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【Delphi】Delphi 2 について

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Last updated at Posted at 2024-12-01

はじめに

『Delphi 2』 についての概要です。

image.png

概要

製品概要です。

項目 説明
製品名 Delphi 2
コードネーム Polaris
発売年 1996
発売元 Borland International
ビルドバージョン 2.0
コンパイラバージョン 9.0
BDS バージョン -
サポートプラットフォーム Windows

前バージョンとの違い

  • 初の 32bit Windows 用 Delphi
  • // による行コメントが使えるようになった
  • 長い文字列型がサポートされた
  • バリアント型が追加された
  • パラメータのないルーチンを空パラメータで呼び出せるようになった
  • オブジェクト型に対してプロパティが使えるようになった
  • 呼び出し規約が増えた
  • finalization が使えるようになった
  • フォームの継承が行えるようになった
  • OLE コントロールのインポートが可能になった
  • データモジュールが使えるようになった
  • スレッドが使えるようになった
  • 32bit 版 BDE が付属する
  • 帳票ツールとして ReportSmith (32bit 版) が付属する (C/S のみ)
  • 帳票ツールとして QuickReport が付属する

その他

  • OWL アプリケーションがコンパイルできなくなった
  • inline 文及び inline 指令は使えなくなった
  • Delphi 2 自体は 32bit アプリケーションだが、インストーラが 16bit アプリケーションであるため、64bit Windows へはそのままではインストールできない
  • コマンドラインコンパイラは DCC32.EXE
  • 改訂版において Internet Solutions Pack (NEWT Intranet / NetManage) が同梱された (既存の登録ユーザーには改訂版の CD-ROM が無償配布された)
  • インストール CD 内に『Delphi 1.0』が収録されている
  • インストール CD 内に Delphi 1 から 2 へマイグレーションするためのドキュメントが収録されている (INFO\BORLAND\D32_NOTE.DOC)
  • 『C++Builder 1.0 C/S』がアンティークソフトとして無償公開されたので、Delphi 2 相当のコンパイラを無償で入手可能になった
  • TBitmap にバッファオーバーフローの脆弱性がある
  • 1996 年は『Windows NT 4.0』が発売された年です

image.png

おわりに

現在の Delphi の直接の祖先と言っていいと思います。このバージョンで作られた実行形式ファイルは最新の Windows でも動作します。

初の 32bit 版 Delphi なのにとても完成度が高く、ビックリするくらい不具合が少なかったのを覚えています。それもそのハズ、16bit 版 (Delphi 1) と 32bit 版 (Delphi 2) はほぼ同時期に平行して開発が進められていたのだとか。

その衝撃の大きさからか、Delphi 2 に関する書籍は数多く出版されています。

See also:

Mr.XRAY さんの記事

Mr.XRAY さんの「Delphi サンプルプログラム集」は Delphi 2 以降全般で有用な情報が詰まっています。Delphi (Windows プログラミング) で何か困った事があったらサイト内検索してみましょう。大抵検索に引っ掛かると思います (w

併設されている Halbow さんによる「Win32 API by Object Pascal of Delphi」も読んでおくと、Windows プログラミングで問題が発生した時の解決の糸口になるかもしれません。

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See also:

索引

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