はじめに
「AWSではじめるインフラ構築入門 第2版」の第8章「データベースサーバーを用意しよう」を学習中に、書籍の内容と現在のAWS環境で異なる箇所が複数ありました。
おそらくAWSの仕様変更やバージョンアップデートによるものと思われます。同じ書籍で学習している方の参考になればと思い、遭遇した問題と解決方法をまとめました。
環境情報
- 学習書籍:AWSではじめるインフラ構築入門 第2版
- 対象章:第8章 データベースサーバーを用意しよう
- 検証時期:2025年10月
- 使用EC2:Amazon Linux 2023(AL2023)
問題1 「Amazon RDS」のアイコン・項目が「Amazon Aurora and RDS」に変わっていた
パラメータグループの作成、オプショングループの作成など、章全体を通して「Amazon RDS」のアイコン・項目が、「Amazon Aurora and RDS」に変更されていた。
「Amazon RDS」のページがあるのかと思い、探し回ってしまった。
URLは本と同じなので、AWSの体裁が変わったと思われる。
https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/rds/home?region=ap-northeast-1#create-option-group:
問題2 オプショングループの作成で、MySQL8.0がない
画像の通り、MySQL communityを選択すると発見できた。
該当箇所URL
https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/rds/home?region=ap-northeast-1#create-parameter-group:
問題3 MySQLのインストールコマンドが異なっていた
私が使っているのがAmazon Linux 2023(AL2023)のため、本のコマンドではインストールできなかった
// 本のコマンド(インストールできあない)
$ sudo dnf install mysql
Last metadata expiration check: 0:03:02 ago on Wed Oct 1 06:55:29 2025.
No match for argument: mysql
Error: Unable to find a match: mysql
AL2023では以下のコマンドでMariaDBクライアントをインストールする。
// インストールできたコマンド
$ sudo dnf install mariadb105
ドキュメントにも記載があった。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/mysql-install-cli.html
終わりに
体裁が変わると戸惑います。
同じ書籍で学習されている方の参考になれば幸いです。