IQ Botの分類を意図通りに行うために便利なカスタムドメイン。
この記事では、そんなカスタムドメインの作り方を説明します。
カスタムドメインのPOSTは、IQ Botのオンプレ版でのみ可能です。(2020年4月10日現在)
オンプレ版/クラウド版に関わらず、カスタムドメインのPOSTは可能です!(2020年9月4日追記)
#全体の流れ
カスタムドメインを作る流れは、以下のとおりです。
1.JSONファイルを作る
2.作成したJSONファイルをIQ BotにPOSTする
カスタムドメインって何……??という方は、以下の記事をチェックしてみてください。
こちら
以下、順を追ってやり方を説明します。
#1.JSONファイルを作る
以下の記事を参考に、JSONファイルを作ります。
【リンク】IQ Bot: カスタムドメインのJsonファイルの見本と構造
#2.作成したJSONファイルをIQ BotにPOSTする
作成したJSONファイルをIQ BotにPOSTします。
POSTの方法は、A2019/V11によって若干異なります。
以下の記事のうち、バージョンに合った方を参照してやってみてください。
【リンク】IQ Bot:カスタムドメインをPostする方法【A2019】
【リンク】IQ Bot:カスタムドメインをPostする方法【V11】
#注意点
色々と便利なカスタムドメインですが、注意点がいくつかあります。
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カスタムドメインは、Community EditionにはPOSTできない
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カスタムドメインを使うと、分類に必要な項目数が増える
詳細はこちらの記事に書いてありますが、カスタムドメインを使った場合は、分類をするために最低限必要な項目の数が増えます。
カスタムドメインを使うときは「その他」のドメインで項目を設定するとき以上に、項目を多めに作成することを心がけてください。
[2020/9/4 追記] カスタムドメインに項目が含まれていさえすれば、選択はしなくても大丈夫です。
作成:ドメインの中に項目を含めておくこと
選択:作成したドメインを使ってラーニングインスタンスを作るときに、その項目をチェックすること(=CSVの出力対象となる)
つまり、必要な項目は5つだが、分類のためにはもう少し要素を増やした方がいい、という場合は、分類の根拠となる項目をカスタムドメイン上には定義しておいて、ラーニングインスタンスを作るときにはその項目を選択しない、といった対応ができます。
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カスタムドメインは、一度POSTしたら後から修正ができない
→ A2019.14以降では、項目およびAliasの追加ができるようになっています(削除はできません)
※Aliasの意味はこちら参照
→ 上記以前のバージョンおよびV11系統では、変更したくなったら別のドメイン名でPOSTしなおす必要があります。 -
A2019系統のクラウド版では、カスタムドメインの項目名に日本語名を使うと画面上で文字化けする場合がある
→ 項目名の表示が文字化けされるだけで、Aliasには日本語名を保持することができます
→ ワークアラウンドは、項目名をアルファベットでつけること(Aliasは日本語でOK)です
※Aliasの意味はこちら参照