はじめに
2018年6月にAWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルの試験に合格しました。
前回の記事でアソシエイトの体験記を書きましたが、実はこれを書いている時点で上位試験のプロフェッショナルにも合格してました。
アソシエイトに合格してから間があくと忘れてしまうので、そのまま3週間ほど勉強を続けて試験に挑みました。
試験の概要
まずソリューションアーキテクトのプロフェッショナルを受けるには、アソシエイトに合格しておく必要があります。
アソシエイトを飛ばしていきなりプロフェッショナルを受けるのは不可です。
知識に自信があってもまずはアソシエイトを取りましょう。
(追記)2018年10月に前提条件が改定され、アソシエイトを飛ばしてプロフェッショナルを受けることが可能になりました!
試験時間は170分と長丁場で問題数は80問です。
アソシエイトに比べて問題文が長めで、(選択肢から複数の)ベストプラクティスを選ぶ問題が多いのが特徴です。
**受験料は32,400円(税込)**とアソシエイトの倍です(落ちたらショックが大きい)
勉強の方法
- 先人たちの体験談読み漁り
- 【AWS認定】ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(AWS CSA-Pro)に合格してきた【英語重要】
- 上記はすごく参考になった!(でもLinux Academyとかは高いのでパス)
- 公式サイトのサンプル問題
- 6問しかないがとりあえずやる
-
ブラックベルト
- メジャーどころのサービスのSlideshareを読み込む
- アソシエイトではあまり出なかった、Elastic Beanstalk、CloudFormation、Kinesis、Cognitoといったあたりも目を通す
-
Well-Architected フレームワーク
- AWSのペストプラクティスの公式見解が書かれているホワイトペーパーを読む
- 学習サイト(AWS Web問題集で学習しよう)
- ちょっとだけ無料でできるため実施。有料プランはやらず
- ヤフオクで見つけた問題集
- 300問超。日本語の問題集は唯一?
- アソシエイトのときに買ったもの(作者は別)と結構問題被ってるわりに答えが違ったりする。
- あまり期待しないほうがよいかも
模擬試験
自分のPCからネット経由で受ける形です。40問と実際の試験の半分の問題数です。
本来は4,320円かかりますが、アソシエイトに受かると1回無料で受けられるバウチャーがもらえます。
アソシエイト合格して2週間ほど勉強続けたところで受験しました。
「75%くらい取れるといいなー」という気持ちで受けたのですが
60%(不合格)
問題文と自分の選択した回答はちゃんとスクリーンショットを撮って残しておきました。
カテゴリごとの正答率が出ているものの、どの問題が合ってるか間違ってるかも教えてくれません。
後輩にも協力してもらい、各問題の正解を調べます。
※ 結果的に模試で出た問題は、実際の試験で出てきませんでした。
追加で勉強
模試不合格でかなり追い込まれます(なにしろ落ちたら32,400円です)
ということでもう1回先人たちの体験記を読み直して辿り着いたのが以下です。
Jayendra's Blog
英語だったので毛嫌いしていたのですが、いろいろ見てみました。
- AWSのサービスごとにカテゴリ分けされて重要ポイントがまとめられている
- 記事の終わりには問題がいくつか載っており、重要サービス(よく出るカテゴリ)ほど問題数が多い
- 多くの問題は解説が載っている。回答が怪しい問題もあるがフォーラムでの議論も読むことができる。
- プロフェッショナルの試験で出そうな難易度の問題は、$\color{red}{\rm [PROFESSIONAL]}$と赤字でタグが付いている
- 模試で答えがわからなかった問題も載っている。
ということでGoogle翻訳を駆使しながらこれを必死にやりました。
試験会場
前回の渋谷ではヒドい目にあったので会場を変えて歌舞伎座タワーで申し込みました。
会場はキレイです。
私の他に同じ時間帯で5人ほどがAWSの試験を受けに来ていました。
試験開始
渋谷はキオスク端末でリモート試験官に監視されながらの試験でしたが、歌舞伎座は普通の端末でした。
試験が始まるとJayendra's Blogやヤフオク問題集(アソシエイト向けに買ったやつ)で見覚えある問題が結構でてきます。
反射的に回答がわかってるやつは早々に終わらせて、じっくり考える必要があるものに時間を使います。
結果的には試験時間を50-60分くらい余らせました。
結果は?
85%(合格)
さいごに
とりあえず試験には受かりました。
受かるだけならこのやり方でいいと思いますが、本当に自分がAWSのプロフェッショナルたるスキルを持っているのかと自問自答するとまだまだだと思います。
とはいえ、肩書きが機会を生み、それによってさらなるスキルアップが図れるとポジティブに考えれば資格を取って損はないと思います。
最近業務では時代遅れなこと(オンプレのCiscoネット機器とか、OracleDBとか)ばかりやってたので、これを機にスキルをシフトしていこうと思います