Visual Studio Code の バージョン 1.25 がリリースされたので、リリースノートを眺めてみて気になった機能をチェックしてみた。(以前のバージョンを眺めてみた時のやつはこちら。1.24 / 1.23 / 1.22 / 1.21 / 1.20 / 1.19 / 1.18 / 1.17 / 1.16 / 1.15)
グリッドエディタレイアウト
今回のリリースで一番の大ネタか。
これにより、エディタレイアウトの柔軟性が一気に増した!
アウトラインビュー
たまに表示にまごつくことがあるが、VS CodeをIDE的に使いたい場合は欠かせない機能。
ポータブルモード
限定された環境でVS Codeを使いたい時に便利。
以下、小ネタ集。
空のエクスプローラへのドロップによるファイル・フォルダのオープン
今までは、エディタエリアへのファイル・フォルダのドロップで開いたり、すでにファイル・フォルダを開いている状態でファイルエクスプローラにドロップすることで追加でオープンすることができたが、空のファイルエクスプローラに対するドロップには対応していなかった。それができるようになった。
履歴参照操作の統一
過去に入力した履歴を参照する際のキー操作は、検索フィールドの場合はAlt
+↑
/↓
だったり、ターミナルの場合は↑
/↓
だったりしたのが今回↑
/↓
に統一された(今のところはAlt
+↑
/↓
も引き続き使用可能)。
またこれにより、検索ビュー内でのフィールド間の移動キー操作が↑
/↓
からCtrl
+↑
/↓
に変更された(macOSの場合はCmd
+)。
ホバー表示の制御
エディタ上でマウスカーソルを合わせた時に表示されるホバーの表示制御を行う設定が追加された。
-
editor.hover.enabled
ホバーの表示/非表示 -
editor.hover.delay
ホバー表示までの時間(ミリ秒) -
editor.hover.sticky
ホバーにマウスカーソルを移動した時にホバーを表示し続けるかどうか
キャメルケース・スネークケース単位のカーソル移動
キャメルケース・スネークケース単位でのカーソル移動や選択、削除をするコマンドが追加された。
- 左へ移動
Ctrl
+Alt
+←
cursorWordPartStartLeft - 右へ移動
Ctrl
+Alt
+→
cursorWordPartRight - 左へ選択
Ctrl
+Shift
+Alt
+←
cursorWordPartStartLeftSelect - 右へ選択
Ctrl
+Shift
+Alt
+→
cursorWordPartRightSelect - 左へ削除
Ctrl
+Alt
+BS
deleteWordPartLeft - 右へ削除
Ctrl
+Alt
+Delete
deleteWordPartRight
が、残念なことに、最初の4つのコマンドについては既存のショートカットキーと被ってしまっていて、さらに最初の2つについては既存のほうが優先されてしまうので変更する必要がある。
あと、WindowsでCtrl
+Alt
+Delete
とか定義しちゃダメですから!!
拡張機能ビューの表示分類の変更
拡張機能ビュー内のビューの種類は以前は「INSTALLED」と「推奨」だったが、今回「有効」「推奨」「無効」に変更になり、インストール済みで無効になっている拡張機能が明確に分かるようになった。