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日記;回すだけⅣ ④ ラズパイ+EPOS4、C++でプログラミング<モータのチューニング2>

Last updated at Posted at 2022-06-04

 前回、USBケーブルでEPOS4(ID5)につないで、初期設定をし、チューニングしました。今回は、USBケーブルでもう一つのコントローラEPOS4(ID6)につなぎます。
EPOS4-raspai02.png

 Device Catalogのアイコンをクリックし、USBをダブルクリックすると、つないだUSB0が見えます。

can101.png

 USB0で右クリックでscanしますが、ID5を見つけてきます。ID5のUSBケーブルを抜いてscanします。
 ID6を見つけてきました。USB0がUSB2に変わっています。理由は不明です。

2022-06-03 (47).png

 Parameter Export/Importから、Inport Parameter to Fileを選びます。DCFファイルは前回保存した22-6-3.dcfです。最後のほうで、エラーが出て、エラーレポートが出ました。どうも、同じEPOS4でバックアップをするようで、別のEPOS4へパラメタをコピーする用途ではないようです。

初期設定

 前回ID5と同じ初期化をします。
 と思ったら、まったく同じ値が入っていました。理由は不明です。

Regulation Tuning

 チューニングをします。
 Currentです。電流は1000mAにして実行しました。

2022-06-03 (52).png

 Velocityです。1000incにして実行しました。
 
2022-06-03 (53).png

 パラメタ(AccelerationとDeceleration)を合わせて実行します。ほぼ同じになりました。

2022-06-03 (58).png

Positionです。

2022-06-03 (54).png

 パラメタを合わせて実行します。
 前回のとは少し異なっています。

2022-06-03 (56).png

PDOマッピングの修正

 左のメニューのCANopenをクリックし、Receive-PDOの画面を出します。このコントローラはID=6を設定してあります。
 COB-IDは0x200+Node-IDなので、0x00000206、0x00000306、0x00000406、0x00000506に変更します。全部synchronousです。
2022-06-03 (61).png

 Transmit-PDO画面を出します。
 COB-IDは0x180+Node-IDなので、0x00000186、0x00000286、0x00000386、0x00000486に変更します。全部synchronousです。

2022-06-03 (62).png

 Toolsから Object Dictionaryを開きます。PDOマッピング付近を見ます。COB-IDなど、ID6用になっているのが確認できます。

2022-06-03 (64).png 

 USBケーブルをID5にもつなぎ、ID5のObject Dictionaryを開きます。PDOマッピング付近を見ます。COB-IDなど、ID5用になっているのが確認できます。
2022-06-03 (66).png

資料

 ダウンロードしたEPOS4資料の大まかな中身の説明です。

"EPOS4 / IDX Communication Guide"
 -> Chapter "3 CAN Communication"
"EPOS4 / IDX Firmware specification"
 -> Chapter "2 System overview"
 -> Chapter "3 Operating modes"
 -> Chapter "4 Inputs and Outputs"
 -> Chapter "5.2 CAN Communication"
 -> Chapter "6 Object Dictionary"
 -> Chapter "7 Error Handling"
"EPOS4 Application Notes Collection"
 -> Chapter "5 CANopen Basic Information"
 -> Chapter "7 Device Programming"

レスポンス

 EtherCATで使われるCANopenは、高速です。それは、EtherCATがリアルタイムOSもしくはそれに相当するスケジュールで動いているからです。CAN自体も、リアルタイム性が保証できれば、EPOS4のライブラリの関数を実行するスピードは1ms程度です。
 しかし、今回のようにラズパイ4では普通のLinuxが動いているので、リアルタイム性は誰も保証してくれません。現実には、EPOS4のライブラリの実行スピードは1ms程度から、10~40msに変動します。
 なので、PDOによるデータの読み書きは高速ではなく、SDOでもほぼ同じ速度というのが現実のようです。
 しかし、位置決めのPPTでは、Target PositionはPDOで管理されている前提のライブラリになっているので(筆者はそう解釈しているが正しくないかもしれない)、PDOマッピングは正しく設定しておきます。

  https://support.maxongroup.com/hc/en-us/articles/360006122334

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