2
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Vagrantfileに設定したprivate_networkが有効にならなかったときの対処

Last updated at Posted at 2020-05-15

はじめに

Windows10にVagrantをを入れてCentOS7をインストールしよう(123456)の方法で
いくつも仮想環境を作ったり消したりしていたのですが、
ある時Vagrantfileに設定したprivate_networkが有効にならないという現象が起こったので対処法を調べました。

使用ツール

  • Tera Term

原因

Vagrantfileのprivate_network設定にauto_config:falseを記載していなかったため、
Vagrantが自動でネットワークを設定してしまっていたためでした。

IPアドレスがそれぞれ
192.168.33.10192.168.33.20192.168.33.30192.168.33.40
の4つの仮想環境を作成し、192.168.33.30192.168.33.40の仮想環境を消して、
192.168.33.50の仮想環境を新たに作ったら、
Vagrantが新しく作った仮想環境に192.168.33.30のIPアドレスを振ってしまい、
192.168.33.50を設定したはずなのに、なぜ192.168.33.30になってしまうの?」
と悩むことになったのです。

修正手順

1. Vagrantfileの修正
2. Vagrantfile再読み込み
3. 仮想環境にログインしてネットワーク確認
4. デバイスの状態確認
5. デバイスの接続プロファイルの詳細を確認
6. ipv4.addressesに指定したいIPアドレスを設定
7. デバイス再起動
8. pingを打ってうまくいったか確認

やってみよう

1. Vagrantfileの修正

Vagrantfileの該当部分にauto_config:falseを追記します。

Vagrantfile修正前
config.vm.network :private_network, ip: "192.168.33.50"
Vagrantfile修正後
config.vm.network :private_network, ip: "192.168.33.50", auto_config:false

2. Vagrantfile再読み込み

以下のコマンドでVagrantfileを再読み込みします。

vagrant reload

3. 仮想環境にログインしてネットワーク確認

Tera Termで仮想環境にログインして、以下のコマンドでネットワークを確認します。

ip addr

この時点では、まだIPアドレスは192.168.33.30になっていると思います。

4. デバイスの状態確認

以下のコマンドでデバイスの状態を確認します。

nmcli device

以下のように表示されると思います。見るべきデバイスはeth1です。

DEVICE  TYPE      STATE      CONNECTION
eth0    ethernet  connected  System eth0
eth1    ethernet  connected  System eth1
lo      loopback  unmanaged  --

STATEがdisconnectedになっていたら以下のコマンドでデバイスの接続を行います。

sudo nmcli device connect eth1

5. デバイスの接続プロファイルの詳細を確認

以下のコマンドでデバイスの接続プロファイルの詳細を確認します。

nmcli con show eth1

結果がずらずらーと表示されますので、その中のipv4.addressesという欄を見てください。
192.168.33.30と表示されているはずです。
これを192.168.33.50に変更するのが次の工程です。

6. ipv4.addressesに指定したいIPアドレスを設定

以下のコマンドでipv4.addressesを変更します。

sudo nmcli con mod eth1 ipv4.addresses "192.168.33.50/24"
sudo nmcli con mod eth1 ipv4.method "manual"

7. デバイス再起動

以下のコマンドでデバイスを再起動します。

sudo nmcli device disconnect eth1
sudo nmcli device connect eth1

##8. pingを打ってうまくいったか確認

ping 192.168.33.50

pingが返ってきたら成功です。

ip addr

これで確認してもよいです。

参考サイト

Vagrantでprivate_networkを設定できないときの対処方法

関連ページ

Windows10にVagrantをを入れてCentOS7をインストールしよう

1. VagrantインストールからVagrantfileを設置まで
2. 仮想マシンの操作
3. WinSCP、Tera Termに秘密鍵でログイン
4. WinSCP、Tera Termにrootユーザーでパスワードログイン
5. zip/unzipをインストール
6. Vagrantにて仮想環境を配布

2
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?