はじめに
AWSハンズオンの学習記録です。
2022年8月の情報をもとに投稿します。
ゴールは、EC2を使って簡易的な仮想サーバーを作り、ブログソフトであるWordPressをインストールします。
また、WordPressを外部公開できることを想定しています。
今回はVPCとサブネットの作成方法を投稿します。
尚、ハンズオンがメインのため、各サービスの概要や用語の解説は極力省かせていただきます。
ゴール
仮想サーバーでWordPressを使える状態にします
ゴールまでの流れ
1.VPCとサブネットを作成（本記事ではここを解説します）
2.EC2を作成／セキュリティグループの設定
3.EC2へSSH接続
4.Webサーバーである「Apache」をインストール
5.プログラミング言語である「PHP」をインストール
6.データベースである「MariaDB」をインストール
7.WordPressをインストール
本記事の目的
・VPCの作成方法を理解します
・VPCやサブネットなど、基本的なネットワーク構成を理解します
動作環境
・MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
・macOS: Big Sur 11.6.1
・CPU: Intel
・メモリ: 8GB
VPCとサブネットを作成
VPCとは、AWS利用者ごとのプライベートなネットワーク空間で、会社のオフィスのようなものです。
実はデフォルトでVPCは割り当てられていますが、本番環境でデフォルトのVPCを使用するのは推奨されません。そこで、今回はVPC作成から解説します。
サブネットとは、VPC内部に作成された、ネットワークをさらに分割した範囲です。
①AWSコンソールの検索バーで「VPC」と検索
②VPCダッシュボードで「VPCを作成」を押下
③VPC作成画面の入力
・作成するリソース: 「VPCなど」
「VPCのみ」を選択しても構いませんが、ハンズオンで理解を深めるために敢えて上記を選択します。
・名前タグの自動生成: 「自動生成」にチェックをつけ、適用な名前を入力
・IPv4 CIDR ブロック: 「172.168.0.0/16」と入力
VPC の IPv4 アドレス範囲を指定します。デフォルトでも構いませんが、ここでは中規模ネットワーク向けの「172」を指定してみます。
CIRDブロックは「/16」から「/28」の範囲で作成できますが、本番環境を想定した場合だとネットワーク空間が大きい方がベターなので、可能な限り大きなサイズである「/16」を指定してみます。
・IPv6 CIDR ブロック: 「IPv6 CIDR ブロックなし」
・テナンシー: 「デフォルト」
・アベイラビリティゾーン (AZ) の数 : 「2」
・AZ のカスタマイズ: 今回は触りません
・パブリックサブネットの数: 「2」
・プライベートサブネットの数: 「2」
・サブネット CIDR ブロックをカスタマイズ: 今回は触りません
・NAT ゲートウェイ: 「なし」
・VPCエンドポイント: 「S3 ゲートウェイ」
・DNS オプション: 「DNS ホスト名を有効化」、「DNS 解決を有効化」共にチェックをつける
④画面一番下の「VPCを作成を押下」
⑤VPCダッシュボードに戻る
作成したVPCが表示され、状態が「Available」になっていれば成功です。
あとがき
今回は簡易的な検証のため、「作成するリソース」と「IPv4 CIDR ブロック」以外は触りませんでした。
「作成するリソース」を「VPCなど」と選択すると、画面右側に簡単なネットワーク図が作成されるので、簡単なネットワーク構成の理解に役立つかもしれません。
EC2作成及び、セキュリティグループの設定については次回投稿致します。
ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。