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この記事は 株式会社サイバー・バズ Advent Calendar 2021 25日目の記事です。

24日目の記事は @kuririn_33 さんの Canvas APIでの描画をする時の落とし穴と便利メソッド です。

概要

本記事では、アドベントカレンダー文化のない開発組織で開催してみた結果どうなったか?をまとめました。

弊社の開発組織(エンジニアチーム)の現状については、

  • 少人数
  • 平均年齢は20代後半
  • 社内勉強会や輪読会など、技術のキャッチアップを推進する文化は既に根付いている

となっております。
以上を念頭に置いたうえでお読みいただけると幸いです。

「次こそは自分たちの開発組織でもアドベントカレンダーを開催しようかな!」とお考え中の方に特に読んでいただきたい記事になります。

開催の経緯

〜10月初旬〜

ぼく「@kashira2339さん、弊社でもアドベントカレンダーやりませんか?在学時代に研究室でやっていた時、良い文化だったのでウチでも開催したいなと……」
kashira2339さん「ええと思うよ。チームの皆にも共有と相談しようか」
ぼく「はーい!」

ぼく「というわけで、アドカレ開催したいと思うんですが……」
チームの皆さん「「「「「やろう」」」」」

〜11月末頃〜

ぼく「連絡遅れましたが、今回は以下のルールで進めたいと思います」
チームの皆さん「「「「「はーい」」」」」

今回定めたルール(のようなもの?)

初開催ということで、投稿に対するハードルが下がることを意識しました。

  • 投稿テーマは「エンジニアリングに関すること」
  • テーマを遵守していれば、業務で得られたことでも趣味開発に関する内容でも良い(社外秘の内容は不可)

メリット

開催してみて、開発組織の皆さんから「ここは良かった」と声があがったことについてです。

"外"に向けたアウトプットが財産になった

社内向けのアウトプットとは異なり、社外向けのアウトプットになるので、

どうすれば人に上手く伝わるアウトプットになるか?を考えるきっかけになった

記事などの形でのアウトプット経験が少なかった方から「人に伝わる形でアウトプットするのって難しいね」という振り返りを頂きました。

自分も久しぶりに記事を書く機会となったため、同様のことを感じていたのでアウトプットの練習機会になるというメリットがありました。

「LGTM 数が多い記事は凄い」ということに気づけた

記事を書く上で、Contribution数が多い記事を閲覧する機会が多く発生したのですが、その中でウケている記事には理由があるという気づきを得ました。
その要素としては

  • くだけた記事であること(読みやすい)
  • 再利用性が高い(知識が詰まっていたり、痒いところに手が届く内容)
  • 情報が新しい(まだ少ないもの)

があります。
書き手になったからこそ、記事の読み方がより深まりました。

アウトプットをする過程で生まれたインプットが大きかった

特に、技術知見の話について記事を書こうとすると情報の精査が必要です。つまり、記事を投稿するためのインプットが発生します。

このインプットは、

  • 新しい情報が見つかる
  • より深い情報(記事を書こうとしないと知り得ないもの)を得られる

という、普段とは異なる知見が得られるものなので、ここが大きかったという反応も多くいただきました。


また、以下の注意点にあげる項目について改善すれば、来年の開催についてもポジティブな意見が得られました。

注意点

初めて開催した中で得られた失敗改善すべき箇所に基づく5つの注意点をまとめました。

アドベントカレンダー進行役が注意すべき内容を中心としています

アドベントカレンダーの概念について共有しておくこと

初開催の場合は特にですが「そもそもアドベントカレンダーとは何なのか」という概念についての共有をしましょう。

この根幹が把握できているかによってアドベントカレンダーを楽しめるかが変わってくるので、参加者全体で概念が理解出来ている状態に必ずしておきましょう。

最低限おさえておくべき要素(記事投稿スタイルのアドベントカレンダー)は

  • 12/1〜12/25 まで、各人が毎日記事を記事を投稿していくイベント

であることです。

開催の目的を前もって定めておくこと

「何のために開催するのか」を定めましょう(一人で決める必要はなく、相談も含めて良いと思います)。

少なからず記事の投稿にはリソースを頂戴することになるので、目的が明確かつ共有済みで、チーム全体から理解を得られていないと記事投稿がただツラいだけのイベントになってしまいます。

開発組織で開催する場合は、コミュニティや各言語のカレンダーに参加するのとは異なり「楽しむこと」以外が主目的となる場合も多いです。

特に、少人数の組織においてはカレンダーをすべて埋めようとすると複数回の投稿が必要となるので注意しましょう。

楽しむことが主目的であれば、12月の途中〜12/25までを1人1記事投稿する日程で埋めて、前半は回避し、各人に掛かる負担を調整する等もアリだと思います。

1ヶ月前には進め方を共有しておくこと

早い段階で進め方を共有しておきましょう。
Qiita の場合、例年 11/1 にアドベントカレンダーページがオープンするので、11初旬に記事投稿の日程決めが出来ると良いです。

進め方の共有が開催直前になってしまうと、記事投稿者への負担が増加するので、事前に

  • レギュレーションの確認
  • 今回の投稿記事に求めるテーマ

等の共有は済ませておきましょう。

進め方など詳細の共有は遅くなりがちなので、気をつけましょう。

投稿日のリマインドをすること

記事投稿日の方にリマインドをしましょう(自動化できると良いかもしれません)。

投稿日の勘違いを防ぐことや、イレギュラー対応で記事投稿が難しい場合に投稿日を前もって交代することが可能です。

投稿された記事の周知、広報の方法について練っておくこと

各人が投稿してくれた記事の広報方法を練っておきましょう

全員が全員アドベントカレンダーに貼り付いているわけではないので、記事が投稿されたら社内のチャットツールに流すことや、社外向けにも投稿記事の周知が出来る手段を決めておくと良いです。

特に、アドベントカレンダーの目的を「採用活動」重視としている場合は、後者の手段について詰めておくと良いかと思います。

株式会社サイバー・バズ Advent Calendar 2021 おすすめ記事

最後に、各人より寄せられたおすすめ記事を紹介して、2021年アドベントカレンダーの〆とさせていただきます!

最も Contribution 数が多かった記事

12/3 知ってると得をするReactコンポーネントのイケてる書き方

@kashira2339 さんおすすめの記事

12/1 新卒 Web エンジニアとして入社前にやっておきたかったこと

12/20 実例から学ぼう!競プロの最悪な歩み方

@i12_yuya_i15 さんおすすめの記事

12/5 前編:EC2にFabric1.xでデプロイされていたPlayFrameworkのプロジェクトをGitHub Actions+CodeDeployでのデプロイに変えてみた話

12/6 後編:EC2にFabric1.xでデプロイされていたPlayFrameworkのプロジェクトをGitHub Actions+CodeDeployでのデプロイに変えてみた話

12/7 「自炊しない方が良い」エンジニアとは

12/9 一応エンジニアをしてきて約1年半、すぐに脳裏に浮かぶ読んで良かった記事2つ

12/12 GoogleAppsScript(GAS)で効率化する時になんだかんだよく使うコードスニペット10選

@kuririn_33 さんおすすめの記事

12/2 新卒研修でドメイン層のテストカバレッジ100%にした話

@Hirochon さんおすすめの記事

12/15 かいはつ小話「モックをくださいな」

@Rone_Loreto おすすめの記事

12/4 Canvas APIで「ポケモン」を描いてみる

12/21 Canvas APIでの描画をハックする

12/24 Canvas APIでの描画をする時の落とし穴と便利メソッド


以上です!
アドベントカレンダーの完走お疲れさまでした!皆さん、メリークリスマス

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