「Core i7-12700K」CPU搭載のHyper-Vでゲストが「Ubuntu 22.04」標準カーネルを使うとカーネルパニック発生?
Q&A
Closed
発生環境
- 【Hyper-Vゲスト】
Ubuntu 22.04 LTS
カーネル: Linux 5.15.0-87-generic ※2023.7頃構築当時の標準カーネル
- 【本番環境のHyper-Vホスト】
プロセッサ: 12th Gen Intel(R) Core(TM) i7-12700K 3.6GHz
実装RAM: 16GB
OSエディション:Windows10 IoT Enterprise LTSC
バージョン: 21H2
システムの種類:64ビットOS
発生の様子
開発環境のHyper-Vゲストをエクスポートし、
本番環境のHyper-Vホストで「仮想マシンをコピーする(新しい一意な ID を作成する)」で初回起動させたところ、
カーネルパニックが発生しました。
[発生したカーネルパニック部分抜粋(キャプチャ画面からGoogleレンズでテキスト抽出)]
0.170123] CPU: 0 PID: 1 Comm: swapper/0 Not tainted 5.15.0-87-generic #97-Ubuntu 0.1703351 Hardware name: Microsoft Corporation Virtual Machine/Virtual Machine, BIOS Hyper-V UEFI Release v4.0 11/01/2019
0.170592] Call Trace: L 0.170812] <TASK>
0.1710191 show stack+0x52/0x5c
0.171229] dump_stack_lul+0x4a/0x63
0.1714301 dump_stack+0x10/0x16
0.171665] panic+0x15c/0x334
0.171868] ? putname+0x59/0x70
0.1720691 kernel_init+0x150/0x150
0.1722691 ? rest init+0x100/0x100
0.172517] ret from fork+0x1f/0x30
0.1728251 </TASK>
0.173143] Kernel Offset: 0x6c00000 from Oxffffffff81000000 (relocation range: 0xffffffff80000000-0xffffffffbfffffff) 0.173450]-[end Kernel panic not syncing: No working init found. Try passing init option to kernel. See Linux Docume
ntation/admin-guide/init.rst for guidance.
回避策
2回目の起動でGRUBメニューから「Advanced Options for Ubuntu」を見ますと、
別のカーネル「Linux 5.15.0-82-generic」がありましたので、選択しましたら、
正常起動できました。
ご質問内容
(1)これは、既知の問題でしょうか?
(2)先日(2023.12.21)「Ubuntu 22.04」をインストールすると標準カーネルが「Linux 5.15.0-91-generic」になっていましたが、
これはこのカーネルパニックが発生する問題が解決されているでしょうか?
(補足)回避策を行った当日は臨時対応ということで、後日ゲストを再構築して納品したのです。
その際は最初から「Linux 5.15.0-82-generic」で起動するように構築したので、
「Linux 5.15.0-91-generic」ではどうなのかを試せていません。
以上です。
よろしくお願いします。
(2023.12.26 追記)
本件は、Ubuntu日本語フォーラム > Ubuntuに関する質問(id=21896) にも報告させていただきました。