VTuber演出設計・育成支援ツールは作成可能でしょうか。
VTuber演出設計・育成支援ツール
VTuber演出設計・育成支援を行うAIツールの構想を考えています。
本記事では、以下のような機能を技術的に実現可能かどうか、技術者の皆様にご意見をいただきたく投稿しました。
このツールの目的は、Vtuberが配信プラットフォーム上のチャット欄のシミュレーションを通じて、配信スキルの育成を行うことと、AIによる分析と「気づき」を促すことによるコミュニケーション能力の向上および自己分析能力の向上、メンタルケアを促すことです。
副次的な効果として、ネガティブなコメントを行うリスナーのペルソナも再現することで適性の判断、対応力の育成等も期待できると考えています。
構想の概要
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Webブラウザ上にYouTubeやTwitch等の配信プラットフォーム上にコメントするリスナーのペルソナを、様々なパターンに分けて作成しチャット欄の再現を行う。
(なお、ライブコメントの水増し等に使えないよう、オフラインでのみと制限するか、コメントに自動でタグをつける等の対策が必要) -
音声感情分析:配信中の声から「緊張」「自信」「抑揚」などをリアルタイムで解析
(ANIMO Cloud、MiiTel、UZ等の既存APIの活用) -
チャット模擬練習:AIが視聴者役としてチャットを投稿し、返答練習を支援
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気づき支援:ユーザー自身の対応を振り返り、自己肯定感を育てる問いかけ型フィードバック
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卒業前提設計:最終的にはツールから離れ、自立した演出対応ができるように設計
最後の2点が最も重要です。個人的な意見でもありますが、AIは「回答」を得るために使うべきではなく、あくまで補助として活用し、自身で考え、気づく力を養うためのツールに留めるべきという設計思想となっています。
技術的な相談ポイント
- 音声感情分析は既存API(例:ANIMO Cloud、MiiTelなど)でどこまで実現可能か?
- チャット模擬練習のAI生成は、現実的なコメント生成が可能か?
- 自己肯定感支援の問いかけ設計は、どのように設計するべきか?
- 卒業ステップ設計を段階的に切り替えるにはどうしたらいいか?
なぜこのアイデアを思いついたか
VTuberに「なんとなくなりたい」「有名になりたい」と願う人の多くは、自己肯定感が低い傾向があります。
家庭環境や育成過程で自己肯定感を育てられなかったり、承認欲求に飢えていたり、社会に適応できずに苦しんでいる人たちが、VTuberという表現手段に救いを求めるケースは少なくありません。
しかし、もし有名になれたとしても、その分増える誹謗中傷やアンチの存在に耐えられず、メンタルを崩してしまう人も多くいます。
その状況を少しでも改善出来ないかと考えてこのツールとAIの活用を思いつきました。Qiitaを使うのは初めてということもあり、この文章もAIに構成を手伝ってもらいつつ完成させています。
私自身も気を付けていることですが、AIが恋人や友人の代わる新たな依存先になってしまっては意味がないので、このツールは、あくまでユーザー自身が気づき、自己分析し、最終的には自立して演出や対応ができるようになることを目的としています。
いずれはこのツールを使わずとも自己分析、メンタルコントロール、自己承認ができるようになり、卒業できることが目標となります。
VTuber志望者には自分らしさの言語化を、活動中のVTuberにはさらなるスキルのブラッシュアップを、Vtuberでなくとも、メンタルに不安を抱える方には自己理解と感情整理を提供し、自己分析を通じて自立を促します。
今回はVTuber支援に絞った構想ですが、将来的には、適切な心療内科やカウンセリングに繋げられる窓口となるアプリとしての機能も視野に入れています。
また、VTuberに対しては、配信活動全体を支援するツール群の構想があり、今回の提案はその一部です。
非常にロマンに偏った設計であると思います。
エンジニアでない私では何ができて何ができないのかというところから、分からないことばかりのためご教授いただけますと幸いです。