はじめに
2018年5月にAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトの試験に合格しました。
勉強期間はおおよそ3週間です。
せっかくなので体験記を書こうと思います。
私のAWS経験値
以前の記事(AWSのEC2インスタンスをt1.microからt2.microにしたい話)でも書いたのですが、
2012年頃から自身が運営しているサービスでAWSは使っていました。
仕事でも使う機会はありますが、EC2、S3、VPCといったメインどころが中心です。
(他のサービスは用語は知っててどんなサービスかはわかるけど、触ったことはない的な)
新版と旧版
この記事を書いている時点で、SAAの試験は新版と旧版の2種類存在しています。
「AWSはサービスのアップデートも早いし、どうせ勉強するなら新版しかないでしょ」
と息巻いてはみたものの、やはり合格するには情報が出回っているもののほうがよいと考え、結局は旧版を選択しました。
- 新版
- 2018年2月から開始
- 130分65問
-
試験料16200円(税込)(2019/11/3追記)消費税率が変わり試験料16500円(税込)に変更
- 旧版
- 2018年8月12日に終了 ※つまりこの記事を読んで勉強始めても間に合いません!残念でした!
- 80分55問
- 試験料16200円(税込)
勉強の方法
- 先人たちの体験談読み漁り
- まずはググって情報収集し、過去に合格した人がどう勉強していたかを把握
- この記事を読んでいる人と同じアプローチ
- 公式サイトのサンプル問題
- 8問しかないがとりあえずやる
- 模擬試験
- 2160円かかる上に、どの問題が合ってたか間違ってたかは教えてくれないということで受験せず
- 書籍(合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト)
- 唯一の日本語書籍ということで既に合格していて本を持ってた後輩から借りる
- 結構簡単で8割くらいは1週目で正解。これだけで合格は難しいと思う
-
ブラックベルト
- メジャーどころのサービスのSlideshareはざっと読む
- 学習サイト(AWS Web問題集で学習しよう)
- 無料でできる範囲を実施。1周目の正解率は5割くらい。全部正解できるまで実施
- ヤフオクで見つけた問題集
- 400問超。スマホで隙間時間に勉強したかったので購入。
- 解説がないためわからないところはググりながら知識を補足。ただ正解が怪しいところも多々あり
- 同じ問題が繰り返し出てくるのに答えが違ったり((´д`))
- 1周目は5割くらい。全部正解できるまで4周ほど実施。
AWS認定アカウントの作成
非常にわかりにくいのですが、試験を受けるためにAWS認定アカウントを作成する必要があります。
これはAmazon.comアカウントかAmazon.co.jpアカウントのどちらかを紐付けることになります。
AWSは.comアカウントを使っているということもあり、こちらを選択することにしました。
試験の申し込み
PSIという団体(?)のサイトから予約をします。
※ (2019/11/3追記)2019年4月よりピアソンVUEでも試験を受けられるようになりました
東京だといくつか試験会場があるのですが、渋谷のセンターを選択しました。
試験料16200円は、申し込みの際にクレジットカードで決済します。
試験開始の48時間前までなら無料でリスケできるようです。
試験会場
渋谷のとある雑居ビルの中にありました。地図をみながら行ってもかなり迷って焦りました。
受付を済ませてしばらく待機。
同じ時間にどこかの新入社員らしきグループがCiscoの試験を受けにきているようでした。
ただ、AWSの試験はCiscoの試験などとは部屋が分かれているようです。
試験の開始前手続き
キオスク端末(シンクラ?)というのに向かって試験をすることになります。
緊張の中、まずは登録したメールアドレスを入力するのですが「@」が入力できない。。
用意されてるのは日本語キーボードなのに、キオスク端末は英字キーボード配列で認識しているようです。。
ここは冷静に
[SHIFT]+[2]
を押して
@
を入力します。
また、Webカメラがついていて、試験官がリモートで監視しているようです。
チャットで「免許証をカメラに見せて」とか、「クレジットカードをカメラに近づけて」などと指示されます。
ちなみにこのチャット日本語が打てないので、「wakarimashita」とかローマ字で答えることになります。
(幸いチャットの向こうの人は日本語が理解できるようでした)
試験開始
やっと試験が始まると、だいたい見覚えがある問題が・・
8割以上はヤフオクの問題集でみたことあるやつでした。
答えを覚えてしまっているほど繰り返していたので余裕でサクサク進んでいきます。
みたことない問題もでてきますが「まあ正解はこれかな」と見当はつく感じです。
トラブル発生!
50問ほど終えたところでトラブル発生。
問題を表示するアプリケーションが固まって次の問題が表示されなくなってしまいました。
端末のファンがうるさく鳴っていたのでハード故障かと思い受付の人を呼んだのですが、チャットでリモートの試験官に言ってくれとのこと。
10分ほど待たされると、リモートアシスタントで端末を操作して "Don't worry. Your answer is saved."という感じに英語でメッセージをくれました。
そこからシンクラを再起動して、無事試験は再開できました。
合格!
試験終了ボタンを押すと、すぐさま合格した旨のメッセージが表示されました。
スコアをみると96%なので、2問くらいしか間違えてないようです。(初見の問題も大体合ってたっぽい)
さいごに
拍子抜けしたところもありますが、結果的に合格なのでよかったです。
やっぱりメジャーどころのサービス(コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク)を抑えておけばよくて、マイナーなのはそんなにでないです。あと新しめのサービスも出ない。
次のステップはAWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルの試験です!