イントロダクション
4月から継続的に記事を書き続けていて、閲覧数に着目していたのですが、最近PythonのFWであるDjangoの記事を書いている中、明らかに数字が変わってきたので、ここでちょっとまとめてみたいと思います。
そんなに量がないので手作業でやりましたが、Qiita APIを使って自動集計も出来るようです。
※view数は見た人数ではなく、見た回数なので注意してください。
傾向について
タイトルの付け方に影響があるとは思いますが、概ね以下の傾向がありそうです。
- 特に流行りの技術でない限り、特定言語に特化した技術要素は閲覧数が少ない。
- 例えば、JavaのORM、C#のORMは、1日あたりの閲覧数が2~3になっています。
- 特に流行りの技術でなくても、特定言語に特化しない技術要素やトピックは閲覧数が多い。
- SubversionやGit、Seleniumは、特定言語に寄らない技術でもあるせいか、1日あたりの閲覧数がそれぞれ5.8と9.5です。
- 開発PJ内でのコミュニケーション、ドキュメンテーションについては、1日あたりの閲覧数がそれぞれ7.2と7.3です。
- 意外とカンファレンス参加レポートが閲覧数がある。
- twitterでつぶやいたので流入数がブーストされたということもあるかもしれませんが、Google Cloudの【参加報告レポート】INEVITABLE ja night 9:デベロッパーカンファレンスから読み解くテクノロジーの不可避な流れが1日あたりの閲覧数が13.2もあるのは、意外でした。
- Microsoftのde:code 2019(Day 1):参加報告レポートの1日あたりの閲覧数が11.4あり、
- Microsoftのde:code 2019(Day 2):参加報告レポートの1日あたりの閲覧数が7.3でした。
- やっぱり流行りの技術は、注目度が高い。
- Djangoの初歩的な内容のところでさえ、1日あたりの閲覧数が10.0前後あり、EDINETのAPIと組み合わせたあたりからグッと数字が上がっています。2日前に公開したDjangoでWebアプリを作ってみる。【vol. 07 有価証券報告書から抜き出した役員情報を加工する。】がこれまでに232なのは、驚きでした。
結果を受けて
カンファレンス参加レポートは、お金や時間、場所の制約から行けなかったけど、内容が知りたいってことですかね。意外と需要があることが分かったので、チャンスがあれば積極的に書いていきたいと思います。
あと世の中的に、実務だと機械学習系でPythonが使われていることから数字が伸びるのは分かるのですが、Djangoってどうなんだ、と思ってGoogleトレンド分析で調べてみました。
2015年時点では、そんなに開きがなかったものの
- 「Django」「Ruby on Rails」「Spring Boot」「.NET Core」
の順で注目されていたようです。
今日時点だと
- 「Django」「Spring Boot」「Ruby on Rails」「.NET Core」
ですね。
しかもポイントが
- 「Django」=>100「Spring Boot」=>49「Ruby on Rails」=>12「.NET Core」=>9
ですね。
正直ここまで差があるとは思いませんでした。。。
「Spring Boot」は、Javaのフレームワークですし、基幹システム系でもJavaのところ多いと思うので納得です。.NET系が少ないのは、体感としてもそうですね。実際、自社でもJava系のエンジニアが圧倒的に多いですし、パートナーさんの面談をしていても同じです。
.NET系は、熟練の技術者の絶対量が日本だと少ないと思うので、集めるのが大変な感覚があります。実際、なかなか見つからないので、Javaのエンジニアを.NETにコンバートさせたりしています。
コンバート自体は、.NET CoreもMVC5もSpring Boot等のMVCフレームワークとそう変わらないので、そう難しくないなという感覚です。
「Ruby on Rails」が落ちてきているのは、同じスクリプト言語系のFWだと「Django」に食われているということなのでしょうか。
ここ1週間ぐらい「Django」を触ってみた感じだと、「Ruby on Rails」っぽいなと思う箇所が結構ありました。世の中の需要的にAIがトレンドですし、Pythonの機械学習との親和性は、圧倒的に高いと思うので、あえて今スクリプト言語系のFWで「Ruby on Rails」を選択する理由が落ちてきている、ということなのかもしれません。