はじめに
2018年10月。GCPプロフェッショナルクラウドアーキテクト試験(正式名称はGoogle Cloud Certified - Professional Cloud Architect 試験)に不合格しました。
ショックです。。
だって合格するつもりでこの記事の下書きまで書いてたから。。
ってしたかったから。。
落ち込んでてもしょうがないので、不合格体験をネタに記事にしようと思います。
これから合格を目指す方にとって少しでも参考になれば幸いです。
私のGCP経験値
まずAWSに関しては長年使ってますし、ソリューションアーキテクトプロフェッショナルまで受かっています。
そちらも記事にしてます。
GCPに関しては、遥か昔にGoogle App Engineをちょっと触ってみたのと、最近Cloud Speech APIを使って音声認識を試したくらいでそれほど知識はありません。
勉強はじめた段階では、Coumute Engineって何?AWSでいうEC2?みたいにGCPの用語はよく知らないレベルでした。
試験の概要
詳細は公式ページを見てもらったほうがいいと思います。
- 試験時間:120分
- 問題数:50問
- 言語:日本語 or 英語
- 受験料:200ドル(約22,000円)
最近になってこの下のカテゴリであるAssociate Cloud Engineerというのも始まりましたが、こっちに受かっている必要はありません。
いきなりProfessionalから受けることも可能です。
試験を受けようと思ったきっかけ
私はAWS派なのでそれほどGCPを使ってみようとも思っていませんでした。
ただ、先日行われた**Google Cloud Next '18 in Tokyo**に参加して考えが変わりました。
- AWSはインフラ系(EC2とか)が強いのに対し、GCPはもっとアプリケーションより。
- 流行りのKubernetesとかコンテナ技術系はGCPのほうが先を行ってそう。
- これまた流行りの機械学習、画像認識、翻訳、音声認識などのAPIもAWSよりよさげ
-
資格取得者だけにThe North Faceのコラボパーカーを無料で配ってた
- 資格取得者限定の特典があることが一番大きなモチベーション!!(来年は欲しい!)
- ちなみに30分程度で終わる会場のハンズオンに参加してもらえたのは、「下着か?」と思うくらいのペラペラのTシャツでした。。
ということで、これからはGCPがくるだろうと思い立って勉強しようと思ったのです。
勉強の方法
- 先人たちの体験談読み漁り
- Qiitaはじめググって出てくる情報は一通り読んだ。
- AWSに比べ情報は少ないもののあまり難しくないという感想多し
- (今思い返すと油断した。。)
- 書籍
-
GCPを広く浅く知るにはちょうどよい。AWSの知識がベースにあると読みやすい
- 公式サイトの模擬試験(日本語版、英語版)
- 20問(問題は固定)あって無料で何回でも受けられる。
- ちなみに、日本語版と英語版で1問だけ問題が違う。英語版は解説もついているので両方やるべし
-
CourseraのCloud Architectureコース
- 私の場合、会社がパートナー契約しているらしく無償で受けられた(個人で受ける場合は有償?)
- ビデオ講義→Qwiklabsハンズオン→確認テストという順番で進んでいくのだが、講義はほぼ見ずにハンズオンとテストだけ実施
- (ちゃんと講義も受けて知識を固めておくべきだった)
- だいたい講義は日本語字幕付き、ハンズオンも翻訳済み、テストのみ英語。
- 試験を受ける時点で6コース中4コースは修了
- (全コース受けておくべきだった。。)
-
Google公式ドキュメント
- 例えば同じNoSQLでもBigTableとDatasotoreの使い分けがよく理解できないとかいう場合に調べる
- AWSのドキュメントと比べるとだいぶ読みやすい?
以上をおおよそ2週間でやりました。
まあAWSでクラウドのベース知識はあるので大丈夫だろうと思ってました。
試験アカウントの作成&申し込み
Webassessorというサイトでアカウントを作る必要があります。
Kryterionというテスト提供会社のサービスのようです。
そしてここから試験を申し込みます。
東京だと、秋葉原、池袋、田町、八重洲の4つのテストセンターから選ぶことになります。
開始時間は10:00-16:00の間で15分ごとにどこでも予約可能な感じでした。
私は秋葉原を選択しました。
決済はクレジットカードでドル建てになります。
試験会場(秋葉原)
雑居ビルの1フロアです。
IT系の試験の他に、証券外務員や保険外交員の試験をやってました。
IT系の試験フロアは結構広かったですが、私含めて2、3人しかいませんでした。
試験開始
PCを使った選択式の試験です。
ちなみに公開されている**4つのケーススタディ**から問題がでるので、事前に読んでおいたほうがいいです。(テスト会場では左ペインが問題、右ペインがケーススタディという表示)
GCPの細かい仕様を問う問題は少なく、ユースケースでこういう場合はどのGCPのサービスを使えばよいかというのを選択する問題が多い印象です。
正直、5割くらいは正解確実、3割も複数選択肢のうち2択には絞り込める、残り2割はよくわからずという感じです。
なのでトータル7割くらいは取れたし合格ラインは超えてるだろうと思って、30分くらい時間を余らせて試験終了ボタンを押しました。
結果は・・
不合格
事前に知ってましたが、GCPの試験は点数がでません。
なのでどこを間違えたかはよくわかりません。
ぶっちゃけ「正解確実!」と思った中にも間違いがあったのだと思います。
AWSの試験はカテゴリごとに正解率を出してくれるのですが。。
再試験ポリシー
GCPには再試験ポリシーがあって、以下のようになってます。
- 2回目の受験:前回不合格から14日後
- 3回目の受験:前回不合格から60日後
- 4回目の受験:前回不合格から1年後
なので、1回不合格だと2週間は再受験できません。
最後に
いやーー。サクッと合格して次は**データエンジニア**を取ろうと思ってたのに躓きました。。
受かれば会社が受験料出してくれるはずだったのに、落ちてしまったので自腹に。。
受かったらパーカーかバッグどちらか貰えるらしいから、どっちにしようかなと考えていたのに。。
まあ、失敗して学ぶこともあるとポジティブに考え再び勉強に励みます。
2回目で合格しました! ※2019年3月追記
不合格からおよそ5ヶ月。
2回目で合格しました!
続編は【朗報】Google認定プロフェッショナルクラウドアーキテクト試験に2回目で合格した件を御覧ください。