はじめに
運用上の優秀性が高い状態、細かいことをざっくり省いて一言でいうと、
システムを継続的に改善できる状態
になろうかと思います。
継続的にというのがキーです。
お客さんの要望を反映する形で、日々便利なサービスが登場しています。これらを積極的にアーキテクチャに反映させることで、より優秀な運用ができるようになります。
連載目次
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 1 【導入編】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 2 【運用上の優秀性】 → 本記事
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 3 【セキュリティ】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 4 【信頼性】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 5 【パフォーマンス効率】
AWS Well-Architected Framework ホワイトペーパーまとめ 6 【コスト最適化】
設計の原則
ではこの柱の設計原則を見てみましょう。
ベストプラクティスとチェック項目
原則だけだと具体的にどんなポイントに留意すべきか、なかなかつかめませんね。ベストプラクティスとチェック項目を見てみましょう。
ではどのような作業を行う必要があるでしょう?
各ベストプラクティスの概要を抜き出してみます。
- | 概要 |
---|---|
準備 | アプリケーションや顧客の体験と反応をモニタリングし、インサイトを取得するメカニズムを備えたシステムを設計する |
運用 | 期待される成果を定義して、どのように成果が測定されるかを決定し、正しく運用できているかどうかを判断するために使われるシステムと運用に関するメトリクスを特定する |
進化 | システムと運用手順の両方に関して、定期的に改善できる部分を評価し優先順位付けビジネスや顧客の成果に対しての運用やデプロイの影響を分析する |
流れだけ抽出すると、
- しっかり準備をすれば運用が簡単になる、
- 簡単になればどこをどう変えればもっといい運用方法になるか見つけやすい、
- 見つけられればアーキテクチャを進化させられる、
という感じでしょうか。
候補サービス一覧
具体的にどのようなサービスを活用すればよいのか、一覧表にまとめます。
CloudFormationを軸に、CloudWatchやCloudTrailなどを組み合わせて活用していく形です。
まとめ
運用上の優秀性を高めるうえで留意しなくてはいけないポイントと、活用するサービスの概要、つかめましたでしょうか?次回はセキュリティの柱についてお送りします!