2024/04/25(木)追記
ご無沙汰しています!しゅるれです!
シリーズの続きに対するニーズを調査したいため、アンケートへご回答いただけると幸いです!
アンケートフォームは記事の終わり際にありますので、お時間がございましたら是非とも宜しくお願い申し上げます!
それでは、記事をお楽しみください!
お久しぶりです!しゅるれです!
今回は、NGSのDry解析を実施する際に利用する、WSL2-Ubuntu環境の構築手順を投稿します!
具体的には、Windows10 Pro 64bit上にWSLおよびUbuntuをインストールし、その後にUbuntu内のパッケージをアップグレードするまでのやり方を説明していきます!
(詳細な手順についてはMicrosoft様の公式ページを確認して頂けると幸いです!)
WSL-Ubuntu環境を構築することで、Windowsでも気軽にUbuntuを使えるようになるので、気になる方は以下の手順を是非試してみて下さい!
1)PowerShellを開く
始めに、WSLをインストールする際に用いるPowerShellという起動します!
PowerShellはホームボタンを押した後に表示されるアプリ群の中に、「Windows PowerShell」というアプリがあると思いますので、それを起動してください!
(PowerShellがない場合は、Microsoft様の公式ページを参考にして、インストールをしてみて下さい!)
図1:ホームボタンのクリック
2)WSLのインストール
PowerShellが起動したら、「C:\windows\system32>」のすぐ右の部分に文字が打ち込めるようになっていると思います!
その部分に、「wsl --install」と入力してEnterキーを押してください!
そうすることで、図3のようにインストールが進んでいる事を示す文章が表示されます!
図3:WSLのインストール画面。
インストールが終わった後はPCを再起動し、PowerShell上で「wsl --help」と入力することでwslのヘルプ画面を表示させて、無事にインストールされているかを確かめてみましょう!
図4:WSLのヘルプ画面の表示。
3)WSlのアップデート
WSLがインストールされている事を確認したら、WSLをアップデートしましょう!
PowerShell上で「wsl --update」と入力してEnterキーを押すことで、インストールが進行します!
インストール後は、念のためPCを再起動しておきましょう!
図5:WSLのアップデート
4)仮想マシンプラットフォームの有効化
WSLのアップデート後は、Ubuntuをインストールする際に必要となるWindowsの機能を有効化をしましょう!
自分がインストールする際に必要となったWindowsの機能は、「Linux用Windows サブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」の有効化でした!
ホームボタンの横にある検索フォームに「windowsの機能の有効化または無効化」と入力することで表示されたアプリをクリックしましょう!
(「コントロールパネル→プログラム→プログラムと機能→Windowsの機能の有効化または無効化」と辿ることでも実行することが出来ます!)
図6:検索フォームからWindowsの機能の有効化または無効化を実行する。
Windowsの機能の有効化または無効化が実行出来たら、「Linux用Windows サブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」の有効化を行いましょう!
「Linux用Windows サブシステム」は表示されてすぐの画面に、「仮想マシン プラットフォーム」は画面を下にスクロールした部分にあると思います!
それぞれにチェックを入れてから、画面のOKボタンを押しましょう!
図7:「Linux用Windows サブシステム」にチェックを入れる。
図8:「仮想マシン プラットフォーム」にチェックを入れて、OKボタンを押す。
OKボタンを押したら、再起動を促す画面が表示されるので再起動をして下さい!
図9:再起動を促す画面。
(補足にはなりますが、有効化をしていない場合、インストール時にこのようなエラー画面が表示されると思います...)
図10:有効化をしていない場合のエラー画面。「WslRegisterDistribution failed with error: 0x800701bc」というエラーが表示される。
5)WSL上にインストールできるディストリビューションの確認とインストール
「Linux用Windows サブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」の有効化をした後は、いよいよWSL上にUbuntuをインストールしていきます!
まずは、PowerShell上で「wsl --list --online」と入力して実行し、WSL上にインストールできるディストリビューションを調べてみましょう!
調べてみると色々なディストリビューションが用意されている事が分かりますが、今回は「Ubuntu 22.04 LTS」というディストリビューションをインストールしていきます!
PowerShell上で「wsl --install -d ubuntu-22.04」と入力して実行することで、インストールが進行します!
図11:インストール初期の画像
インストールが進むにつれて、PowerShellのほかにUbuntu 22.04 LTSのウィンドウが表示されると思います!
Ubuntu 22.04 LTSのウィンドウに新たな表示が出るまで待ちましょう!
図12:インストール後に表示されるUbuntu 22.04 LTSのウィンドウ。
6)インストール後の設定およびアップデート
Ubuntu 22.04 LTSのウィンドウに図12のような表示がされたら、UNIX usernameが入力できるようになっていると思います!
好きなユーザーネームを入力したら、パスワードの設定を求められるので、それについても入力しましょう!
図13:ユーザーネームとパスワードの入力画面
パスワードを入力する時なのですが、文字を入力してもコマンドライン上に見えないようになっています!
そのため、一見入力できてないように見えると思いますが、普段通りに入力できているので、気にせずもう一回パスワードを打ち込んでください!
図14:パスワードの再入力画面(パスワードはコマンドライン上から直接見れないようになっている)。
パスワードの設定が終わったら、図15のような画面が表示されると思います!
これで一通りのインストールは終了です!
この後は、今インストールしたUbuntu内にあるパッケージのアップグレードをします!
図15:インストールが完了した直後の画面
まず、$マークの横に「sudo apt update 」と入力して、Enterキーを押しましょう!
そうするとパスワードの入力を求めてきますので、パスワードを入力して実行することで、アップグレードできるパッケージを確認することが出来ます!
図16:「sudo apt update」によるアップデートできるパッケージの確認。
次に、先ほどと同様の形で「sudo apt upgrade」と入力して実行しましょう!
そうすると、アップグレードの実施を続けるかをY/nで選択する画面が表示されるので、続ける際はYボタンを押してEnterキーを押しましょう!
図17:パッケージに対するアップグレード実施の確認画面。
アップグレードを続行したら、終了するまで待機しましょう!
ここまで実行できて入れば、WSL-Ubuntu環境が構築できていると思います!
お疲れさまでした!
図18:パッケージアップグレードの完了画面
終わりに
ここまで見て頂き、誠にありがとうございます!
Windows上にUbuntuをインストールして、いろいろ遊んでみて頂けると嬉しいです!
今回の記事は画像を用いた説明を意識して作成しました!
デスクトップ背景等へのモザイク処理を実施するだけでも手間がかかって大変だったのですが、新しいことを色々と学ぶ事が出来て楽しく進めることが出来ました!
記事の内容だけでなく、見せ方についても色々と勉強して反映していきたいと考えていますので、よろしくお願いします!
また、最近、実務の関係でビジネスプロセスモデリングという分野に関心を寄せています!
今回インストールしたUbuntuでは、Dockerを利用することでApromoreというプロセスマイニングソフトを使用することが出来るので、それについての記事も今後増やしていこうと思うので、見て頂けると幸いです!
それでは、また再来週にお会いしましょう!
最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました!
もしよろしければ、以下のGoogle Formから、アンケートのご回答のほど宜しくお願い申し上げます!