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AWS初心者がAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト資格試験に合格した時の勉強法

Last updated at Posted at 2018-04-01

概要

社内でもじわじわと増えてきているAWS案件や、クラウドファーストという言葉に象徴されるようにインフラ領域を超えて、クラウドでのシステム開発が当たり前になってきているという状況。また、以下の記事にもあるように稼げるIT資格の常連資格になり、増々重要になってきたAWSに触れてみたくて、「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」資格試験を受けてみました。
そしてなんとか合格できたので、その時の勉強法を紹介します。

プロフェッショナル編も投稿しました!こちらも参考に。

AWS初心者がAWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル資格試験に合格した時の勉強法

資格試験を思い立った時の自分の状態

  • インフラは専門外
  • アプリケーションエンジニアだし、システムの可用性/耐障害性とかはインフラチームに任せておけばいいよね。いい感じにサーバー運用しておいてね。と他人任せ
  • AWS無知
  • EC2、S3はそろそろEC3とかS4とかになってどんどん新しくなっていくのかな。S3?EBS?Glacier?なぜストレージだけでそんないろいろ種類があるのだろう。意味がわからない。。。

要するに何もわかってない素人がそろそろクラウド知っておかないとという危機感で資格試験に挑んだような状態。

資格試験対策期間

  • 2018/1/1 :今年の目標として資格取得を思い立つ

  • 2018/3/04:模擬試験受験 総合評点:75%合格!

  • 2018/3/23:本番試験受験 総合評点:83%合格!!

  • 総勉強時間:80時間(社内ではAWS案件に関われる立場にいないので仕事外で費やした時間)

実際の勉強時間

image.png

期間が3か月だったので毎週土日のどちらかは勉強時間に充てて、後は勉強の進捗と理解度によって後半は土日両方と平日は仕事終わった後1時間カフェで勉強という習慣を作りました。
合格ボーダーライン70%?(非公式)と言われているので、前提知識がある人や実際に既に触ったことがある人ならもっとずっと少ない勉強時間で合格できるはず。

試験対策/勉強法

1.試験概要の確認
2.試験合格対策本の購入
3.AWSアカウント取得
4.知識の正しい理解の確認
5.模擬試験受験
6.本番試験受験

1.試験概要の確認

資格試験の基本。まずは試験概要を公式ページで確認。
(2018年9月より試験内容が改訂されたので記載内容を更新)

 AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

試験時間、受験料がありますが、重要な試験要覧を確認しましょう。

image.png

試験要覧を確認すると試験の受験対象者はこんな感じ

image.png

実際にはもう少し細かい内容が記載されているのでしっかり確認する。
というより、勉強していると何を覚えるべきか/何が重要なのかよくわからなくなってくるので定期的に確認する。

2.試験合格対策本の購入

試験概要を確認したら勉強開始。ただ、AWSは年々進化しており、サービス/機能もびっくりするぐらい多いので何から手を付けていいかわからない。そこでまずは試験ポイントを抑えるべくAWS書籍を探します。
AWSの人気は書籍数にも表れていて、数ある書籍の中から自分に合ったものを探すだけでも大変ですが、おすすめは↓です。

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

【Kindle版】

資格を受ける人は全員買っているのでは?というくらい有名な1冊。
試験受け終わった後で振り返ってみてもこの書籍すごく良かったです。
今のところ、いわゆる資格試験対策問題集という書籍は見当たらず、
この本の各章の最後にある問題だけのように思います。

(対策本が増えてきたのでページの最後に補足を追記)
書かれている問題や解説は、よく試験のポイントが押さえられていて勉強のポイントがわかってきたことと、
AWSにはこんな便利なサービスがあってこう使うという説明に終始するのでなく、
なぜその機能がAWSにあるのか、こんな問題があってその対応にはこの機能を使えばいい
という書き方をしているので読んでいて納得感がありました。

再勉強したメモ、備忘録を以下に投稿しました。ご参考までに。

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト資格の知識のまとめ

3.AWSアカウント取得

AWS勉強するにあたってアカウントを持っていない人はぜひ取得しましょう。
実は私は模擬試験を受けてからAWSアカウントを取得しましたが、もっと早く取得しておけば良かったと思っているのでこのタイミングで取得がオススメです。
画面を触ると理解と記憶がずっとすんなり定着します。

 AWS アカウント作成の流れ

クレジットカードの登録が必要ですが、1年間の無料利用枠があり、無料利用枠を超えそうな場合メールで通知してくれるように設定ができるので課金されることはあまりないと思います。
ただし、Qiitaでも良く投稿されていますが、不正利用による意図しない課金の被害にあわないように注意しましょう。
私はこれが怖かったのでCloudTrailのログをずっとS3に保存するよう設定していたら、月末に無料利用枠超えるよというメールが届きセーフだったということもあります(^^;)

ちなみにアカウント作成後、実際にいろいろやってみたくなった時にオススメしたい書籍が↓です。

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド

【Kindle版】

基本的な画面の解説から、EC2/S3/CloudFront/Auto Scaling/CloudFormation/CloudWatchといった試験頻出の重要サービスを使った詳しい解説があって非常に役立ちました。試験で問われるAWSサービスの概要に留まらない実践的な機能の使い方はこの本で勉強しました。

この頃から、試験概要/合格対策本/パターン別構築・運用ガイドとそれぞれで重複した内容が記載されていることに気が付くことが多くなり、なるほど高可用性を実現するためにはこんなシステムアーキテクトになるのかとか、コスト効率や対障害性はトレードオフの場合もあるけど、どちらの要件にも合わせられるようにこんな機能があるのかとか、徐々にわかるようになってきました。

4.知識の正しい理解の確認

徐々に知識がついてきたので公式ページの内容にもチャレンジしていきます。

 AWS 認定の準備

ここの「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」をクリックして、AWS ホワイトペーパーおよびよくある質問から学習する(もちろんお金に余裕がある人はトレーニングクラスを受講するのもいいと思います)や、

 AWS クラウドサービス活用資料集

 AWS ドキュメント

これらの公式資料を確認するのが良いです。
特に「AWS クラウドサービス活用資料集」はわかりやすくまとめられているので知識の確認や新しい知識の習得がしやすい内容になってます。

5.模擬試験受験

一通りの勉強をしたらとりあえず早めの模擬試験の受験がオススメです。
過去問等はネットを探せばいくつかは出てきますが、基本的には非公開の内容なので信頼しすぎるのは禁物です。
自身の理解力の確認と本番同様の試験問題の確認として受験します。

 AWS 認定申し込み

総合評点として正解率はわかりますが、個々の問題の正誤は確認できないので、
回答に自信の無い問題は覚えておいて後でしっかり復習します。
ここで、全く歯が立たないレベルだと本番に臨むための時間が必要になってくるので
対策を打つ意味でも早めの受験がオススメです。

6.本番試験受験

そして本番です。

 AWS 認定申し込み

WEB試験になるため右隅にある刻々とカウントダウンされる試験時間と戦いないながらじっくり受けます。
しっかり勉強してきたので大丈夫と自信をもって望むだけですが、受けてみて合格へのポイントだと思ったことを書いておきます。

  • 比較的問題文/選択肢をよく読ませる問題がでます。
  • 〇〇ができるサービスは何?とか単純な問題もでますが、どっちかというと、〇〇という問題を抱えているシステムがあり、そのシステムに対し△△(コスト効率とか可用性とか)を重要視して、システム変更するにはAWSでどういったアーキテクトとする必要があるか?(問題文だけで200文字とか)
  • 回答として、〇〇サービスと△△を使って、□□の設定する(各設問30文字とか)
  • 最終的に時間切れになるような感じではなかったですが、だいぶゆとりがある感じでもないので、問題文/各設問ともに要点を適切に読み取る力が必要です。
  • 結構勉強したつもりでも全く聞いたことがない言葉や方法論がでます。
  • この手の問題は焦らず消去法で回答します。明らかに難しそうな問題には明らかに間違いのキーワードが混じっている設問が多いです。100%これという正解。という設問より、絶対間違っているという設問は選べるのでそれらを消していき残ったものを回答とします。
  • 印象ですが、7,8割こんな感じの問題でした。。。
  • 上記の通り、試験問題として結構粘り強く読む/考えることが必要です。しかも、模擬も本番もですが、最初の方の問題にこの傾向が強いように思います。最初の方に読み応えのある、しかも初めての言葉で難しそうな問題を並べておいて、受験生を疲弊されているのではないかと思うほどでした。なので、始めの方の問題で力を使いきってあきらめないよう最後までやり抜く。または、ぱっと見てすぐにわからなそうな問題はとりあえず飛ばして最後にじっくり考える。といった対応の方がいいように思います。
  • 私は最初の10問くらいはこれは不合格かもしれない。どの問題も全く自信を持って回答できない。と感じましたが、結果的には正解率80%超えで合格できました。最初で力尽きず最後まであきらめなくてよかったと思ってます(^^)

最後に

資格試験対策として勉強法の概略や流れしか書けなかったので、次回以降は具体的にAWSの重要サービスや勉強して学んだ知識/ノウハウについてまとめていこうと思います。

勉強法と試験ノウハウ 

第一回:試験対策重要サービスを分類

第二回(前半):重要サービスの勉強ポイント(前半)

第二回(後半):重要サービスの勉強ポイント(後半)

第三回:主要サービスの勉強ポイント

第四回:特徴的サービスの勉強ポイント

まとめ回:合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト資格の知識のまとめ

補足

メジャー資格になり試験対策本を増えてきたので以下を追記。

改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書

【Kindle版】

いわゆる黒本。安定の内容で新しい新試験対応の資格試験対策本としてはこちらが鉄板本か(^^)?Amazon 売れ筋ランキング(システムアーキテクトの資格・検定 部門)1位獲得本。Amazonレビューも合格のコメントが多い気がする

最短突破 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本

【Kindle版】

より基本的な内容?とっかかりにはいいかも?

AWSエンジニア入門講座――学習ロードマップで体系的に学ぶ

【Kindle版】

この本重要。何事も勉強時間が有限である以上、戦略(ロードマップ)はとても重要。

資格取得に向けてAWSサービスを実際に利用してみるシリーズの投稿一覧

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Amazon Cognitoを使ってシンプルなログイン画面を作ってみる
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API GatewayをPrivateで作成してみる
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AWS Lambda 同時実行数、エイリアス、環境変数とか実際の現場で使える機能を勉強してみる
AWS Lambda SAMとは?~AWS SAMを使ってPythonのLambdaプログラムを簡単に作成する~
Cloud9でAWS Amplifyの公式チュートリアルGetting startedをやってみる

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