11
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Cursorで実現するVibe Coding 〜基本フロー編〜

Last updated at Posted at 2025-12-02

Cursor × AI駆動開発 3ステップ実践シリーズ

  1. AI駆動開発で生産性を高める3つの段階 
  2. Cursorで実現する Vibe Coding 〜基本フロー編〜 ← 今ココ
  3. Cursorで実現する Vibe Coding 〜10個の実践Tips編〜
  4. Cursorで実現する Context Engineering(関連記事を順次公開予定)
  5. Cursorで実現する Agentic Workflow(関連記事を順次公開予定)

はじめに

Vibe Codingは、AIに対して「とりあえずこれをやってほしい」と要望を投げ、返ってきたアウトプットを見ながら採用・修正を繰り返していく開発スタイルです。人間はゴールと大まかな方針だけ決めて、コードを書こと自体は全てAIに任せてしまいます。

この段階で求められるスキルは以下3点です。これらのスキルを培い、CursorでVibe Codingを実現するためのノウハウをら学んでいきます!

  • 特性に応じてモデルを使い分ける力
  • AIツール(Cursor)を使いこなす力
  • 要望を言語化する力

なお、Cursorの基礎がわからないという方がいましたら、こちらの記事を先にご覧ください。セットアップ〜基本操作に関して細かく丁寧に解説しています。

Vibe Codingの基本フロー

1. Cursorと仕様を考える

最初は「何をしたいか」だけを短く伝え、それを実現するために必要な仕様を対話ベースで詰めていきます。

スクリーンショット 2025-12-01 23.02.55.png

2. Cursorに実装計画を提案させる

仕様が固まれば、次は実装計画を作成してもらいます。人間はそれを読んで「この順番ならいけそう」「このステップはいらない」といった軽いレビューだけを行います。実装に入る前に実装計画作成のフェーズを挟むことで、実装精度を高めることが狙いです。

スクリーンショット 2025-12-01 23.02.32.png

3. Cursorに実装を任せる

作成した実装計画に沿って実装を進めてもらいます。人間は、Cursorのコーディングが実装計画書通りに進められているかのみを確認します。コードを読んで明らかな違和感がなければそのまま承認します。

スクリーンショット 2025-12-02 9.59.40.png

4. 不具合があればCursorに原因分析させる

動作確認をして不具合が出たら、その内容を伝える、もしくはエラーログやスクショを貼り付けてCursorに原因を特定させます。

スクリーンショット 2025-12-02 10.06.11.png

5. Cursorに修正計画を提案させる

原因が判明したらすぐに修正させるのではなく、その原因を基に修正計画を作成してもらいます。実装時と同様に「計画」を決めてから修正に進むだけで作業の精度が高まります。

スクリーンショット 2025-12-02 10.08.14.png

6. Cursorに修正を任せる

採用した修正計画に沿って修正コードを書いてもらいます。人間は、Cursorのコーディングが修正計画書通りに進められているかのみを確認します。コードを読んで明らかな違和感がなければ承認し、再度動作確認に入ります。

スクリーンショット 2025-12-02 10.10.05.png

上記のプロセスで実際にできたタスク管理ボード↓

所要時間5分程度で開発したと思うと、かなりのクオリティではないでしょうか。

タスク管理.gif

まとめ

本記事では、要望整理から実装計画、実装、デバッグ、修正までを段階ごとに分けて進める、Vibe Codingにおける基本フローを紹介しました。この進め方に慣れることで、Cursorを使ったAI駆動開発の土台が整い、プロトタイプの作成や小規模な改修をスピーディに回せるようになります。

次の記事では、この基本フローをさらに効率化するための 10個の実践Tips をまとめます。モデル選択の考え方、チェックポイントやToDo機能の活用など、現場でそのまま使えるテクニックを詳しく解説しますので、ぜひあわせてご覧ください。

11
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?