はじめに
クラウドならではの強みである自動化をうまく活用・管理することで、より信頼性の高いアーキテクチャを設計することができます。
連載目次
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 1 【導入編】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 2 【運用上の優秀性】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 3 【セキュリティ】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 4 【信頼性】 → 本記事
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 5 【パフォーマンス効率】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 6 【コスト最適化】
設計原則とベストプラクティス
設計原則と、ベストプラクティスに紐づくチェック項目を見てみましょう。
管理やモニタリングなど、セキュリティの柱と共通する文言が並びます。セキュリティが高い状態でないと、信頼性の高いアーキテクチャは設計できないませんね。ベストプラクティスの概要を抜き出してみます。
- | 概要 |
---|---|
基盤 | 信頼性に影響を与える基盤を整える |
変更管理 | 変更がシステムに与える影響を把握し、変更があった場合にどうするか、事前に計画を作成できる状態にする |
障害管理 | 論理エラーおよび物理エラーの両方から確実に復旧できる状態にする |
候補サービス一覧
この柱のベースとなるサービスは、CloudWatchです。
下記のような構成が基本となります。
- IAMを中心にセキュリティに守られた基盤を構築
- CloudWatchなどで変更ログをトラッキング
- Auto Scalingで必要に応じてリソースをスケール
- 障害が起こった時のためにCloudFormationでテンプレを作成、ストレージにバックアップ
他のマネージドサービスも入れて、一覧表にしてみます。
まとめ
信頼性の高いアーキテクチャを設計するうえで留意しなくてはいけないポイントと、活用するサービスの概要、つかめましたでしょうか?次回はパフォーマンス効率の柱についてお送りします!