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Noodl 2.0β版の機能デモをつくってみた(実装編2:ビジュアル・インタラクション)

Last updated at Posted at 2020-02-21

概要

NoodlのVer2.0β版を使って作成した機能デモとなります。
はじめて方がNoodlでどんなことができるかを把握すること。
それぞれの機能をどう実装するかの参考となることを目的としています。
今回はビジュアル・インタラクションとしてカウンターやタイマーの実装方法について説明します。

目次

機能紹介編

  1. Noodl 2.0β版の機能デモをつくってみた

実装編

  1. ビジュアル・インタラクション
    2. ビジュアル・インタラクション2 ←今回の記事
  2. ナビゲーションとコンポーネント化
  3. シングルページアプリケーション

サンプルデモ・サンプルデータの利用

・ GitHub上の[デモサイト](https://macole.github.io/Noodl2_LibDemo/index.html)

・ GitHub上のサンプルデータと構築手順

  1. Githubから/Noodl2_libDemo以下を対象PCにCloneしてください。
  2. Noodl2を起動しProjects>Import exsisting projectからNoodl2_libDemoを選択してください。
  3. LibraryからMaterial UI KitをAddしてください。

注意事項
・ このデモはVer2.0β版で作成しています。Ver1.3では動作しません。


1. ボタンの実装

3種類のボタンを実装していきます。

図 ボタンの実装例
image601.png

1-1. 使用するノード

ノード 説明
Group ノードをグループ化するためのノード。
Text テキストを表すノード。
Circle 円図形のノード。
States 状態を保持するノード。
ColorBlend 2つ以上の色をブレンドするノード。
Switch On/Offの状態だけを保持するノード。StatesのようにValueを持つことはできません。

1-2. ノードの配置・接続

図 ノード全体
image400.png
ボタンはそれぞれ赤枠ノードの組合せで実装できます。

図 色が変化するボタンのノード設定
image401.png
CircleのクリックでStatesのToggle変更。StatesによってColorを変化させて、ColorBlendで色を変化させます。
変化させた結果のColorBlend:ResultをCircl:Colorに接続します。

図 スライドスイッチのノード設定
image402.png
Groupで2つのBoxを作成し、Statesによって一方のBoxのx座標を変化させます。
ノードはStateの値xをGroupのPoxX(X座標)に接続します。

図 スイッチのノード設定
image403.png
Switchノードの設定はStartState(初期状態)をOnにするだけ。
SwitchのCurrentStateをCirclのFill(塗りつぶし)の接続します。


2. カウンタの実装

image12.png

2-1. 使用するノード

ノード 説明
Group ノードをグループ化するためのノード。
Text テキストを表すノード。
MuiList ボタンを並べるためのリストノード
MuiButton Material UIのボタンノード
Counter カウンター用のノード。

図 ノードの設定
image503.png
CounterではMaxValue(最大値)を設定しています。
MuiButtonはボタン用ノード。このノードではOther:colorで色。Other:variantでスタイルを設定します。

2-2. ノードの配置・接続

図 ノード全体
image502.png
ボタンクリックをCounterのIncreaseCount、DecreaseCount、に入力することでカウンタを増減させます。
Counterの値はCurrentCountから取得できます。


3. タイマーの実装

image13.png

3-1. 使用するノード

ノード 説明
Text テキストを表すノード。
Group ノードをグループ化するためのノード。
MuiButton Material UIのボタンノード
Timer タイマー用のノード。
Counter カウンター用のノード。

図 ノードの設定
image505.png
タイマーはStartしてから設定時間(Duration:ミリ秒)だけ経過するとFinishedを返します。
タイマーを2つ組み合わせることで1秒ごとにFinishedを繰り返す無限ループを作成しています。

3-2. ノードの配置・接続

図 ノード全体
image504.png


4. Video動画の実装

image14.png

4-1. 使用するノード

ノード 説明
Video ビデオファイルを再生するノード。
MuiList ボタンを並べるためのリストノード
MuiButton Material UIのボタンノード

図 Videoノードの設定
image075.png
Videoでは動画のソース(Source)、静止時の画像(Poster)、自動再生(Autoplay)、繰返し(Loop)を設定しています。

4-2. ノードの配置・接続

図 ノード全体
image506.png
VideoノードはGroupの子要素として配置します。あとはMui ButtonからVideoノードの再生(Play)、停止(Pause)、リセット(Reset)を接続し操作しているだけです。


5. アイコンセレクタの実装

image015.png

5-1. 使用するノード

ノード 説明
MuiButton Material UIのボタンノード
TextInput テキスト入力ノード。
Mui Icon アイコン表すノード。
Text テキストノード。
Counter カウンター用のノード。
StringSelector 複数の文字列から選択。
Expression 単純な式を用いて独自の計算を行う。

図 各ノードの設定
image104.png
Counter(5)のカウンターでは、選択するアイコンの番号を順に選択するため最小(MinValue)・最大(MaxValue)の範囲制限(LimitsEnaveled)を設定します。
StringSelector(6)では、サンプルとするアイコンの名称を定義します。
Explession(7)では、式に条件判定を設定しています。「Counter===11」ではCounterの値が11の時に真(true)をResultに返します。

5-2. ノードの配置・接続

図 ノード全体
image100.png
主なノード接続は
・ Counter(5):CurrentCount⇒StringSelector(6):Index カウンターでStringSelecorのインデックスを選択
・ Counter(5):CurrentCount⇒Explession(7):Counter カウンターの数値をチェック
・ Explession(7):Result⇒Counter(5):ResetToStart カウンターの数値が範囲を超えないようにカウンターをリセット
・ StringSelector(6):CurrentValue⇒Mui icon(3):icon 選択したアイコン名でアイコンノードのiconを選択

また、アイコン名を直接入力して確認できるよう、テキストボックスからアイコンノードも直接つないでいます。
・ TextInput(2):text⇒Mui icon(3):icon


6. アニメーションの実装

image018.png

6-1. 使用するノード

ノード 説明
Group ノードをグループ化するためのノード。
Text テキストを表すノード。
Circle 円図形のノード。
States 状態を保持するノード。

図 Animationノードの設定
image212.png

Animationノードで、アニメーションに必要な数値の滑らかな変化を制御できます。ノード設定の下部にある「+Port」を押して数値Angleを追加。AngleのEndValueを90で設定しています。

図 AnimationProperties:EasingCurve設定
image220.png

6-2. ノードの配置・接続

図 ノード全体
image200.png
CircleはStartAngle=0、EndAngle=360として設定されています。このAngleを滑らかに変化させることでアニメーションを行います。Animetion:Angle=>Circle:EndValueに接続。あとはMuiButtonでAnimetionの再生(PlayToEnd)、逆再生(PlayToStart)、リセット(JanpToStart)に接続しているだけです。

Statesノードでも数値の滑らかな変化を実現してくれるため瞬時の変化ではどちらも使えます。AnimetionではDuration (ms)としてアニメーションの長さを指定できます。


まとめ

実装編として今回はビジュアルとインタラクションについて解説しました。

  1. ビジュアル・インタラクション
  2. ビジュアル・インタラクション2
  3. ナビゲーションとコンポーネント化
  4. シングルページアプリケーション

参考文献

Noodl公式
Noodl ドキュメント
Qiita>Noodlで色の変わるOn/Offボタンを作る
Qiita>デザインの素人がNoodlで架空ケーキ屋さんのWebサイトUIを作ってみた
Material Icons NoodlのMui Iconで使えるアイコンはこのアイコンの一部です。

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