こんにちは。
Automation Anywhere の IQ Bot にはPythonのスクリプトを書く機能があるので、
そのチートシートを作るためにQiitaを始めました!
が、記念すべきQiita初投稿となる今回は、
まずはIQ Botって何? というところから書いていきたいと思います。
IQ Botって何?
製品の公式サイト↓には何かいろいろすごいことを書いていますが……
https://www.automationanywhere.com/jp/products/iq-bot
平たく言えば、「今、紙を使ってやっている業務を、RPAによる自動化に届かせるためのツール」です。
紙をインプットに自動化ができるメリット
今では日本企業の多くがRPAを導入していますが、
そのRPA、ちゃんと効果出てますか?
この質問に胸を張って「イエス!」と答えられる人は、けっこうレアだと思います。
これにはいくつか原因があるのですが、日本企業にはびこる「紙は偉大なり」の文化もそのひとつです。
紙が自動化(RPA化)のネックになる理由
業務をRPAを使って自動化するためには、いくつかの前提があります。
そのひとつが、「自動化対象業務のインプットとなるデータが構造化されている」ということです。
ちょっと難しい言葉を使いましたが、要するに、
ExcelとかCSVとかデータベースに入っているような形でデータが整備されている状態じゃないと、
そもそもRPAによる業務自動化の対象にならない
ということです。
つまり、業務に紙がからんでいる限り、RPAによる自動化はできない というのが、従来の常識でした。
そして、せっかくRPAを使って業務を自動化しよう! と思った会社の担当者たちが、
あの業務も紙を使ってる、この業務も紙を使ってる……ということで、
「結局自動化できる業務なんてほとんどないじゃーん!」 と挫折をしていく……という光景が、多くの企業で繰り広げられていました。
IQ Botはまさに、この部分を解決するツールです。
IQ Botで、紙を使った業務を自動化
IQ Botは、 「異なるフォーマットの紙(画像)データから、構造化データを取り出す」 という仕事をやってくれます。
↑出典:
https://enterprisezine.jp/article/detail/12732?p=2
これができると、従来は自動化の対象から漏れてしまっていた、たとえば以下のような業務を自動化することができるようになります。
- 紙を見て、書いてある内容をデータ入力する業務
- 何かのシステムのデータと紙を照合・突合する業務
- 紙と紙とを照合・突合する業務
わかりやすく「紙」と言っていますが、メールに添付されてくる注文書や請求書のPDFなども対象になります。
これらの業務について、RPA化を諦めた経験はありませんか?
そんなRPA難民たちを救うべくして現れたのがAutomation Anywhere の IQ Bot です。
まとめ
- IQ Botは紙業務を自動化(RPA化)の対象にするためのツールだよ
今後はIQ Botの使い方や、Pythonで書けるカスタムロジックのチートシートなどを公開していきたいと思います。