Visual Studio Code 1.25の新機能・ポータブルモード
https://code.visualstudio.com/updates/v1_25#_portable-mode
https://code.visualstudio.com/docs/editor/portable
ポータブルモードでは、VS Codeの設定情報をアプリケーション本体の近くに配置することによって、USBメモリやファイル共有などの環境において、設定情報込みでVS Codeを共有させることができる。
なお、WindowsやLinuxの場合はZIP版のVS Codeを用意する必要がある。
設定
Windows, Linux
ZIP版のVS Codeを解凍したフォルダ内にdata
フォルダを作成する。
macOS
VS Codeのアプリケーションと同じ場所にcode-portable-data
フォルダを作成する。
設定情報のポータブルモードへの移行
上記手順によって通常モードとポータブルモードで別々の設定情報が保持されるようになるが、通常モードのVS Codeの設定をポータブルモードに移行したい場合はさらに以下の作業を行う。
- 通常版のVS Codeの設定フォルダを上記で作成したフォルダの下にコピーし、フォルダ名を
user-data
に変更する。設定フォルダの位置は下記の通り。- Windows:
%APPDATA%\Code
- macOS:
$HOME/Library/Application Support/Code
- Linux:
$HOME/.config/Code
- Windows:
- 同様に、拡張機能のフォルダもコピーする。こちらはフォルダ名はそのまま。
- Windows:
%USERPROFILE%\.vscode\extensions
- macOS:
~/.vscode/extensions
- Linux:
~/.vscode/extensions
- Windows:
ちなみに自分の環境(Win)の場合だと、1.が900MBくらい、2.が250MBくらいだった。
tmpフォルダの扱い
tmpフォルダはそのままの状態だとシステムのtmpフォルダが使用される。tmpフォルダについてもポータブルモード独自のものを使用したい場合はdata
フォルダの下にtmpフォルダを作成するとそちらのほうのtmpフォルダが使われる。