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AWS: 簡単なLAMPサーバーでWordPressを動かすまで(Intel Mac) 〜EC2を作成/セキュリティグループの設定〜

Last updated at Posted at 2022-08-05

はじめに

AWSハンズオンの学習記録です。
2022年8月の情報をもとに投稿します。

ゴールは、EC2を使って簡易的な仮想サーバーを作り、ブログソフトであるWordPressをインストールします。
また、WordPressを外部公開できることを想定しています。

今回はEC2の作成方法とセキュリティグループの設定方法を投稿します。

尚、ハンズオンがメインのため、各サービスの概要や用語の解説は極力省かせていただきます。

ゴール

仮想サーバーでWordPressを使える状態にします

ゴールまでの流れ

1.VPCとサブネットを作成

2.EC2を作成/セキュリティグループの設定(本記事ではここを解説します)

3.EC2へSSH接続
4.Webサーバーである「Apache」をインストール
5.プログラミング言語である「PHP」をインストール
6.データベースである「MariaDB」をインストール
7.WordPressをインストール

本記事の目的

・EC2の作成方法を理解します
・セキュリティグループの設定方法や概要を理解します

動作環境

・MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
・macOS: Big Sur 11.6.1
・CPU: Intel
・メモリ: 8GB

EC2作成の流れ

EC2とは、仮想サーバーを提供するコンピューティングサービスです。ここにアプリケーション等をインストールし、サーバーらしい動きをします。
セキュリティグループとは、EC2やELB、RDSなどの直前に置かれるファイアーウォール機能です。インバウンドとアウトバウンド両方の通信を制御でき、プロトコルとポート範囲の指定も可能です。

①AWSコンソールの検索バーで「EC2」と検索

②EC2ダッシュボードにて「インスタンスを起動」を押下

スクリーンショット 2022-08-05 17.58.11.png

③各項目の設定

■名前とタグ

スクリーンショット 2022-08-05 17.58.53.png
適当な名前を入力。

■アプリケーションおよび OS イメージ (Amazon マシンイメージ)

スクリーンショット 2022-08-05 17.59.19.png
「Amazon Linux」を選択。
「Amazon マシンイメージ」はデフォルトのものを選択。

■インスタンスタイプ

スクリーンショット 2022-08-05 17.59.36.png
「t2.micro」を選択。

■キーペア(ログイン)

キーペアとは、EC2インスタンスに安全にログインするために必要な秘密鍵・公開鍵の設定のことです。
これを使用し、「SSH接続」することでEC2にログインします。

スクリーンショット 2022-08-05 17.59.49.png
・「新しいキーペアの作成」を押下

スクリーンショット 2022-08-05 18.00.16.png
・「キーペア名」を適当な名前で入力
・「キーペアを作成」を押下
・キーペアファイルがローカル上にダウンロードされる
(Macであれば通常「ダウンロード」フォルダにダウンロードされます)

今回はこのキーペアファイルを使い、SSH接続することでEC2インスタンスにログインします。
そのため、ダウンロードされたキーペアファイルの場所をしっかり把握しておくのがベストです。

■ネットワーク設定

この項目でセキュリティグループの設定を行います。

VPC

スクリーンショット 2022-08-05 18.01.51.png

前項で作成したVPCを選択。
サンプル画像では「vpc-0eaea92ff9799e86d (holySH10-vpc)」を選択。

サブネット

スクリーンショット 2022-08-05 18.07.06.png
パブリックサブネットを選択。
サンプル画像では「holySH10-subnet-public1」(以下省力)を選択。

パブリック IP の自動割り当て

スクリーンショット 2022-08-06 15.13.40.png
「無効化」を選択。

ここを「無効化」にするとEC2インタンスにアクセスできませんが、「Elactic IP」をパブリックIPアドレスとして割り当てることでアクセスが可能になります。

ファイアウォール (セキュリティグループ)

スクリーンショット 2022-08-06 15.16.53.png
「セキュリティグループを作成する」を選択。

「セキュリティグループ名」及び「説明」

スクリーンショット 2022-08-06 15.17.07.png
適当な名前や文章を入力。

インバウンドセキュリティグループのルール

スクリーンショット 2022-08-05 18.02.45.png

・「セキュリティグループルール 1」はそのまま。

タイプを「SSH」に設定することで、SSH接続ができるようになります。これはEC2にSSH接続する際の、非常に重要な設定です。
また、ソースタイプを「任意の場所」に設定することで、送信元が 0.0.0.0/0 のルールを指定する、つまりどのIPアドレスからのアクセスも許可されることになります。今回は検証用なので、この設定のままにします。

スクリーンショット 2022-08-05 18.03.46.png

・下部にある「セキュリティグループルールを追加」を押下し、
「セキュリティグループルール 2」、「セキュリティグループルール 3」を追加。
・「セキュリティグループ 2」の設定
→タイプを「HTTP」、ソースタイプを「任意の場所に設定」
・「セキュリティグループ 3」の設定
→タイプを「HTTPS」、ソースタイプを「任意の場所に設定」

「HTTP」、「HTTPS」のタイプのセキュリティグループルールを追加することで、外部Webブラウザやデバイスからのアクセスができるようになります。

高度なネットワーク設定

今回は触りません。

■ストレージを設定

スクリーンショット 2022-08-05 18.03.59.png

デフォルトのままにします。

■高度な詳細

今回は触りません。

■概要

スクリーンショット 2022-08-05 18.04.34.png
誤設定がなければ下部の「インスタンスを起動」を押下し、EC2インスタンスが作成されます。

④EC2ダッシュボードに戻る

スクリーンショット 2022-08-06 15.05.26.png
最初は「インスタンスの状態」が「保留中」になっていますが、遅くとも1、2分以内には上記画像のような状態になります。

⑤注意

インスタンスを起動したままにすると、料金が発生してしまいます。
検証で起動する場合以外は、下の画像の「インスタンスを停止」を選択することが望ましいです。

スクリーンショット 2022-08-06 15.10.11.png

あとがき

今回は外部公開できることを想定したハンズオンです。
状況によってはセキュリティグループルールを変更したり、プライベートサブネットに配置する必要があったりと、用途や設定は様々です。

次項ではEC2へSSH接続し、ログインする方法について投稿致します。

ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます。

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