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EC2インスタンスのIPアドレスを固定させる

Last updated at Posted at 2020-09-24

今までの準備

固定させる理由は?

前回の、EC2インスタンス(CensOS7)をwebサーバとして起動しドメインで表示させるこちらの記事を見ていただければわかるのですが、
EC2インスタンスはIPv4パブリックIPは起動するごとに変更されます。
それに伴い、Route53のAレコードの変更が必要になります。
→ 起動するごとにいろいろ設定しないといけないのでめんどくさい!!!ので、IPアドレスを固定化させます。

固定化するには?

ElasticIPというものを使います。
ざっくり説明すると
EC2インスタンスなどでグローバルIPアドレスを固定したい場合に使用します。
詳しくはこちら → Elastic IP アドレス

ElasticIPを作る

  • EC2 > ネットワーク&セキュリティ > ElasticIP に進む

今は何もない状態なので、空です。
ElasticIPアドレスの割り当てを行います。

Elastic IP アドレス _ EC2 Management Console - Google .png

  • ElastcIPアドレスの割り当て

どのようなIPアドレスを割り当てするかという選択肢ですが
他に選べないのでAmazonのIPv4アドレスプールから割り当てられるようにします

Elastic IP アドレスの割り当て _ EC2 Management Console - Go.png

  • 割り当て完了

もう割り当てられました。
新しく割り当てられたElasticIPが表示されます。

無題 - ペイント 2020-09-16 21.33.23.png

EC2インスタンスに設定を行う

  • EC2インスタンスのインスタンスIDを確認

i-xxxxxx ってやつですね。

無題 - ペイント 2020-09-16 21.41.37.png

  • ElasticIPの関連付け

ElasticIPの設定画面へ行き、先程割り当てしたIPアドレスにチェックを入れて
ElasticIPアドレスの関連付けを行います。
これをすることによって、このIPアドレスは、このインスタンスに紐付いてるという状態を作ることが出来ます。

無題 - ペイント 2020-09-16 21.38.26.png

  • ElasticIPアドレスの関連付け設定

内容としては以下。

リソースタイプ : インスタンス
インスタンス : 先程EC2で確認したインスタンスID(i-xxxxxで始まるもの)

これがOKであれば、関連付ける

無題 - ペイント 2020-09-16 21.44.31.png

  • ElasticIPアドレスの関連付け完了

ElasticIPアドレスの一覧画面に戻ってきて、
今まで書かれていなかった関連付けられたインスタンス IDに関連付けられたインスタンスIDの値が入りました。
これで関連付け完了。

無題 - ペイント 2020-09-16 21.46.32.png

Route53のAレコードを書き換え

↑で、割り当てたElasticIPアドレスをEC2に紐付けることが出来たので
前回EC2のIPv4パブリックIPを記載した箇所を、
今回はElasticIPアドレスに変更します。

  • まずElasticIPアドレスのIPを確認

無題 - ペイント 2020-09-16 22.04.10.png

  • Route53の設定へ進む

Route 53 Console - Google Chrome 2020-09-16 21.55..png

無題 - ペイント 2020-09-16 21.56.07.png

  • 変更するドメインにチェックを入れる

www.domainname.com にチェックを入れ、編集に進む

無題 - ペイント 2020-09-16 21.57.52.png

  • IPアドレスの書き換え

値/トラフィックのルーティング先に書かれているEC2インスタンスのIPv4パブリックIPを
ElasticIPアドレスに書き換えを行い、変更を保存

無題 - ペイント 2020-09-16 21.59.47.png

  • 一覧に戻る

一覧に戻ると、www.domainname.com のIPアドレア雨がElasticIPアドレスに書き換わりました。

無題 - ペイント 2020-09-16 22.08.39.png

ブラウザで表示(ElasticIPをつけた状態)

  • ブラウザで表示させます。

http://domainname.com/index.html で検索すれば以下のように見ることが出来ました。

無題 - ペイント 2020-09-16 22.12.18.png

EC2インスタンスの再起動を行う

ElasticIPをつけた理由は、
EC2インスタンスを再起動してもIPアドレスが書き換わらないようにするためです。
ですので、EC2インスタンスの再起動を行います。

  • インスタンスの停止

停止するインスタンスにチェックを入れて
アクション > インスタンスの状態 > 停止 と進みます

無題 - ペイント 2020-09-16 22.16.38.png

  • 確認

本当に止めていいか?の確認があるので、停止するに進みます

無題 - ペイント 2020-09-16 22.18.50.png

  • 一覧に戻る

少し時間が立つと、インスタンスの状態はstoppedになります

無題 - ペイント 2020-09-16 22.20.08.png

  • インスタンスの開始

開始するインスタンスにチェックを入れ、
アクション > インスタンスの状態 > 開始 へ進みます

無題 - ペイント 2020-09-16 22.21.08.png

  • 確認

本当に開始していいか?と聞かれるので、開始するに進みます

1インスタンス _ EC2 Management Console - Google Chrome 20.png

  • 一覧に戻る

少し時間が立つと、インスタンスの状態はrunningになります。

無題 - ペイント 2020-09-16 22.23.49.png

ブラウザで表示(ElasticIPをつけた状態で再起動後)

  • ブラウザで表示させます。

http://domainname.com/index.html で検索すれば以下のように見ることが出来ました。
これで、再起動後に無駄な作業が少なくなりました。

無題 - ペイント 2020-09-16 22.30.11.png

注意

ElasticIPは、割り当てるだけでは費用はかかりませんが
EC2インスタンスに関連付けを行うと費用がかかるようになります。
こちらのサイトEC2に関連付けるEIPが課金される場合、1か月に最大いくらの料金が請求されますか?にも書かれていますが、
大体1ヶ月関連しっぱなしにすると400円程度かかる計算です。

参考

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