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アドベントカレンダーデラックスAdvent Calendar 2021

Day 2

管理職になりたくない若者が増えているというがマネージャーのお仕事をたのしくしたい

Last updated at Posted at 2021-12-01

「管理職になりたくない!」という若者が増えた理由は何なのでしょうか? - Quora
というが理想的な組織において、マネージャーのお仕事は本来たのしいはずだぞ! という話です。

なぜマネジメントは面白くない気がするのか

私は「マネジメント」が得意な方ではないです。エンジニアはどこまで「話せれば」よいのか - 皆様の前で話す技術 - Qiita に書いたようなコミュニケーション技術の問題かもしれないです。

しかし本来マネジメントは面白いはずだとも思っています。
スペシャリストとマネージャーにまつわる誤解3選 - Qiita では、ドラッカーの「マネジメント」を引用しこんなことが書かれています。

何より真摯さが求められます。
経営や組織、チームメンバー一人ひとりの成長に真摯に向き合うことが難しい場合、向いていないと言えるかもしれません。
ただ、「コミュニケーションが苦手だからスペシャリスト」、逆に「技術の勉強がしんどいからマネジメント」と消去法的な発想のみで役割を全うしながら成長し続けるのは難しいです。
少なくともエンジニアという職種である限り、新たな知識を学ぶ姿勢もコミュニケーション力も、常に求め続けられるためです。

真摯であること = マネージャーであること 位にも聞こえます。
では「なぜマネジメント、面白くない気がするんだろう」。私の中の一つの自由研究テーマでした。

  • この悩みは、弊社のマネージャーだから、なのか?
  • 弊社のマネジメント = イケてる開発組織のマネジメントなのだろうか?
  • 本来のいけてる開発組織のマネジメントはそんな苦痛なものではないはずでは?

成果と自分の努力の因果関係が分かりづらい?とか。良い結果が得られた理由が良いメンバーに恵まれたからだったり、失敗した原因が他部署からの無茶要求から逃れられなかったためだったり?確かに。マネジメントは自分にとって掴み所がない。

「マネジメント」と言うより「管理作業」(謎)が負担だったり。諸氏がハードワークすぎるようにみえるのも良くないかもしれません。

教えてGoogle先生

さてそういうの日本だけなのかなあとおもってぐぐったものが以下です。

悩んでいる人は居ないことはなく、こんな風に言っている派もいました。以下DeepL翻訳で上から引用。

  1. 職業ではなく、ただの役職・呼称です。
  2. どちらかといえば、ただの管理職だ。
  3. 上層部やチームに対して常に正当性を主張しなければならない。つまり、常にオフィスでの政治的な大勝負をしなければならない。
  4. 人を管理するといっても、決して人に好かれる人間にはなれない。
  5. 最も重要なことは、管理するチームがなければ、あなたは何もできないということです。(去年、私の会社が人員整理を発表したとき、まずマネージャーを全員解雇し、その後エンジニアの数を減らしました。)

うーん。組織によりけりになりそうだ。あるいはマネジメントはただのスキルセットで

What are some reasons people don't want to become astronauts?
What are some reasons people don't want to become custodians?
What are some reasons people don't want to become politicians?
What are some reasons people don't want to become public speakers?
What are some reasons people don't want to become accountants?

とかいうのと変わらないから別にいいんじゃねみたいな回答もある。

経験談

マネジメント経験も(一応)あるし、プレイヤー経験もたくさんある私ですが、個人的には「1度はやってみてとても良かった」し「機会と良い環境さえあればまたやってみたい」です。これまでの経験無くして今の境地にはたどり着けなかったとも確実に言えるでしょう。私のマネジメント経験は大きく3回。

  1. 普通に昇進して今の自分より若い面々を率いた文字通りの理想形チームになったとき(アラサー時代と書いておきましょう)。
  2. 上海赴任を経て、帰任して、「通翻訳チーム」という特殊なミッションを持ったとき。
  3. 後任として育児を兼務しながらマネジメントの役割を持ったとき。母親業を続けながらチームのマネジメントを始めた話 - Qiita

3は反省があります。端的にハードワークが過ぎました。環境を整えないまま走り出したところの失敗です。「大荷物を内に外に抱えながら走る」、それは一番体力的にツラかった!結果、役割分担を一層考え、開発者がより働きやすい環境にしたいというモチベーションに繋がりました(という意味では失敗でもないですし、それをDXというと大げさなところもあるかもしれませんが、詳しくは 「女性こそエンジニアになるべきだ?」デブサミウーマン登壇記録 - Qiita で語った通り)。

一方もちろん、1. 2. のどちらともは自分のキャリア上、「成功」でした。

1はシンプルに、自分の背中を見せながら、自分も一緒に走りながら何かを解決するということへの理解、経験値が上がりました。2では、自分には持ち得ない物凄い能力の塊(と個性)を持った通翻訳者さんたちに、いかに心地よく動いてもらうか、それを考えながら問題を解決するという経験値が上がりました。

自慢話はさておいて、DX Criteria を最近読んでいます。

ある特定の人物に属人化した仕事を洗い出し、減らしていく仕組みがチームにあるか。
https://dxcriteria.cto-a.org/d6e71d5f212e4dd28c3639b597fce836

チームリーダーがメンバーに権限委譲できておらず、ボトルネックになっている。(アンチパターン)
https://dxcriteria.cto-a.org/16b5f744b72c4fb48e21f9cf52e62b22

これらを達成するからマネジメントがたのしくなるのか、マネジメントがこれらを達成するからたのしくなるのか、まだ考える必要があります。しかし、まずはまたマネジメントをやりやすい環境を整えたい。マネージャーのお仕事は本来たのしいはずだぞ! 、たのしいと堂々いえる環境を一層目指したいな、と考えています。

追記

役割チェンジにまつわる記事追記。

かつてEMをやりたくなかった俺たちへ - るさんちまん
Engineering Managerをやめた - Konifar's WIP
マネージャーからエンジニアに役割を変えた話 - Classi開発者ブログ
スペシャリストとマネージャーにまつわる誤解3選 - Qiita

以上です~。

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