こんにちは、廃棄物処理という社会インフラ領域に向き合うSaaSプロジェクトで価値創造を目指しているWOOMSの徳増(@koheitokumasu)です。
以前の記事「KPTふりかえり会がマンネリ化したら試したい7つの解決策【チーム改善】」では、KPTのマンネリ化を避ける方法についてお伝えしました。また、「YWTを使った毎月の棚卸しとチーム共有」では、個人の学びを振り返る手法をご紹介しました。今回は、これらを含めた複数のふりかえり手法をどう使い分けているかという全体像をお伝えします。
WOOMSでは、5つの異なるふりかえり手法を、期間と目的に応じて使い分けています。週次のKPTから年次のSailboat Retrospectiveまで、それぞれの手法が異なる役割を担い、チームの多角的な成長を支えています。
複数のふりかえりを定期的に行っているチームは少なくないと思いますが、5つものふりかえりを数年にわたって運用し続けているチームは、それほど多くないかもしれません。この記事では、数年間の運用経験から得られた実践的な知見を共有します。
この記事で得られること:
- 複数のふりかえり手法の使い分け方と、それぞれの目的
- 各手法の具体的な進め方とポイント
- ふりかえりを数年運用することで得られるチーム価値の出し方
ふりかえりの全体像:期間と目的で使い分ける
使い分けの基本思想
WOOMSでは、頻度と目的によってふりかえり手法を使い分けることを基本としています。
- 短期(週次): チーム課題の継続的な改善
- 中期(月次): 個人の成長と学びの言語化
- プロジェクト毎: 短期集中案件の成果と反省
- 四半期: チーム価値観の再確認と調整
- 長期(年次): ワクワクする未来とリスクの可視化
WOOMSの5つのふりかえり手法
| 手法 | 頻度 | 目的 | 準備の容易さ |
|---|---|---|---|
| KPT | 毎週 | チーム課題の継続的改善 | ★★★★★ 容易 |
| YWT | 毎月 | 個人の成長と学びの棚卸し | ★★★★☆ やや容易 |
| HTK | プロジェクト毎 | 短期集中案件の振り返り | ★★★☆☆ 普通 |
| 価値観のすり合わせ | 四半期 | チームの方向性確認 | ★☆☆☆☆ 大変難 |
| Sailboat Retrospective | 半年〜1年 | ビジョンとリスクの共有 | ★★☆☆☆ やや難 |
使い分けの基準
重要なのは、準備の容易さと慣れを基準にすることです。
- 準備が容易なものほど頻度を高く: KPT、YWTは準備が簡単で慣れているので週次・月次で実施
- 準備が必要なものは低頻度: 価値観のすり合わせやSailboatは準備に時間がかかるので四半期〜年次
この使い分けにより、ふりかえりが負担にならず、継続可能な仕組みになっています。
各手法の詳細と実践ノウハウ
1. KPT(毎週):チーム課題を継続的に改善する
概要と目的
KPT(Keep/Problem/Try)は、チームで継続的な改善を行うための最も基本的なふりかえり手法です。
- K(Keep): 良かったこと、継続したいこと
- P(Problem): 改善したいこと、モヤっとしたこと
- T(Try): 次に試すこと、改善策
目的: チームとして解決したい課題を共有し、具体的な改善アクションを設定する
WOOMSでの実践ポイント
KPTについては、以前の記事「KPTふりかえり会がマンネリ化したら試したい7つの解決策【チーム改善】」で詳しく解説していますが、ここでは重要なポイントを3つ紹介します。
1. MVP表彰式でポジティブにスタート
ふりかえり会を表彰式から始めることで、ポジティブな雰囲気を作ります。今週活躍したメンバーを称賛することで、チームの一体感とモチベーションが向上します。
2. 2週間ルールでTryを確実に消化
すべてのTryに2週間以内の締め切りを設定し、GitHub Issueとして管理します。担当者と期限を明確にすることで、「誰もやらない」を防ぎます。
3. Freezer管理で長期課題も忘れない
2週間以内に完了しないTryは「Freezer(冷凍庫)」に入れ、四半期に一度棚卸しします。これにより、短期課題と長期課題を分けて管理できます。

KPTふりかえり後のボードは、KeepとProblemの内容がTryへ移行しているため、このような状態となる。チーム課題として様々な粒度を扱っている
なぜ週次なのか
週次の頻度は、課題を素早く発見し、改善サイクルを高速で回すために最適です。1週間単位でチームの状態を確認することで、問題が大きくなる前に対処できます。
2. YWT(毎月):個人の学びを棚卸しする
概要と目的
YWTは、個人の学びと成長に焦点を当てたふりかえり手法です。
- Y(やったこと): この1ヶ月で取り組んだこと
- W(わかったこと): やってみて気づいたこと、学んだこと
- T(次にやること): 学びを活かして次に試すこと
目的: 個人として一貫性を持ったアプローチを振り返り、学びを言語化・共有する
KPTとの使い分け
WOOMSでは、KPTとYWTを明確に使い分けています。
- KPT(週次): チームとして解決したい課題
- YWT(月次): 個人として学んだこと、成長したこと
この使い分けにより、チームの改善と個人の成長の両方を追求できます。
WOOMSでの実践ポイント
YWTについては、以前の記事「YWTを使った毎月の棚卸しとチーム共有」で詳しく解説していますが、ここでは重要なポイントを紹介します。
1. 手動通知で記入率を上げる
当初はSlackの自動リマインダーを使っていましたが、記入率が低かったため、手動でメンション付きメッセージに変更しました。人間が通知することで「ちゃんと見てもらっている」感覚が生まれ、記入率が大幅に改善しました。
2. 3ヶ月の積み重ねで成長ストーリーを可視化
3ヶ月分のYWTを見返すと、自分が何に関心を持ち、どんな学びを重ねてきたかが見えます。これを四半期の目標設定にも反映することで、YWTが単発の振り返りで終わらず、継続的な成長のストーリーを紡ぐツールになります。
3. 暗黙知が形式知に変わる
個人の学びをチームに共有することで、「なるほど、そういうアプローチもあるのか」という気づきが生まれます。暗黙知が形式知に変わり、チーム全体の知見が向上します。

ある月のYWTのふりかえり結果。この月はほとんど進捗が出せずしんどい結果となった
なぜ月次なのか
月次の頻度は、より長いスパンで個人の成長を振り返るために最適です。週単位では目の前のタスクに意識が向きがちですが、月単位で振り返ることで、自分の学びの軸や成長の方向性が見えやすくなります。
3. HTK(プロジェクト毎):短期集中プロジェクトの振り返り
概要と目的
HTKは、納期のある短期集中プロジェクトが完了した後に行うふりかえり手法です。
- H(褒めたいこと): プロジェクトでうまくいったこと、称賛したいこと
- T(途中で改善したこと): プロジェクト中に気づいて修正したこと
- K(これから改善したいこと): 今回は対応できなかったが、今後改善したいこと
目的: 短期集中で対応した案件で生じた「とりあえず」の対応や、後回しにした改善点を拾い上げる
なぜHTKが必要なのか
短期集中のプロジェクトや納期があるものでは、どうしても「とりあえず動くように」「後で直す」という対応が発生します。こうした技術的負債や改善点を見逃さないために、プロジェクト完了後に専用のふりかえりを行います。
進め方
基本的な進め方はKPTと同じです。
- 事前記入: プロジェクト完了後、メンバーがHTKシートに記入
- ミーティング: 一つずつについて話し、背景や理由を共有
- Next action: Kで出た改善点をいつ、誰が対応するか決める
- 次のふりかえり時に棚卸し: 決めたアクションが実行されたか確認
効果
- プロジェクトの学びが埋もれない: 終わった後に学びを言語化することで、次に活かせる
- 技術的負債の可視化: 「後で直す」が忘れられず、計画的に返済できる
- チームの成果を称賛: Hで褒め合うことで、達成感とチームの一体感が生まれる

プロジェクト納品後のHKTボードの様子。テンションの高いプロジェクトだったことが伝わってくる
なぜプロジェクト毎なのか
通常のKPTやYWTは定期的に行われますが、プロジェクトの区切りでしか見えない学びもあります。プロジェクト全体を俯瞰して振り返ることで、より深い学びが得られます。
4. 価値観のすり合わせ(四半期):チームの方向性を再確認する
概要と目的
四半期ごとに、チームメンバー全員で「大事にしたい価値観」を合意形成します。
項目例:
- プロジェクト成果として重視すること(品質、スピード、基盤、リスクなど)
- チームワークとして大切にすること(相談・対話、無理のない働き方など)
目的: チームの意思決定を加速し、メンバーのモチベーションを向上させる
WOOMSでの実践ポイント
価値観のすり合わせについては、以前の記事「チーム共通価値観で開発効率16倍!! WOOMSが実践する合意形成の秘訣」と「チームの価値観を揃えるアンケート設計術」で詳しく解説していますが、ここでは重要なポイントを紹介します。
1. Google Formでアンケート
事前にGoogle Formでアンケートを実施し、各メンバーが重要だと思う価値観を選択・評価してもらいます。これにより、全員の意見を公平に集められます。
2. 意思決定の基準を明確化
「スピードと品質のどちらを優先するか?」といった判断に迷う場面で、合意された価値観が判断基準になります。これにより、意思決定が加速します。
3. 四半期ごとに価値観が進化する
価値観は固定的なものではなく、チームの成長や状況の変化に応じて更新します。四半期ごとに見直すことで、常に最適な価値観を保てます。
効果
- チームの学びが言語化される: 何を大事にしているかが明確になる
- 「共有し忘れてた」を減らせる: 定期的な確認の場があることで、伝え忘れが減る
- 意思決定の加速: 迷ったときの判断基準が明確になる
なぜ四半期なのか
価値観は頻繁に変えるものではありませんが、チームの状況は四半期単位で変化することが多いです(新メンバー加入、プロダクトフェーズの変化など)。四半期ごとの見直しは、変化に対応しつつ、安定性も保てる適切な頻度です。
5. Sailboat Retrospective(半年〜1年):ワクワクする未来を描く
概要と目的
Sailboat Retrospectiveは、帆船が宝島に向かう比喩を使った視覚的なふりかえり手法です。
4つの象限:
- 未来×いいこと(宝島): チームが目指す理想の未来
- 現在×いいこと(風): チームを前進させている要因
- 現在×悪いこと(錨): チームの前進を妨げている要因
- 未来×悪いこと(岩): 今後直面しそうなリスク
目的: 一年の抱負のようにワクワクする気持ちで、長期的なビジョンとリスクを共有する
進め方
1. リラックスした雰囲気づくり
お菓子を用意するなど、リラックスした状態で行います。日々の細かい課題から離れて、ワクワクする未来を思い描く時間にします。
2. 付箋で帆船の図に貼っていく
Miro(オンラインホワイトボード)などで帆船の図を用意し、各メンバーが4つの象限に付箋を貼っていきます。視覚的に表現することで、チーム全体の意識が見えやすくなります。
3. 全員で共有と対話
一つずつ付箋を読み上げながら、背景や理由を共有します。「なるほど、そう感じていたのか」という発見があり、相互理解が深まります。
効果
- 個々の貢献の認識を知る: 各メンバーが自分の貢献をどう認識しているかが分かる
- メンバーの目指す方向を共有: 誰がどのような方向を目指したいのか、チームとして知る機会になる
- チームとしての一体感醸成: 共通のビジョンを描くことで、チームの結束が強まる

ふりかえりで記載する内容のためにこのようなスライドを用意した
なぜ半年〜1年なのか
長期的なビジョンやリスクは、頻繁に変わるものではありません。しかし、定期的に確認しないと、日々の業務に追われて忘れてしまいます。半年〜1年に一度振り返ることで、大きな方向性を見失わずに進めます。
導入の実際:少しずつ増やしていった経緯
当初から設計されていたわけではない
WOOMSのふりかえり体系は、当初から完璧に設計されていたわけではありません。少しずつ必要性を感じながら、手法を追加してきました。
導入順序:
- KPT: チーム立ち上げ時から、最も基本的な手法として導入
- YWT: KPTでは個人の成長が見えにくいと感じ、月次で追加
- HTK: 短期集中プロジェクト後に学びが埋もれる問題に気づき、導入
- 価値観のすり合わせ: 意思決定で意見が割れることが増え、判断基準が必要に
- Sailboat Retrospective: 日々の業務に追われ、長期ビジョンを見失いかけたため追加
試行錯誤から学んだこと
各手法を導入する過程で、いくつかの失敗や改善がありました。
失敗例1: 自動リマインダーでは記入されない
- 問題: YWTの事前記入を自動リマインダーで通知していたが、記入率が低かった
- 改善: 手動でメンション付きメッセージに変更 → 記入率が大幅に向上
失敗例2: Tryが溜まり続ける
- 問題: KPTでTryを設定しても実行されず、どんどん溜まっていった
- 改善: 2週間ルールとFreezer管理を導入 → 確実に消化できるように
失敗例3: 手法の目的が曖昧になる
- 問題: YWTでチーム課題を書いてしまい、KPTと区別がつかなくなった
- 改善: 各手法の目的を明確に定義し、チームで共有 → 使い分けが明確に
相乗効果が生まれた
複数の手法を組み合わせることで、単独では得られない相乗効果が生まれました。
- チームの意識統一: 各手法で異なる角度から振り返ることで、多角的な理解が進む
- 学びの言語化: さまざまな場面で学びを言語化する習慣がつき、チーム全体の知見が向上
- 「伝え忘れた」が減る: 定期的に複数の場があることで、大事なことを伝えるタイミングが増える
よくある落とし穴と回避策
落とし穴1: 手法が増えすぎて負担になる
- 問題: あれもこれもとふりかえりを増やしすぎて、メンバーの負担が増大する
- 回避策: 容易なものから始める。まずはKPTだけ、慣れてきたらYWTを追加、という具合に段階的に増やす。無理に全部やる必要はない
落とし穴2: 各手法の目的が曖昧になる
- 問題: 手法が増えると、「これってどっちで話すべき?」と迷うようになる
- 回避策: 明確に使い分けを意識する。一覧表を常に参照できる場所(NotionやConfluenceなど)に置き、迷ったら確認する
落とし穴3: 形骸化する
- 問題: 同じ手法を繰り返すうちに、形だけになってしまう
- 回避策: 定期的に手法自体も振り返る。「このふりかえり、まだ意味ある?」とメタ的に振り返る時間を設ける。必要なら手法を変更・廃止する勇気も持つ
落とし穴4: 準備に時間がかかりすぎる
- 問題: 毎回のふりかえりの準備に時間がかかり、本業に支障が出る
- 回避策: テンプレート化。Google FormやMiroのテンプレートを作成し、毎回同じフォーマットを使えるようにする。準備時間を最小化する
ふりかえりを数年運用することで得られるチーム価値
WOOMSでは、これらのふりかえり手法を数年にわたって運用してきました。短期間では見えにくい、長期的な運用だからこそ得られる価値があります。
1. チームの知見が蓄積され、組織の資産になる
各ふりかえりで言語化された学びは、単発で終わらず、チームの知見として蓄積されていきます。
- YWTで共有された個人の学びが、チーム全体のベストプラクティスに
- HTKで記録した技術的負債が、計画的に返済され、プロダクトの品質向上に(全てを返済できているわけではないですが...)
- 価値観のすり合わせの履歴が、チームの進化の軌跡として残る
こうした蓄積は、新メンバーのオンボーディングにも活用でき、組織の資産となります。
2. ふりかえり文化が定着し、心理的安全性が向上する
数年にわたってふりかえりを継続することで、「振り返ることが当たり前」という文化が根付きます。
- 失敗を責めるのではなく、学びに変える習慣が身につく
- 「モヤっとしたことを言っていい」という心理的安全性が高まる
- 課題を早期に共有する文化が生まれ、問題が大きくなる前に対処できる
この文化は、一朝一夕には作れません。継続的な実践の中で、少しずつ育っていくものです。
3. チームとしての自己改善力が高まる
長期的にふりかえりを運用することで、チーム自身がふりかえりを改善する力がつきます。
- 「このふりかえり、本当に意味ある?」とメタ的に振り返る習慣
- 形骸化しそうになったら、手法を変更・改善する柔軟性
- 新しい課題に対して、適切なふりかえり手法を選択・導入できる能力
WOOMSでも、最初から5つの手法があったわけではありません。必要性を感じながら、少しずつ追加・改善してきました。この自己改善のサイクルこそが、数年運用する価値です。
4. 個人の成長とチームの成長が両立する
各手法が異なる側面をカバーすることで、個人とチーム、両方の成長が実現します。
- KPT: チームとして解決したい課題 → チームの改善
- YWT: 個人の学びと成長 → 個人の成長
- HTK: プロジェクトの反省と称賛 → チームの結束
- 価値観: チームの方向性と意思決定基準 → チームの一体感
- Sailboat: 長期ビジョンと個々の目指す方向 → 個人とチームのビジョン共有
こうした多角的なアプローチにより、個人が成長しながら、チームも一緒に成長していく好循環が生まれます。
5. 数値では測れない「チームの成熟度」が上がる
定量的な効果測定は難しいですが、数年運用したチームには目に見えない成熟度の向上があります。
- 意思決定のスピードが速くなる(価値観が判断基準になる)
- コミュニケーションコストが下がる(共通言語ができる)
- トラブル時の対応力が上がる(過去の学びが活きる)
- メンバーの定着率が上がる(成長実感と居心地の良さ)
これらは数値化しにくいですが、チームで働くメンバー全員が実感できる変化です。
まとめ:多角的なふりかえりでチームを成長させる
ふりかえりは、一つの手法に固執する必要はありません。むしろ、期間と目的に応じて使い分けることで、チームの多角的な成長が実現します。
この記事のポイント:
- 週次〜年次まで、5つの手法を使い分ける: それぞれの手法が異なる役割を担う
- 準備の容易さと慣れを基準に頻度を決める: 容易なものほど高頻度、準備が必要なものは低頻度
- 少しずつ増やしていく: 最初から完璧を目指さず、KPTから始めて段階的に追加していく
定量的な効果の測り方
記事を書くにあたり、「定量的な効果をどう測るか」という質問がありました。以下のような指標が考えられます:
- ふりかえり会の参加率・記入率: 継続的に高い参加率を維持できているか
- Tryの実行率: KPTで設定したTryが実際に実行されている割合
- チーム満足度: 四半期ごとのアンケートでチームの満足度を測定
- コミュニケーションコスト: 意思決定にかかる時間やミーティング時間の変化
- 学びの言語化数: YWTで共有された学びの数、Wikiに残された知見の数
WOOMSでは、まだ体系的な測定はできていませんが、今後これらの指標を取り入れていきたいと考えています。
今日からできる最小ステップ
- すでにふりかえりをしている場合: 今使っている手法の「目的」を明確にし、チームで共有する。必要に応じて、別の手法の追加を検討する
- まだふりかえりをしていない場合: まずは週次のKPTから始める。シンプルに、Keep/Problem/Tryの3つだけで十分
ふりかえりは、チームの成長に欠かせない習慣です。まずは小さく始めて、少しずつ自分たちに合った形に育てていきましょう。
おわりに: WOOMSではエンジニアを募集中です
ここまで読んでいただきありがとうございます。私たちWOOMSは、廃棄物処理という社会インフラ領域に向き合うSaaSプロジェクトです。単なる"ごみの管理"にとどまらず、地域社会の課題解決と循環型社会の実現を支えるデジタルソリューションを提供しています。
WOOMSでは、今回ご紹介した5つのふりかえり手法を習慣化し、継続的な学びと改善を大切にするチーム文化を育てています。手法は増えたり減ったり、形を変えながら、常により良いチームづくりを模索しています。
価値観を共有し、合意形成を大切にするチームで、次の当たり前を一緒につくりませんか?
