はじめに
オンラインホワイトボードツール「Miro」にはワイヤーフレームを作成する機能が備わっています。
このワイヤーフレーム作成機能を使って、システム化要件時に必要となる「画面イメージ/画面遷移図/画面レイアウト」を作成したところ、PowerPoint や Excel 等を使用するよりも容易に感じました。
本記事では「画面イメージ/画面レイアウト」と「Miro」での描き方について、ご紹介します。
「画面遷移図」についてはこちらです。
画面イメージ/画面レイアウトの違い
まずは、「画面イメージ」と「画面レイアウト」の役割の違いをまとめます。
ドキュメント | 役割 |
---|---|
画面イメージ | UI(User Interface)の標準化 フォントや機能ごとに色を統一する等、操作性や視認性の向上を目指す |
画面レイアウト | 開発の規模感を把握する テキストボックス、ボタン等を配置して画面項目数を把握する |
Miro のワイヤーフレーム機能
左端のツールバーから「その他のツール」を選択し、その中から「ワイヤーフレームライブラリ」を選択します。(画像1)
ドラッグ&ドロップでメインツールバーに移動することもできます。
コンポーネントにはテキストボックス、ボタン、トグル、チェックボックス等が揃っています。(画像2)
そのまま貼り付けて使用するだけでなく、コンポーネント内へのアイコンの挿入、ボタンに有効/無効の状態を設定等、各コンポーネント独自の機能も存在します。
特に便利だと思ったのは、デバイスタイプのワイヤーフレームです。
デバイスタイプのワイヤーフレームは内部に設置したコンポーネントを自動でグループ化し、一緒に移動・コピーすることができます。
標準では「スマートフォン」「タブレット」「ブラウザ」の 3 種類のコンポーネントに用意されている機能ですが、① 対象図を選択し、右上の「…」をクリックして、「Creat Frame」を選択する(画像3)又は ② フレームから選択する(画像4)ことで、同様の機能を持たせることが可能です。
実際にこのような画面イメージや画面イメージレイアウトを作成することができました。
公式サイト
Miro(公式サイト)
ご参考になれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございます。
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