社会人歴イコール IT 業界歴で 20 年強。40 代になりまして、2 年前に人生初めて転職した者です。2024 年、今年初めに何をしていたかなんて記憶がありません。今年を振り返る「なんかかく」アドベントカレンダー 2 日目です。
ヒトは人生 2 周目ならすべて思うがまま、思い通りに事を運べるのか
40 にして初めて転職してみると、人生 2 周目が楽しめるというお得ステージ感があります。前職では採用活動をすることも、新人さん向け教育担当をすることもそれなりにありましたが、一転、自分が採用され、教育を受ける立場になると、ヒトはどうなるのか。果たして賢者になれるのか。
考えているうちに、先月あたり新人教育に関わるツイート (ポスト) を見かけたことを思い出しました。ざっくり書くと仕事は「盗んで覚えるべき」か、「教わって覚えるべき」かという議論です。
ここで私の場合。技は「盗んで覚えている」のか、ストレートに「教えてもらっている」のか。ここ 2 年ちょい新人さんをやってみて、そういえばどっちかな、つまり「ヒトは人生 2 周目ならすべて思うがまま、思い通りに事を運べるのか?!」、考えてみることにしました、というポエムです。
最初に結論
仕事は教えてもらっています。
昭和生まれの氷河期育ち、面構えだけは一人前になりました。しかし仕事は教えてもらっています。というか教えてもらってしかいない。まじで!でも...
だって、それがとてもやりやすいから...。
やりやすいし、自分もどんどん教えようという気持ちになるからです。人間何回訊いても忘れることもあるし、前回訊いたことが今回も合っているかわかりません。いつでも教えてもらえるんだというチーム良いですよね。教えてもらった分、自分も教えて返せばよいだけです。
人生 2 周目の答え合わせ
私が新人さんをしたのは新卒の頃です。2003 年、氷河期、自分、先輩、勤め人は誰もかれも全員昭和生まれです。
まあ、普通の会社なら 5 割教えてもらって、5 割盗むくらいでしょ、と思われるかもしれません。が、私の入社した会社はちょっと狂っていたので、優しい先輩がいればラッキーで 2、3 割教えてくれるくらい、全く教えてくれないがデフォくらいでした。酷く書いていますがお世話になった良い会社です。リンクは貼りません...。
タイパ、コスパ
時間単位で自分に身に付いた力、知識量は差があるのか。うーん、変わらない気がします。タイパ、コスパというやつ (言ってみたかった。よく分かってない) で言うと、1 周目の新人たる私はとてつもなく時間がかかりました、深夜休日もカタカタやっていましたが、先輩の時間が浮いたと考えるならば、まあどっちもどっちなのでしょう。
一転して 2 周目の私、そもそも以前ほど体力が無いことは否めませんが 15 分~ 30 分悩んだら訊くことにしています。だって、訊いても結局誰も分からないこともあります。が、そうなるとめでたく (?)、人類いまだ誰も分からない問題であったということも分かるので、自信を持って次の手段を考えることができます。
教えてもらうことのベネフィットはこれだけではありません。
教えてもらえたら、教えたくなる
教えてもらえたら、教えたくなります。知識、シェアしてなんぼです。お前のトラブルは俺のトラブルです。
一緒に働いてるんだから楽しくやりたいよな!?
これだけでも「教えてもらう」が正解で良いなと思っています。
例外
ここまでさくっと頭の中では結論が出たのですが、でも待てよと思いました。教わらないこともある。
ただし、教わらないこともありました。
「これやっときましょうか」
「これやっときましょうか」とするべきお仕事です。
言われなくても勝手にやって良いかなと思える仕事。掃除、球拾い、というか議事録とか資料整備とか会議の司会進行とかそういうやつ。
挨拶、お礼、時間を守ること
挨拶、お礼、時間と約束を守る。率先して仕事を見つけること。新人には信頼貯金が圧倒的にありません。
挨拶をちゃんとする、お礼を言う、時間と約束を毎日毎日守るだけで信頼貯金が溜まります。信頼貯金がたまると、より難しいことを教えてもらいやすくなります。
結論
仕事は盗んで覚えるべきだし、教えてくださいと言いましょう。最後にちょっとだけ技術的な便利情報を添えるとすると:
Copilot プロンプトの詳細 - Microsoft サポート
目標 (ゴール)、コンテキスト、期待値、参考にしたもの (ソース)
という辺りが整っていると AI 的なものからも回答が得やすいらしいで。
そして教わったことをいつでも教えてあげられる、挨拶、お礼ができて時間とお金の約束を守る先輩になりましょう。なりたいな。
以上です!!