Azureと通信ルール
はじめに
ネットワークアレルギーをなくし、
大まかに理解してもらいたいという意図で書いていきます。
part5ではルーティングとは何か、それらはAzureのどこに使われているのか解説します。
ゆるふわ解説シリーズ
ゆるふわ解説シリーズ第5回目になります。
初心者向けにAzureとネットワークをゆるくふわっと説明するシリーズになります。
※全て分かりやすさ追求のため非IT業界の友人に確認してもらっています。
| Part | サブタイトルとリンク | 公開日 |
|---|---|---|
| 1 | 【ゆるふわ解説】AzureとIPアドレス | 2025/03/11 |
| 2 | 【ゆるふわ解説】Azureとサブネット | 2025/04/02 |
| 3 | 【ゆるふわ解説】AzureとVNetとVNet | 2025/5/29 |
| 4 | 【ゆるふわ解説】Azureと繋がるネットワーク | 2025/7/6 |
| 5 | 【ゆるふわ解説】Azureと通信ルール | 2025/8/30 |
1.ルーティング
ネットワーク通信は宛先が複数存在することがあります。
そんな時例えばルータを用意してあげたりします。
この時、ルータにはルールを教えます。
そのルールの一つがルーティングです。
宛先が複数ある場合に何を選択するのかを設定してあげます。
その設定をルーティングと言います。
2.ルーティングの種類
ルーティングには種類があります。
大きく2つになります。
2.1 静的ルーティング
手動でルーターに情報を設定する方法です。
情報には宛先が〇〇であるなら、✖︎✖︎に行きなさいという内容が記載されています。
この〇〇や✖︎✖︎の値は変更されない前提で記載されます。
仮にルートが使用できなくなっても、設定値を変えられません。
図の例で言えば上にいきなさいというルールのままです。
静的ルーティングは別名
スタティックルーティングとも言います。
2.2 動的ルーティング
静的は〇〇や✖︎✖︎の値が変更されません。
動的は状況に応じて柔軟に変更してくれる方法です。
動的ルーティングは別名
ダイナミックルーティングとも言います。
3.Azureで静的ルーティングを行うには
Azureでは、ルートテーブル (UDR(User Defined Route)とも言います) を利用することで
静的ルーティングを作成することができます。
3.1 Azure portalでの設定
Azure portalから以下のように検索して作成していきます。
UDRでも検索可能です。
3.2 使用イメージ
以下のようにサブネット毎にルートテーブル(UDR)を設置して使用します。
3.3 Azureで動的ルーティングが登場するのはどこ?
例えば前回のpart4で登場した「ExpressRoute」は動的ルーティングを使用します。
具体的にはBGPという技術を使用します。
ご興味のある方は調べてみてください!
4.最後に
「ルーティングとは何か、それらはAzureのどこに使われているのか」
なんとなくイメージがつきましたでしょうか。少しでも参考になれば嬉しいです。
ゆるふわ解説シリーズ:まとめリンクはこちら
以下、より理解を深めるためにQ&A、参考文献を記載しています。
余裕のあるかたは是非ご一読ください。
5.Q&A
Q: ルーター以外にもルーティングが使える?
A: はい、使えます。
例えばPCにもルーティングを仕込むことができます。
あくまでよく出てくる例としてルーターをご紹介しました。
Q:PCでルーティングって意味あるの?
A: PCから見て通信先が複数あれば意味があります。
例えば無線LANと、有線LANを両方接続している場合など。
基本的にはPCが自動で適切な方向に通信を導いてくれますが、細かく制御したい場合は手動で振り分けることがあります。
Q:全て動的ルーティング(ダイナミックルーティング)でいいのでは?
A: 設定難易度が異なるので慎重に判断したほうがよいと思います。
便利に見えますが、少し設定を誤ると思わぬ方向に通信が行ってしまう可能性があります。
静的ルーティング(スタティックルート)で問題ない場合はそちらも併せて使うことが多いです。
参考文献
ルート テーブルについての公式ドキュメントです。
ルート テーブルの作成、変更、削除について図つきで載っているので、
「こんな感じで作るんだな」と、イメージが掴めるかもしれません!










