アジャイルサムライ−達人開発者への道− | Jonathan Rasmusson, 西村 直人, 角谷 信太郎, 近藤 修平, 角掛 拓未 |本 | 通販 | Amazon
The Agile Samurai: How Agile Masters Deliver Great Software by Jonathan Rasmusson
アジャイルサムライ――達人開発者への道 | Ohmsha
を読んだ要点のメモです。
感想
- アジャイルの教科書的な本。
- 2011年、発行はもはや結構前。
- 著者のパッションがアツイ(?独特)、のでその文体等についていけるかどうかはある。
第I部 「アジャイル」入門
第1章 ざっくりわかるアジャイル開発
- 本を読んでわかること
- アジャイルな計画の立て方
- プロジェクトがうまくいっている度合いを測る方法
- 3つの真実を受け入れることの効能
- 価値ある成果を毎週届ける、そのために
- 大きな問題は小さくする
- 本当に大事なことに集中して、それ以外のことは忘れる
- ちゃんと動くソフトウェアを届ける
- フィードバックを求める
- 必要とあらば進路を変える
- 成果責任を果たす
- 3つの真実
- プロジェクトの開始時点にすべての要求を集めることは出来ない
- 集めたところで要求はどれも必ずと言っていいほど変わる
- やるべきことはいつだって与えられた時間と資金よりも多い
- 究極のアジャイル手法のフレーバーは存在しない
- 自分の頭で考えるのをやめちゃだめだ
第2章 アジャイルチームのご紹介
-
https://en.wikipedia.org/wiki/Toy_Story_2#Production
- 制作過程が迷走しピクサーを危機に陥れた
- 原則
- ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。
- 最良のアーキテクチャ・要求・設計は自己組織的なチームから生み出されます。
- 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。
- アジャイルなプロジェクトでは役割分担が曖昧
- 顧客(= プロダクトオーナー)
- 何を作るか決める
- 優先順位をつける
- 時間・コストを考慮して何を作らないか決める
- 顧客もアジャイル
第II部 アジャイルな方向づけ
第3章 みんなをバスに乗せる
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インセプションデッキ
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チームメンバーが誰もいないところで合意したことを前提にしているからプロジェクトがだめになる
- ゴールやビジョン、プロジェクトの儒教や背景についてチームでよく話し合っておくこと。そうすれば、チームは状況に応じて適切な判断を下せる。
- ステークホルダーに情報を提供すること。彼らにはプロジェクトを続けるかどうかを決断するための材料が必要だ。
第4章 全体像を捉える
- エレベーターピッチ
[潜在的なニーズを満たしたり、潜在的な課題を解決]したい
[対象顧客]向けの、
[プロダクト名]というプロダクトは、
[プロダクトのカテゴリー]です。
これは[重要な利点、対価に見合う説得力のある理由]ができ、
[代替手段の最右翼]とは違って、
[差別化の決定的な特徴]が備わっている。
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効能
- 明快になる
- チームの意識を顧客に向けさせる
- 核心を捉える
-
フィーチャーそのものじゃなく、フィーチャーの効能をアピールしよう
-
ステップ
- プロダクトの効能をブレインストーミングする
- キャッチコピーを決める
- パッケージをデザインする
-
やらないことリストをつくる
第5章 具現化させる
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荒ぶる四天王
- 時間
- 予算
- 品質
- スコープ
-
トレードオフ・スライダー
第III部 アジャイルな計画づくり
第6章 ユーザーストーリーを集める
- 「文書に頼りすぎてはいけない」という教訓
- ユーザーストーリー
第7章 見積り:当てずっぽうの奥義
- 不確実性コーン
- プランニングポーカーなど
第8章 アジャイルな計画づくり:現実と向きあう
- 計画づくり
- バーンダウンチャート 等
第IV部 アジャイルなプロジェクト運営
第9章 イテレーションの運営:実現させる
- プロトタイプ
- カンバン-
第10章 アジャイルな意思疎通の作戦
- ストーリー計画
- イテレーション計画
- デイリースタンドアップ
第11章 現場の状況を目に見えるようにする
- ストーリーボード
第V部 アジャイルなプログラミング
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第12章 ユニットテスト:動くことがわかる
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第13章 リファクタリング:技術的負債の返済
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第14章 テスト駆動開発
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第15章 継続的インテグレーション:リリースに備える
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その他参考
参考
「LeanとDevOpsの科学 テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する」を読んだので、その要点 - Qiita に続き、和田卓人さんの講演に引用されていて積ん読だったもの。
以上です~