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【2024年04月版】Apple silicon (M1/M2/M3) de Proxmox【Proxmox on UTM】

Last updated at Posted at 2024-04-03

はじめに

M3 Macで、Proxmoxを動かしたいなとおもったので、UTMでやってみたメモ。

簡単に言うと、データセンターぽいVM環境をmacOS上で動かそうという話。

ESXiの無償版がなくなって、vSphere環境が無料で構築できなくなったので、今後はProxmoxが熱い(はず)。

この記事ではオフィシャルでないisoイメージを使ってProxmoxをインストールします。

UTM + Proxmoxで、LXCやCephなどは動作しますが、VMは動作確認できていません。

UTM上のOSで、cat /proc/cpuinfo | grep vmx を行っても、出力を得られないので、仮想化設定がネストされていないのが原因です。

Paralles Desktop 19 for Mac Pro Edition ではネストした仮想化が利用できるということでしたが、AppleSiliconでは無理のようです。VMWare Fusion 13でも、同様にネストした仮想化は使用できませんでした

UTM とは

UTM

仮想マシン(VM)をMac上で実行するためのツールです。UTMを使うと、Windows、Linux、さらにはAndroidのような他のオペレーティングシステムをmacOS内で起動し、利用することができます。UTMはQEMUというオープンソースの仮想化ソフトウェアをベースにしており、ARMおよびx86アーキテクチャの仮想マシンをサポートしています。この記事では、ARMの仮想マシンを作成します。x86アーキテクチャをエミューレートした仮想マシンについては、【2024年04月版】Apple silicon (M1/M2/M3) で x86 のOSを動かす方法【UTM】を参照してください。

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UTM のインストール

UTM.dmg をダウンロードして、Finderで実行し、Applicationsにコピーするだけです。

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Proxmox とは

仮想化技術に特化したオープンソースのプラットフォームで、Linuxベースの環境において、仮想マシン(VM)とコンテナを管理できます。高可用性(HA)クラスタ機能を備えており、障害発生時にもサービスの継続性を保証します。また、CephやZFSなどの分散ストレージ技術を統合し、スケーラブルで柔軟なデータストレージソリューションを提供します。

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Proxmox のインストール

isoのダウンロード

Proxmox-Port から ISOをダウンロードします。

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ここでは、Index of /proxmox/isos/から、proxmox-ve_8.1-7_arm64.iso をダウンロードします。

UTM の起動

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新規仮想マシンの作成

「新規仮想マシンを作成」ボタンを押下します。

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「仮想化」を押下します。

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「Linux」を押下します。

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「選択」ボタンを押下して、表示されるダイアログでProxmoxのisoを選択し、「続ける」ボタンを押下します。

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デフォルトのままインストールします。「続ける」ボタンを押下します。

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ディスク容量を指定します。ここでは10Gを指定していますが、適当でいいです。「続ける」を押下します。

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デフォルトのままインストールします。「続ける」ボタンを押下します。

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名前を適当に変更して、「保存」ボタンを押下します。

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これで仮想マシンの作成は完了です。

仮想マシン(Proxmoxインストーラ)の起動

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「▷」ボタンを押下して起動します。

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十字キーで、「Install Proxmox VE Arm64 With 6.1 Kernel (Graphical)」を押下します。

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「I agree」を押下します。

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「Next」を押下します。

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適当に選択します。ここでは、CountryにJapan、TimezoneにAsia/Tokyo、Keyboard Layoutに、U.S. Englishを選択し、「Next」を押下しています。

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適当に、rootのパスワードとメールアドレスを入力し、「Next」を押下します。

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適当に、Management interfaceと利用するネットワーク情報を入力し、「Next」を押下します。

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「Install」を押下します。

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このダイアログが出た場合は「OK」を押下します。

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インストールが終わるまで、待ちます。

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インストールが終わったら、画面右上のDiscマークから「取り出す」で、ディスクを取り出します。
取り出しを行わない場合、再びProxmoxのインストーラーが起動します。
一旦VMを停止して、VMの編集から、CD-ROMをクリアする方法もあります。

仮想マシン(Proxmox)の起動

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「▷」ボタンを押下して起動します。

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GRUBで Proxmox VE GNU/Linux が表示されていれば、インストールが成功している。

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コンソールに、WEB UIのアクセスURLが表示されているので、ブラウザでアクセスできる。

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サブスクリプションがない旨を通知されるが、無償で利用するので無視して問題ない。

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アップデートの設定

Enterprise Subscription から No Subscription へ変更してアップデートができるようにする。

「No valid subscription」と表示される。

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nodeを選択して、「Updates」から「Repositories」を選択して、「Add」を押下する。

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「No valid subscription」が表示されるので「OK」を押下する。

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「No-Subscription」を選択肢、「Add」を押下する。

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「You get updates for Proxmox VE」と表示さされ、アップデートできるようになる。

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アップデート

nodeを選択して、Shellを選択する。

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apt update && apt upgrade -y を入力する。アップデートが始まるので、完了を待つ。

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必要なら、reboot で再起動する。

さいごに

かんたんでしたね

関連リンク

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