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自分の改善事例とAutomotive SPICEのプロセスとの紐づけ

Last updated at Posted at 2021-12-11

はじめに

年末なので、過去のふりかえりをしてみる。
自分が社外発表(Qiita含む)した事例・技法を、Automotive SPICEで定義されているプロセスと紐づけて整理してみる。
そして、何か気づくことがないか確認する。

Automotive SPICEのプロセス

社外発表した事例・技法

SPI Japan

ソフトウェア品質シンポジウム

ソフトウェアシンポジウム

Qiita

紐づけ結果

一部紐づけのできなかった発表・記事については、JISX0170:2020「システムライフサイクルプロセス」で定義されているプロセスと紐づけた。
https://www.kikakurui.com/x0/X0170-2020-01.html

ID プロセス 関連する発表・記事の番号
ACQ.3 契約合意
ACQ.4 サプライヤー監視
ACQ.11 技術要件
ACQ.12 法的および管理要件
ACQ.13 プロジェクト要件
ACQ.14 提案依頼
ACQ.15 サプライヤー資格認定
SPL.1 サプライヤー入札
SPL.2 製品リリース
SYS.1 要件抽出
SYS.2 システム要件分析
SYS.3 システムアーキテクチャ設計
SYS.4 システム統合および統合テスト
SYS.5 システム適格性確認テスト
SWE.1 ソフトウェア要件分析 [7][8][10][11][12][21]
SWE.2 ソフトウェアアーキテクチャ設計 [6][7][10][22]
SWE.3 ソフトウェア詳細設計およびユニット構築 [2][3][6][8][22]
SWE.4 ソフトウェアユニット検証 [3][22]
SWE.5 ソフトウェア統合および統合テスト [2][3][6][8]
SWE.6 ソフトウェア適格性確認テスト [19]
SUP.1 品質保証 [1]
SUP.2 検証 [3][7][10][11][12][13][15][18][22]
SUP.4 共同レビュー
SUP.7 文書化
SUP.8 構成管理
SUP.9 問題解決管理
SUP.10 変更依頼管理
MAN.3 プロジェクト管理 [1][4][14][20]
MAN.5 リスク管理 [17]
MAN.6 測定 [1][4]
PIM.3 プロセス改善 [16]
REU.2 再利用プログラム管理 ([4])
その他 インフラストラクチャ管理 [3]
その他 知識管理 [5][7][9][16]
その他 健康管理 ([4])

※括弧づけは明確な発表・記事にできていないもの。

考察

  • 私は今まで、検証プロセスを中心に工夫をしてきた。
  • 私は今まで、管理プロセス群はある程度網羅的に工夫をしてきた。
  • 取得プロセス群、供給プロセス群に関連する工夫はしてこなかった(成り行きだった?)。
  • Automotive SPICEには、JISX0170で定義されている以下のプロセスに相当するものがない。
    • インフラストラクチャ管理
    • 知識管理プロセス
  • 健康管理に関するプロセスは、どの規格に定義されているかわからなかった。
  • 以下のプロセスに関して、工夫をしたことがあるが、明確な発表・記事にはできていない。
    • ソフトウェア適格性確認テスト(例:プロダクトライン開発におけるテスト方法の一事例)
    • プロセス改善(例:発表駆動改善、顧客報告駆動改善)
    • 再利用プログラム管理(例:テスト資産再利用率)
    • 健康管理?
  • 測定プロセスについて、もっと工夫をしていきたい。測定プロセスに関する知見を、もっと得たい。測定プロセスを起点として、プロセス改善を進めたい。

おわりに

今回の記事のような整理は、自分の工夫で言語化できていないことを抽出するのに有効かもしれない。
ただし、Automotive SPICEは、一部のプロセスしか定義されていないため、紐づけるプロセスモデルとしては不適切だったかもしれない。
こういうふりかえりを昔からやっておけばよかったかもしれない。

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