、ユーザー名やパスワードを設定する。

1.3. 参考

2. デュアルブート

2.1. 特徴

  • ドライブ自体を Windows 環境と分離する。
  • 演算リソースをフルに使用できることが利点である。
  • OSの切り替えには再起動が必要である。

2.2. 環境構築方法

BitLocker の無効化と高速スタートアップの無効化を実施済みとする。

  1. 次のいずれかのサイトから Ubuntu イメージファイルをダウンロードする。
    [公式] https://ubuntu.com/download/desktop
    [日本語版] https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
  2. DVD 等のディスクに、手順1でダウンロードしたイメージファイルを書き出す。
  3. 書き出し済みのディクスをPCセットした状態で、PC を再起動する。
  4. 再起動直後の PC ロゴ画面で DEL キーや F10 等を連打してブートメニューを表示する。
  5. セットしたディスクを選択すると、Ubuntu のインストーラーが起動するので、後は指示に従い、パーティションの設定等を実施する。

2.3. 参考

3. Hyper-V

3.1. 特徴

  • 複数の OS を実行することができる。
  • 複数の仮想環境の管理が容易である。

3.2. 環境構築方法

  1. 「2. デュアルブート」と同様に、Ubuntu のイメージファイルをダウンロードする。
  2. [コントロールパネル] ) [プログラム] ) [Windowsの機能の有効かまたは無効化] から Hyper-V を有効化する。
  3. PC を再起動する。
  4. Hyper-V マネージャーを起動し、次の手順で新規仮想マシンを作成する。
    [Hyper-V マネージャー] ) [PC名] を右クリック ) [新規] ) [仮想マシン]
  5. 仮想マシンを設定する。
    • 「名前と場所の指定」: 適宜好みで修正する。
    • 「世代の指定」: 第2世代を選択する。
    • 「メモリの割り当て」: 4096 MB に設定する。
    • 「ネットワークの構成」: 指定がなければ「Default Switch」を選択する(NAPTを設定したい場合は別途設定が必要)。
    • 「仮想ハードディスクの接続」: サイズは 25GB 以上で、適宜好みで設定する
    • 「インストールオプション」: 「ブートイメージファイルからオペレーティングシステムをインストールする」を選択し、手順1でダウンロードしたイメージファイルを指定する。
  6. 後は説明に従い、インストールを進める。

3.3. 参考

4. Virtual Box

4.1. 特徴

  • 複数の OS を管理することができる仮想化ソフトウェアである。
  • Hyper-V と似ていて、個別に仮想環境 OS を作成、切り替え、削除ができる。
  • 簡単に環境構築できるのは利点であるが、アンインストーラーによるアンインストールでは完全に Virtual Box を削除できないため、あまりお薦めしない。
    参考: 'VirtualBoxを完全にアンインストールしたいんだが...'
    完全に削除するには、次の操作が必要である。
    • "C:\Windows\System32\drivers"の"VBoxDrv.sys","VBoxNetLwf.sys", "VBoxUSBMon.sys"を手動で削除
    • "C:\Users\ユーザー名"の".VirtualBox", "VirtualBox VMs"を手動で削除

4.2. 環境構築方法

Ubuntu 20.04.6 の環境構築方法について記載する。異なるバージョンのUbuntu環境を作成したい場合は、適宜インストーラーファイル等を変更する。

4.2.1. Virtual BOXのインストール

  1. 「Microsoft Visual C++ Redistributable 2019」を次の URL からダウンロード&インストール。
    Visual Studio Tools のダウンロード - Windows、Mac、Linux 用の無料インストール
    https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/#microsoft-visual-c-redistributable-for-visual-studio-2022
  2. Oracle VM VirtualBox から VirtualBox をインストールする。
    ダウンロードリンク:https://download.virtualbox.org/virtualbox/7.0.10/VirtualBox-7.0.10-158379-Win.exe

4.2.2. Ubuntuのイメージファイルをダウンロード

4.2.3. Virtual Boxの起動とUbuntuのインストール

  1. 「名前」は、適当に付ける(例:Ubuntu)。
  2. 「ISO Image」は上でダウンロードした「ubuntu-20.04.6-desktop-amd64.iso」を選択する。
  3. 「次へ」を押す。
  4. 「Username」と「Password」を設定する(何でもよい)。
  5. 「次へ」を押し続ける。

4.3. 参考

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