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作業診断(process assessment)を成功させる5つの鍵。失敗する5つの罠 。仮説(50)OSEK(48)官(2)

Last updated at Posted at 2018-01-04

作業診断(process assessment)を成功させるための5つの鍵を示します。

官公庁の調達の適正化のために取り組まれたことがあります。
産業標準化法にもとづき、
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=324AC0000000185_20220617_504AC0000000068

(日本産業規格の尊重)
第六十九条 国及び地方公共団体は、鉱工業に関する技術上の基準を定めるとき、その買い入れる鉱工業品に関する仕様を定めるときその他その事務を処理するに当たつて第二条第一項各号に掲げる事項に関し一定の基準を定めるときは、日本産業規格を尊重してこれをしなければならない。
(産業標準化及び国際標準化の促進)
第七十条 国は、産業標準の制定及び普及、国際標準に関する国際団体その他の国際的な枠組みへの協力並びに産業標準化及び国際標準化に関する業務に従事する者への支援を通じて、産業標準化及び国際標準化の促進に努めるものとする。
2 国立研究開発法人(独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第二条第三項に規定する国立研究開発法人をいう。第四項において同じ。)及び大学は、民間事業者と連携しつつ、産業標準化に資する研究開発、国際標準に関する国際団体その他の国際的な枠組みへの協力及びその他の産業標準化又は国際標準化に関する活動に主体的に取り組むよう努めるとともに、産業標準化又は国際標準化に関する業務に従事する者の職務がその重要性にふさわしい魅力あるものとなるよう、産業標準化又は国際標準化に関する業務に従事する者の適切な処遇の確保に努めるものとする。
3 事業者は、産業標準化に資する研究開発、国際標準に関する国際団体その他の国際的な枠組みへの協力及びその他の産業標準化又は国際標準化に関する活動に主体的に取り組むよう努めるとともに、産業標準化又は国際標準化に関する業務に従事する者の職務がその重要性にふさわしい魅力あるものとなるよう、産業標準化又は国際標準化に関する業務に従事する者の適切な処遇の確保に努めるものとする。
4 国、国立研究開発法人、大学、事業者その他の関係者は、産業標準化又は国際標準化に関する施策が効果的かつ効率的に実施されるよう、適切な役割分担を行うとともに、相互に連携を図りながら協力するよう努めるものとする。

JIS X 33001:2017 (ISO/IEC 33001:2015) 情報技術−プロセスアセスメント−概念及び用語 Information technology-Process assessment-Concepts and terminology
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=JIS+X+33001%3A2017

JIS X 33002:2017 (ISO/IEC 33002:2015) 情報技術−プロセスアセスメント− プロセスアセスメント実施に対する要求事項 Information technology-Process assessment- Requirements for performing process assessment
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=JIS+X+33002%3A2017

情報システムに係る政府調達の見直しについて ~ソフトウェアの特質を踏まえた政府調達制度の改善に向けて~
https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F1285959&contentNo=1

<この項は書きかけです。順次追記します。>
This article is not completed. I will add some words in order.

鍵1 市場の動向を分析(market analysis)

市場が現在どちらを向いて進んでいるか、その傾向は1−2年なのか、4−5年続くのか。10年、20年後の市場の予測を何種類かたて、どの場合でも有効な短期的な取り組みの優先順位を決めておけば、何から改善すればよいかの選択に役立ちます。
ここでいう市場とは、自社が納入する製品・サービスの市場だけでなく、自社の顧客の製品・サービスの市場、自社が購入する部品・サービスの市場の3種類を、場合によっては均等に見ているとよいことがあリます。

データサイエンティストへの5つの門。あなたはいくつの門をくぐりましたか?
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/ee5fa7b2a7f7c2b450d4

転職(1) なぜ経済学徒を辞め、計算機屋になったか(経済学部入学前・入学後・卒業後対応)
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/06335a1d24c099733f64

仮説(178)Fラン文系によるFラン文系のためのFラン文系プログラマ /「Fラン文系」でも就職(プログラマ)できる5つの道
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/c72fa39e3191ea0290df

罠1 目先の目標に振り回される

目先の目標に振り回されている人を見かけませんか?
社長の言うことを、そのまま実現することに躍起になっている人。
たしかに、その時の社長の覚えはよくなり、二人の関係はよくなるでしょう。そうやって、組織が腐敗していくという社会学的な知見は活かされないままになるのかもしれません。

長期的な傾向分析に基づかない、目先の目標は、簡単に達成できるかもしれません。

長期的な傾向分析に基づかない、目先の目標は、一見達成したように見えて、他の計算していない指標が悪くなっているかもしれません。

パレート最適という概念があります。
パレート最適は、他の条件が同じままで、目標の値だけをすこしだけよくする最適化手法です。微分という考え方がわかる方は、納得感があるかもしれません。

しかし、社会的な事象は、他の条件を変えずに、何かを測定することは不可能かもしれません。もし、パレート最適を目指すのであれば、新たに測定する項目を増やさないことが大事かもしれません。

そうでないような長期的な傾向分析に基づかない、目先の目標は、よく失敗します。短期目標だから、失敗しても修正すればいいのかもしれません。

例えば、顧客が水準を指定してきたから、その水準に達成しようという目先の目標に振り回されるやり方は、長期的な低迷の原因または結果になるかもしれません。

罠2 自社の製品・サービスの販売市場だけ見ている

顧客の製品・サービスの市場と、自社に収めていただいている原料・材料、人材などの市場を見ていないと、急に売れ始めたときに、対応できないことがあります。

産業の連関を分析し、どの市場が逼迫すると、自社製品が困るかの分析は基本です。

現代で、水、石油と鉄を使わない産業はほとんどありません。原料、材料、製造機械、建物、電気、ガス、空調(暖房・冷房)、飲食料、下水、廃棄物処理など、どれだけ水、石油、鉄を使っているかを調べておくといいかもしれません。

良い事例 

市場での競争力に見合った目標を設定し、その目標に必要な測定をして最適化を図る上で、必要なことを洗い出す。

悪い事例

水準3を目標にする。モデルは水準5になった状態で、水準3はこうだろうという推測に過ぎない。水準5が見えてない状態の水準3には何の意味もない。モデルの基本を理解していないと、競争力を失うだけかもしれない。

ある発注者が、体力試験だと言われたことがある。体力試験であれば、発注者が費用の支払いをしていなければ、ひょっとしたら法律に違反しているかもしれない。不正競争防止法、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律を読むとよいかもしれない。

不正競争防止法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=405AC0000000047
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律
https://www.jftc.go.jp/dk/guideline/lawdk.html

鍵2 企業の経営分析(management analysis)

一人当たり売上の同業他社との比較など、企業の経営分析を読み、そこに書いてない別の筋書きを想定します。経営者、管理者の方との話をする際に、肝心な話が抜け漏れることはありませんし、経営者、管理者が想定していない事態を未然に防ぐことができるかもしれません。また、あらかじめ分析してあれば、相手方の個人的な思惑に左右されることはありません。

自動車産業におけるソフトウェア製品の出荷額の見積もりと改善の方向性
https://researchmap.jp/joulazjos-50024/

罠3 企業の経営分析をしていないアセッサに振り回される

アセッサの経験や、プロセスアセスメントモデルに記載していることに振り回されたら、ほぼ必ず失敗します。

訪問先の企業の経営分析をしていない訪問者は、仕事ではあり得ません。

鍵3 技術者のやる気を尊重(motivation of engineers)

技術力の向上、道具の整備以外にも、技術者のやる気を増進するものやことがあります。仕事の空間、机や椅子、食べ物や飲み物、休憩時間、軽い運動ができる環境など、やる気を増進する要素と組み合わせを考えましょう。

数年前、Automotive SPICEも取り組んでいるドイツのある自動車製造業の方が、作業診断(process assessment)すると技術者のやる気がなくなるのが課題だと言われていた。明らかにアセスメントの失敗。やる気を増進させるやり方はいくらでもある。まず、技術者に道具・技術・課題などに優先順位をつけてもらい、優先順位の高い方から取り組めばよい。モデルは、ある特定の条件の場合の例(仮設)であってモデルに書いてある順番にやる必要はない。

罠4 決めたことをやれ

誰が、どういう根拠で決めたかが曖昧な規則やモデルを守ることを押し付けたら、失敗へまっしぐら。
モデルの根拠を説明できない人の言うことを聞くのも同様です。

面談の手法(interview method)

作業診断こぼれ話
https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/78772/b0f4141e951c4d9dcc3f41a56bb8e2af

面談
https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/78772/58ea11ae3420c5b6797aed194e84a8ce

面談議事録と改善提案
https://researchmap.jp/blogs/blog_entries/view/78772/babf4ea6432465797c038f248e154bf9

プログラマが苦手な人との口頭のやりとり面談技術(interview technique)7つの要点

鍵4 道具を磨く・鍛える(train tools)

ソフトウェアを作る道具のうち、かなりの部分がソフトウェアです。ソフトウェアを作る道具を磨いたり、鍛えたり、作ったりすることが、改善の早道かもしれません。
やる気のある技術者は、自分の使う道具を磨くのは当たり前のこと。ソフトウェアを作る道具が、ソフトウェアでできていることはしばしば。自分が使う道具を自分で作ってもよい。

仮説(115) VZエディタ移植に当たって実施したことと成果
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5551be98dcbed8f41949

罠5 道具より標準プロセスを重視する

ソフトウェアの道具が揃っていないのに、人の仕事の仕方を定義しても役に立ちません。現状の効率の悪い道具を使った仕事の仕方を固定するか、現在よりも、もっと効率の悪い仕事の仕方を標準にして、組織を疲弊させる罠にはまっていく可能性があります。

見直し手法(review method)

鍵5 技術力の向上を図る(Improvement of technology)

前提となる技術力がない状態で、作業のやり方をあれこれ変更しても疲れるだけです。まず、前提となる技術力の向上を図ることが大事です。やる気があって、道具を磨いていると、技術力も向上しているかも。

仮説(139)新人(学生)を指導するよりも新人(学生)に指導してもらった方が効率的
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/db993b1536055029f7c8

仮説(168)プログラマの「プログラムが書ける」思い込みの激しさは強みであって弱点ではない3つの理由
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/bc5dd86e414de402ec29

罠6 人数を揃えて規則を作る

技術力を前提としない規則は、派遣などの仕事の仕方としては商業上有効な場合もあります。製品を納入することが前提の仕事の場合には、人数を揃えたり、規則を作ることでは、製品はできません。

参考資料

SWEST4:
https://swest.toppers.jp/SWEST4/report.html#program
組込みソフトウェアにおけるSPI(CMM/SPA)

物理記事 上位100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/66e90fe31fbe3facc6ff

数学関連記事100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/d8dadb49a6397e854c6d

言語・文学記事 100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/42d58d5ef7fb53c407d6

医工連携関連記事一覧
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/6ab51c12ba51bc260a82

通信記事100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/1d67de5e1cd207b05ef7

自動車 記事 100
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/f7f0b9ab36569ad409c5

<この記事は個人の過去の経験に基づく個人の感想です。現在所属する組織、業務とは関係がありません。>
This article is an individual impression based on the individual's experience. It has nothing to do with the organization or business to which I currently belong.

文書履歴(document history)

ver. 1.0 20180109
https://researchmap.jp/johut1ke4-50024/#_50024
vern 2.0 20180111 順序見直し
https://researchmap.jp/jourhts4g-50024/#_50024
ver. 3.0 20180204 順序見直し
ver. 3.1 20180205 項目追記
ver. 3.2 20180327 見出し英語化
ver. 3.3 20180731 面談技術Qiita記事URL追記
ver. 3.4 20210228 「プロセス改善に関して、個人的に有益な情報」 https://qiita.com/kazuo_reve/items/2c9a2d13bd57282bec1f
にリンクを貼っていただけたのを機に、表現を補正、URL追記。
ver. 3.5 ありがとう追記 20230508

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