リーマンサット RSP-03 受信チャレンジの歩み
〜自作アンテナからSatNOGS受信局構築まで〜
概要
本記事は、リーマンサットプロジェクトの人工衛星 RSP-03 の受信にチャレンジする過程を記録したものです。
自作アンテナの製作、SatNOGSを使った受信局の構築、GitLabでの連携、そして打ち上げ後の受信・解析までを順に紹介します。
これから衛星通信に挑戦したい方、SatNOGSに興味がある方の参考になれば幸いです。
以下のように個人的記事を日記的に残していきたいと思います
1. はじめに:RSP-03と私の関わり
- RSP-03衛星とは?(目的、通信方式、ミッション概要など)
- 私が地上受信チームに関わることになった経緯
- 本記事で伝えたいこと
2. アンテナ製作編:市販と手作りの2本立て
2-1. V型ダイポールアンテナ(市販+LNA活用)
- 使用した製品
- 構成、使い方、性能
- メリットと注意点
2-2. 自作クロスダイポールアンテナ
- 参考資料:JA1CPAさんの製作記事
- 製作材料と道具
- 長さ・寸法、設計の工夫
- SWR調整や設置方法
- 製作時のエピソードや注意点
2-3. 比較まとめ
特徴 | 市販V型ダイポール | 自作クロスダイポール |
---|---|---|
組み立てやすさ | ◎ | △ |
コスト | △ | ◎ |
カスタマイズ性 | △ | ◎ |
性能 | ○(LNAで補完) | ○〜◎(調整次第) |
3. SatNOGS構築編:地上局の立ち上げ
- SatNOGSとは?
- ハードウェア構成(SDR, RPi, アンテナ, LNA)
- ソフトウェア構成とインストール手順
- SatNOGS DBへの登録と観測局の設定
- テスト観測(例:NOAA, LASARsat)で動作確認
これ以下は、実際にリーマンサットプロジェクトに参加し、SatNOGS上に今後打ちあがるRSP-03を受信する環境構築の試行錯誤をこれ以後つづっていこうと思います
4. RSP-03対応:変調方式と復調チャレンジ
- RSP-03の使用変調方式一覧
- AFSK 1200bps
- GMSK 9.6kbps
- 4FSK 24kbps
- OQPSK 24kbps
- AFSK:Direwolfで対応
- GMSK:gr-satellites利用例
- 4FSK・OQPSK:復調器の開発検討と難しさ
- LASARsat受信経験との比較
5. GitLabでの開発・連携メモ
- gr-satellitesとの連携の流れ
- GitLabでのIssue作成例
- Merge Request提出とレビュー
- SatNOGSコミュニティとのやりとり(良かった点・課題)
6. 作業時間と進め方(ゆっくり構築する方法)
chatGPTに相談しましたが、全く日程間が合わないです 笑
ペース | 想定期間 | 内容 |
---|---|---|
毎日作業 | 約4ヶ月 | 集中的に開発+テスト |
週末中心 | 約6〜9ヶ月 | ポツポツ進める進行でも対応可能 |
ゆっくり+応答待ち含む | 9ヶ月〜1年 | 負荷を抑えて着実に進行 |
- 各変調方式ごとの対応時間感覚
- SatNOGSやGitLabからのフィードバック待ちも含めた流れ
7. 打ち上げ後の受信チャレンジ
- 初期受信レポート(予定)
- テレメトリ解析の工夫
- 今後の課題(デコード精度、記録方法など)
- 他のアマチュア衛星との違い
8. おわりに
- 振り返り:衛星通信受信の楽しさと難しさ
- 今後の計画(別衛星対応、アンテナ改善、MLによる復調など)
- 読者への呼びかけ:気軽にコメント・フォロー・質問ください!
参考リンク
- RSP-03公式ページ:https://www.rymansat.com/archives/15436
- gr-satellites:https://github.com/daniestevez/gr-satellites
- SatNOGS公式:https://network.satnogs.org/
- JA1CPAアンテナ製作記事:https://www.ne.jp/asahi/ja1cpa/ja1cpa/newpage20140926.html
関連記事リンク
1. はじめに:リーマンサット
2-1. アンテナ製作① V型ダイポールアンテナ
2-2. アンテナ製作② お手製クロスダイポール
2-3. アンテナ製作③ 市販QFHアンテナ評価