今年を振り返る「なんかかく」アドベントカレンダー 6 日目です。最強のスタッフ エンジニア (エキスパート職、スペシャリスト職、個人コントリビューター) は意外とマネジメントぽいこともするかもしれない、と思ったという話です。
今年参加した「翻訳本の査読プロジェクト」です。以下。
他者への貢献を自己成長につなげられるのが「スタッフエンジニア」なのかな、と思いながら読んだ #ポエム - Qiita
「スタッフエンジニアの道」を読んだ
スタッフ エンジニア、これすなわち「なんだか助かる便利なおっちゃん」 ぽいなと思っていたが、最近また読み直しまして、自分なりの感想をもう少ししっかり書きたくなりました。
キーフレーズ
個人的に刺さったフレーズ集です。
- 技術専門職のトップはただの『よりシニアなエンジニア』ではない
- ただの『よりシニアなエンジニア』... 単に技術的に つよつよ なだけじゃない、ということかなと感じています。
- 内向的な人間でいても大丈夫です。でも、嫌な奴になってはいけません
- これ良いですよね。陰キャでも良いんです。良い陰キャ。
- インパクトと価値があることに取り組むべきだとわかっています。でも、取り組むべきインパクトのある仕事が積まれた魔法のバックログはどこにあるのでしょうか?
- → あなたが創り出すのです!
- 参考 (あとでよむ)
- 新入りでいるときは、外部の視点で物事を完全に見る最良の機会です。スタッフエンジニアとしては、常にこの視点を持ち続けるよう努めるべきです。所属するグループを、まるで所属していないかのように見つめ、目に映るものに正直である必要があります。あなたの技術的な決定は、チームの外に世界があることを忘れてしまった人々にしか理解されないものではないでしょうか。
- これも刺さりました。私は新入り。
-
https://www.amazon.jobs/content/en/teams/principal-engineering/tenets
- あとでよむ。tenets とは要綱、骨子、みたいなことのようです。
- エンジニアは時々、組織に関するスキルを「政治的なもの」として軽視することがあります。しかし、システムの一部である人間を考慮し、解決すべき問題を明確に理解し、長期的な結果を把握し、優先事項についてトレードオフを行うといったスキルは、優れたエンジニアリングの一部です。自分の組織をどのように動かすかをわかっていなければ、あらゆる変革がはるかに困難になります。
- これも分かる。結局組織と人を動かさないとエンジニアリングが成立しない。
- 他に本章から何も得るものがなければ、この最後の一文だけ持ち帰ってください。他の人があなたと一緒に働きたいと思うかどうかが、成功の指標です。
- 分かりやすい!
- 8 章 良い影響力を広げる
- 「良い影響力」もキーワードですね。
- 目標
- 安定した収入を得る
- 家族を支える
- 柔軟なスケジュールを持つ
- 多くを学ぶ
- 目立つ
- クールなことをする
- 自分に挑戦する
- 富を築く
- 自分のために働く
- 変化をもたらす
- 天職を全うする
- ... と色々あるが、Charity Majors は有名な記事の中で、彼女がエンジニア/マネージャーの振り子(https://oreil.ly/1eBJs )と呼ぶ、数年ごとにマネージャーとインディビジュアルコントリビューターの役割を意図的に行ったり来たりするという考え方を紹介しています。Majors は、1つのレーンを選んでそこに留まるべきだという考えを否定しています。
- 管理職になることを決して昇進とみなすべきではないと強調します。それは異なるスキルセットを学ぶ必要がある別の専門職への変更です。ピープルリーダーシップからテクニカルリーダーシップへ、あるいはその逆であっても、ステータスは変わるべきではありません。それぞれが別々のスキルセットを構築し、他方のスキルを強化するでしょう。しかし、彼女は両方を一度にやろうとすることは勧めていません。「一度に本当に上達できるのは、エンジニアリングかマネジメントのどちらか一方だけです」
- 1 か所で長く働くことには素晴らしい理由がありますし、転職にも優れた理由があります。いずれにせよ、進むべき道にはいくつかの選択肢があります。
- ソフトウェアは、地球上のほぼすべての人の生活と人生に大きな影響を与えます。その責任を真剣に受け止めましょう。
ソフトウェアに携われるって幸せなことであって、その大きな目的のためにマネージャーか、個人かというのはどちらか一方に決めてしまう必要はないということかも。
一方マネージャーとは
過去考えた諸々
「ヒューマンスキル」が無いのでマネジメントは無理です #ポエム - Qiita
エンジニアはどこまで勉強すればよいのか - スキルマップと生存戦略を考えた #ポエム - Qiita
エンジニアはどこまで "出世" すればよいのか - キャリアパスと定年を考えた #ポエム - Qiita
マネージャになりたくないプログラマのキャリアパス | ありえるえりあ
管理職になりたくない若者が増えているというがマネージャーのお仕事をたのしくしたい #ポエム - Qiita
で考え直していると、「最強のスタッフ エンジニアも、意外とマネジメントぽいこともするかもしれない」と思うに至っているという話です。
以上です~