1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Microsoft 365無償版のCopilot Chatガイド(12)安心して使うために知っておきたいプライバシーと著作権保護

Posted at

はじめに

「便利そうだけど、プライバシーは大丈夫?」「著作権的に安全なの?」
Copilot Chatを導入しようと考えたとき、必ず出てくる疑問です。

実は、Microsoft 365のCopilot Chatは エンタープライズデータ保護 を前提に設計されており、安心して業務利用できる仕組みが整えられています。
今回は、プライバシーと著作権保護の観点から、無償版で知っておきたいポイントを整理します。


エンタープライズデータ保護とは?

Copilot Chatを支えるセキュリティとプライバシーの仕組みです。

  • 暗号化:保存・送信されるデータはすべて暗号化される
  • 分離管理:組織のデータが他の組織やユーザーと混ざらないように分離
  • 学習利用なし:ユーザーのデータは、AIの学習に勝手に使われない
  • 法令準拠:GDPRやISO/IEC 27018など国際的なプライバシー基準に準拠
  • 監査可能:利用ログや監査記録が残り、管理者が確認できる

👉 つまり、ユーザーの業務データは安全に守られたままAIを利用できる という設計になっています。

image.png

image.png


プライバシー保護の仕組み

  • 会話内容が他のユーザーに勝手に共有されることはない
  • 組織管理者が利用ポリシーや利用範囲を設定できる
  • 個人や組織データはユーザー自身が意図的に入力しない限り、外部に流出しない

著作権に関する配慮

Copilot Chatを利用するうえで気になるのが「生成物の権利関係」です。

  • 生成コンテンツの著作権は利用者に帰属
  • 商用利用も可能(例:社外プレゼン資料、Web記事など)
  • Copilotが外部の情報を参照する場合は、出典リンクを提示 して透明性を担保
  • 二次利用する場合は、元のライセンス(例:Creative Commonsなど)に注意

まとめ

Copilot Chatを安心して業務に取り入れるためには、プライバシーと著作権の基本ルール を理解しておくことが大切です。

  • エンタープライズデータ保護 によって、データは暗号化・分離・監査可能な形で安全に扱われる
  • 生成物の権利は利用者に帰属、出典も明示され透明性が確保される
  • 無償版では社内データ連携はできないが、外部情報を扱う範囲では安心して利用可能

Copilot Chatを「安全に」「自信を持って」活用するために、ぜひ押さえておきたいポイントです。


シリーズ記事

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?