O'Reilly Japan - スタッフエンジニアの道 を読んだので、その感想文です。より詳細に書くと 『スタッフエンジニアの道ー優れた技術専門職になるためのガイド』 - snoozer05's blog の翻訳レビューに参加させていただき先んじて深掘りしながら読む機会を頂けた、という経緯です。
この記事の想定読者
- マネージャーにはなりたくないなと思っている人 (筆者)
- その一方で最強の「個人コントリビューター」を言語化しきれていない人 (筆者)
- 書籍「スタッフエンジニアの道」が気になる人
最初にぼんやり描いていたこと
- 他者への貢献を自己成長につなげられるのが「スタッフエンジニア」なのかなと思う。
- 最強の個人コントリビューター is NOT 最強の一匹狼
私がいまだに気に入っている記事 マネージャになりたくないプログラマのキャリアパス | ありえるえりあ にも以下のように書いてあります。
エキスパート職の職能は、まわりに良い影響を与えられるか
この本で、あらためてこれが裏付けられ目標になった気がします。
他者への貢献を自己成長につなげるということ
「まわりに良い影響を与える」、それはもう少し積極的に言い換えるならば「他者への貢献」だと思います。他者への貢献を最大化して、それを自己成長にも繋げられるのが、スタッフエンジニア の理想形...
以下、O'Reilly Japan - スタッフエンジニアの道 と普段のお仕事の中から周りを見渡して感じる「例」を書いてみます。
例
私の中の「良い影響力を広げる」ことができているスタッフエンジニアのイメージ。
仕事
- 人が嫌がりそうな仕事こそ率先して手を挙げる。
- 「内向的な人間でいても大丈夫です。でも、嫌な奴になってはいけません」
- 自分のスコープと影響力を明確にしている。
- 自分の仕事を自分で選ぶ責任が大きくなるが、自分の人生とキャリアの両方を把握し、会社の目標にも貢献できる仕事を選んでいる。かつ自分のエネルギーを自己管理している。
趣味
- 率先して休む。もちろんちゃんと調整して休む。
- 夜間休日は働かない。働かせない。
育児
- 育児しながら学ぶ。むしろ保護者会に積極参加する。
その他ボランティア
- 課外活動に手を挙げる。
でも、まとめると
どれもこれもなんですが、そんな良き「スタッフエンジニア」は「なんだか助かる便利なおっちゃん」(おっちゃん は概念) の気もします。
なんだか助かる便利なおっちゃんになりたい #ポエム - Qiita
過去私が考えていたこと
「ヒューマンスキル」が無いのでマネジメントは無理です #ポエム - Qiita
エンジニアはどこまで勉強すればよいのか - スキルマップと生存戦略を考えた #ポエム - Qiita
エンジニアはどこまで "出世" すればよいのか - キャリアパスと定年を考えた #ポエム - Qiita
マネージャになりたくないプログラマのキャリアパス | ありえるえりあ
最後に誤解のないようにひとつだけ書いておきます。会社で偉くなるべきだとは一言も書いてはいません。会社で偉くなりたいと思うのは単なるひとつの価値観です。偉くなるのは給料を多くもらえるということです。ただそれだけのことです。何を価値観にして生きていくかは個人の自由だからです。
ほか書評
書籍「スタッフエンジニアの道」の好きなところ、面白く感じたところ - 大好き!にちようび
他者への貢献を自己成長につなげられる、便利なおっちゃんになりたい。
以上です~