2. アンテナ製作編:市販と手作りの2本立て
本章では、衛星地上受信に使用している2種類のアンテナについて紹介します。
1つは市販の V型ダイポールアンテナ+LNA を組み合わせた構成、もう1つは自作による クロスダイポールアンテナ です。
どちらもSatNOGSでの衛星観測に活用しており、特徴や作り方、性能の違いを簡単にまとめました。
2-②. お手製クロスダイポール+LNA構成
使用製品
- アンテナ:https://www.ne.jp/asahi/ja1cpa/ja1cpa/newpage20140926.html
最下段の☆ 435MHz エレメント位相式クロスダイポールアンテナを参考に作成 - 同軸ケーブル: シュベッルトップを施工。上記同HP中段を参照 回り込み回避 7.★写真で見る作り方 2014/9/29
- LNAアンプ:Amazonの広帯域LNAアンプ(B07H6JHZSH)
接続構成(簡易図)
[自作クロスダイポールアンテナ]
│
[LNAアンプ]
│
[同軸ケーブル];シュッベルトップを施工
│
[SDR受信機]
特徴
- アルミΦ4mmを使い、風でもアンテナがふわふわしない
- 小型・軽量でベランダや屋根上への仮設に向く
- LNAにより受信感度が大きく向上
- 専用設計ではないため、指向性や偏波特性はやや曖昧
実際の設置写真(南北、東西にダイポールをが広がる形)
#### 実観測データ
衛星 LASARsat
https://network.satnogs.org/observations/11888838/
無指向性までとはいかないが、衛星からのデータ取得の強度が強めに感じるのと、1→2つ分のデータが、得られるようになった
AX. 25にSatNOGS側で変換された状態
RSP-03はGFSK 9600での送信は計画なさそうなので参考です
次回は、市販の無指向性のQFH-435を購入して比較予定
関連記事リンク
1.はじめに:リーマンサット
2-1.アンテナ製作① V型ダイポールアンテナ
2-3.アンテナ製作③ 市販QFHアンテナ評価
3.SatNOGS構築編:地上局の立ち上げ