1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

【番外編】レッツラズパイ!〜"ディスプレイなしで"RaspberryPiにOSをインストールしよう編〜

Last updated at Posted at 2019-07-24

レッツラズパイ!・プロジェクト

  1. レッツラズパイ!〜Raspberry3にOSをインストールしよう編〜
    【番外編】レッツラズパイ!〜"ディスプレイなしで"RaspberryPiにOSをインストールしよう編〜(これ)
  2. レッツラズパイ!〜Lチカ&Lピカをマスターしよう編〜
  3. レッツラズパイ!〜Webカメラで監視しちゃうゾ編〜
  4. レッツラズパイ!〜温度センサーとmailgunで検知メールを送ろう編〜
  5. レッツラズパイ!〜Google HomeでLピカさせよう編〜
  6. レッツラズパイ!〜Google Homeに室温を教えてもらおう編〜
  7. レッツラズパイ!〜Lチカボタン編〜

RaspberryPiを始めて触る&IT初心者向けのドキュメントです。私の所属する会社で使う、IT初心者の方のインターンシップ向けのドキュメントとして書きはじめたので、かなり丁寧に書いていますがご了承下さい。

今回実施した環境

  • 無線Wi-Fiでインターネット接続できる環境
  • Raspberry Pi3 Model B
  • Raspbian Stretch with desktop (2019-04-08-raspbian-stretch.imgを使用)

必要なモノ

  • microSDカード
  • SDcard formatter
  • balenaEtcher
  • microUSB電源ケーブル(2.5A以上推奨)
  • 作業用端末(今回はmacを使用)

OSのセットアップ

今回はディスプレイ、マウス、キーボードなしでRaspberryPiのOSのセットアップを実施していきます!

OSイメージファイルの書き込み

  1. ここからOSのイメージファイルをダウンロードします。(今回は前述した2019-04-08-raspbian-stretch.imgを使用)
  2. SDcard formatterを使用してSDカードを初期化します。
  3. balenaEtcher を使用してOSイメージファイルをSDカードに書き込みます。「Select image」にはダウンロードしたOSイメージファイルを選択し、「Select Drive」にはフォーマットが完了しているSDカードを選択してください。その後「Flash!」を押下して、書き込みの完了を待ちましょう。

SSH,Wifiの接続設定

  1. 「ssh」という名前の空のファイルと下記内容の「wpa_supplicant.conf」をOSイメージファイルの書き込みが完了したSDカードの直下に保存してください。
    ※ssidとpskの項目の「""」は残したままにしてください。
wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
  ssid="SSIDを記載"
  psk="パスワードを記載"
  scan_ssid=1             //ステルスモードの場合は左記のように設定
  proto=RSN               //プロトコルにより適宜設定
  key_mgmt=WPA-PSK        //セキュリティ設定により適宜設定
}

RaspberryPiのOSの初期設定

ssh接続

RaspberryPiを起動後に使用環境に合わせて下記の手順を実施してください。

Windowsの場合:TeratermによるSSH接続

Windowsの場合はTeraTermを使ってRaspberryにSSH接続が出来ます。

  1. [Windows]キー + [r]キー を押下して、検索ウィンドウで「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動してください。

  2. コマンドプロンプトが起動したら、下記コマンドを実行してください。
    実行結果の「物理アドレス」が「b8-27-〜」となるものがあれば、それがRaspberryPiのIPアドレスになります。

    for /L %i in (1,1,254) do ping -w 200 -n 1 xxx.xxx.xxx.%i > null && arp -a xxx.xxx.xxx.i%  
      
    ※「xxx.xxx.xxx」が今回のコマンドのネットワーク部にあたります。  
    ネットワーク環境に合わせて適宜編集してください。  
    
  3. TeraTermを開くと、「新しい接続」のポップアップが表示されます。[ホスト]にさっき確認したIPアドレスを入力し、[SSH]を選択して[OK]をクリックします。

  4. 「セキュリティ警告」のポップアップが表示されますので、[接続]をクリックします。

  5. 「SSH認証」のポップアップが表示されるので[ユーザー名]に「pi」、パスワードはさきほど設定したパスワードを入力して[OK]をクリックします。

  6. 接続が成功すると黒い画面のターミナルが表示されます。これからは、コピー&ペーストが可能になりますので、コマンドを実行する際は、間違いを防ぐためにもテキストからコマンドをコピーしてターミナルで貼り付けてから実行してください。貼り付ける場合は右クリックで貼り付けてください。

MACの場合:Terminalによる接続
  • MACでは標準でTerminalが入っているので、Terminalを開き下記のコマンドで接続します。
  1. 下記コマンドを実行し、RaspberryPiのIPアドレスを確認してください。

    $ arp -a | grep b8:27
    

  
2. 実行結果に表示されたIPアドレスに対して下記コマンドでssh接続をしてください。

```
$ ssh pi@RaspberryPiのIPアドレス
```

パスワード変更

  1. 下記コマンドを実行して設定ツールを起動してください。

    $ sudo raspi-config
    
  2. 「1 Change Userr Password」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下し、「<Ok>」にカーソルを合わせ[Enter]キー押下してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.40.06.png
    スクリーンショット 2019-07-24 9.40.34.png

  3. 「Enter new UNIX password:」の後に任意のパスワードを入力して[Enter]キーを押下してください。その後、「Retype new UNIX password:」が表示されるので、最初に入力したパスワードと同じ文字列を入力して[Enter]キーを押下してください。
    ※入力した文字は表示されないため、間違いのないように入力してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.41.12.png

  4. 下記画面が表示されるので、[Enter]キーを押下してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.41.49.png

タイムゾーン変更

  1. 「4 Localisation Options」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.42.36.png

  2. 「I2 Change Timezone」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.42.53.png

  3. 「Geographic area:」の「Asia」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下する。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.43.08.png

  4. 「Timezone:」の「Tokyo」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.43.23.png

  5. 「→」キーを入力し、「<Ok>」にカーソルを合わせて、[Enter]キーを押下してください。
    スクリーンショット 2019-07-24 9.43.58.png

RaspberryPiのアップデート&アップグレード

下記のコマンドを順に実行してください。※続行しますか?[Y/n] と表示されまが、「Y」を入力して下さい。upgradeはちょっと時間がかかるので、お茶でも飲んで待ちましょう。(30〜40分)

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

vim(ファイルを編集するためのコマンド)を使用できるように設定を行います。下記のコマンドを順に実行してください。「#~」はコメントなのでコピーする場合は一緒にコピーしないでください。

$ sudo apt-get install vim  #vimコマンドをインストールします。
$ sudo vi /etc/vim/vimrc  #設定ファイルを開き、下記のように変更します。

"syntax on
↓
syntax on

vimの操作についてはこちらなどがまとまっています。ファイルを開いた後に「I」キーを押せばInsertモードになり、編集できます。編集が終わったら「esc」キーを押下して「:wq」を入力し「Enter」キーを押下してください。保存(w)して閉じる(q)という動作になります。

【番外編】レッツラズパイ!〜"ディスプレイなしで"RaspberryPiにOSをインストールしよう編〜は以上です。お疲れさまでした♪

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?