レッツラズパイ!・プロジェクト
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レッツラズパイ!〜Raspberry3にOSをインストールしよう編〜
【番外編】レッツラズパイ!〜"ディスプレイなしで"RaspberryPiにOSをインストールしよう編〜(これ) - レッツラズパイ!〜Lチカ&Lピカをマスターしよう編〜
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- レッツラズパイ!〜Google Homeに室温を教えてもらおう編〜
- レッツラズパイ!〜Lチカボタン編〜
RaspberryPiを始めて触る&IT初心者向けのドキュメントです。私の所属する会社で使う、IT初心者の方のインターンシップ向けのドキュメントとして書きはじめたので、かなり丁寧に書いていますがご了承下さい。
今回実施した環境
- 無線Wi-Fiでインターネット接続できる環境
- Raspberry Pi3 Model B
- Raspbian Stretch with desktop (2019-04-08-raspbian-stretch.imgを使用)
必要なモノ
- microSDカード
- SDcard formatter
- balenaEtcher
- microUSB電源ケーブル(2.5A以上推奨)
- 作業用端末(今回はmacを使用)
OSのセットアップ
今回はディスプレイ、マウス、キーボードなしでRaspberryPiのOSのセットアップを実施していきます!
OSイメージファイルの書き込み
- ここからOSのイメージファイルをダウンロードします。(今回は前述した2019-04-08-raspbian-stretch.imgを使用)
- SDcard formatterを使用してSDカードを初期化します。
- balenaEtcher を使用してOSイメージファイルをSDカードに書き込みます。「Select image」にはダウンロードしたOSイメージファイルを選択し、「Select Drive」にはフォーマットが完了しているSDカードを選択してください。その後「Flash!」を押下して、書き込みの完了を待ちましょう。
SSH,Wifiの接続設定
- 「ssh」という名前の空のファイルと下記内容の「wpa_supplicant.conf」をOSイメージファイルの書き込みが完了したSDカードの直下に保存してください。
※ssidとpskの項目の「""」は残したままにしてください。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="SSIDを記載"
psk="パスワードを記載"
scan_ssid=1 //ステルスモードの場合は左記のように設定
proto=RSN //プロトコルにより適宜設定
key_mgmt=WPA-PSK //セキュリティ設定により適宜設定
}
RaspberryPiのOSの初期設定
ssh接続
RaspberryPiを起動後に使用環境に合わせて下記の手順を実施してください。
Windowsの場合:TeratermによるSSH接続
Windowsの場合はTeraTermを使ってRaspberryにSSH接続が出来ます。
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[Windows]キー + [r]キー を押下して、検索ウィンドウで「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動してください。
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コマンドプロンプトが起動したら、下記コマンドを実行してください。
実行結果の「物理アドレス」が「b8-27-〜」となるものがあれば、それがRaspberryPiのIPアドレスになります。for /L %i in (1,1,254) do ping -w 200 -n 1 xxx.xxx.xxx.%i > null && arp -a xxx.xxx.xxx.i% ※「xxx.xxx.xxx」が今回のコマンドのネットワーク部にあたります。 ネットワーク環境に合わせて適宜編集してください。
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TeraTermを開くと、「新しい接続」のポップアップが表示されます。[ホスト]にさっき確認したIPアドレスを入力し、[SSH]を選択して[OK]をクリックします。
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「セキュリティ警告」のポップアップが表示されますので、[接続]をクリックします。
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「SSH認証」のポップアップが表示されるので[ユーザー名]に「pi」、パスワードはさきほど設定したパスワードを入力して[OK]をクリックします。
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接続が成功すると黒い画面のターミナルが表示されます。これからは、コピー&ペーストが可能になりますので、コマンドを実行する際は、間違いを防ぐためにもテキストからコマンドをコピーしてターミナルで貼り付けてから実行してください。貼り付ける場合は右クリックで貼り付けてください。
MACの場合:Terminalによる接続
- MACでは標準でTerminalが入っているので、Terminalを開き下記のコマンドで接続します。
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下記コマンドを実行し、RaspberryPiのIPアドレスを確認してください。
$ arp -a | grep b8:27
2. 実行結果に表示されたIPアドレスに対して下記コマンドでssh接続をしてください。
```
$ ssh pi@RaspberryPiのIPアドレス
```
パスワード変更
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下記コマンドを実行して設定ツールを起動してください。
$ sudo raspi-config
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「1 Change Userr Password」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下し、「<Ok>」にカーソルを合わせ[Enter]キー押下してください。
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「Enter new UNIX password:」の後に任意のパスワードを入力して[Enter]キーを押下してください。その後、「Retype new UNIX password:」が表示されるので、最初に入力したパスワードと同じ文字列を入力して[Enter]キーを押下してください。
※入力した文字は表示されないため、間違いのないように入力してください。
タイムゾーン変更
RaspberryPiのアップデート&アップグレード
下記のコマンドを順に実行してください。※続行しますか?[Y/n] と表示されまが、「Y」を入力して下さい。upgradeはちょっと時間がかかるので、お茶でも飲んで待ちましょう。(30〜40分)
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
vim(ファイルを編集するためのコマンド)を使用できるように設定を行います。下記のコマンドを順に実行してください。「#~」はコメントなのでコピーする場合は一緒にコピーしないでください。
$ sudo apt-get install vim #vimコマンドをインストールします。
$ sudo vi /etc/vim/vimrc #設定ファイルを開き、下記のように変更します。
"syntax on
↓
syntax on
vimの操作についてはこちらなどがまとまっています。ファイルを開いた後に「I」キーを押せばInsertモードになり、編集できます。編集が終わったら「esc」キーを押下して「:wq」を入力し「Enter」キーを押下してください。保存(w)して閉じる(q)という動作になります。
【番外編】レッツラズパイ!〜"ディスプレイなしで"RaspberryPiにOSをインストールしよう編〜は以上です。お疲れさまでした♪